連日相次ぐ、冬山での遭難・事故
2006-02-12
先日来、八ヶ岳連峰の山で遭難や事故のニュースが相次いでいます。ちょうど自分が行って来たばかりだったので、改めて地図を広げて見直してみたりしています。
テレビや新聞の報道だけでは、詳しい入下山ルートなどは分からない部分もありますが、もしかしたら私達が通ったかもしれないルートも。
私達は、3日に赤岳登頂を狙って悪天候に阻まれ撤退し、4日に再挑戦したわけです。もし予定通り3日に赤岳山頂まで行っていれば、4日は硫黄岳や阿弥陀岳を目指していたかもしれません。
また昨日には、福島県の安達太良山で山スキーに出掛けたまま帰らないパーティーがいたり(12日夕方に無事救出)、新たに今日夕方には熊本県阿蘇山で1名が滑落したというニュースも飛び込んで来ました。
今シーズンは、12月の早くから大量の降雪がありました。
その雪は一旦かなり締まっていますが、その後の積雪が「表層雪崩」を起き易くしていますし、また寒気の合間の暖気は大規模な「全層雪崩」を誘発する恐れがあります。
まだまだ、2月中旬です。
高山でなくとも、一旦様子が変われば標高が1,000mそこそこでも、山は予想外の猛吹雪・大荒れとなることもあるでしょう。
冬山への入山は、たとえ慣れた低山でも、計画・装備などくれぐれも充分な準備を怠らないようにしたいものです。
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