本当は言いたくないけど、もう一度「苦言」…
2001-07-30
下界は暑い日が続き、雨が降らないから畑ものが上手く育たないとうちのお義母さんが嘆いています。今年は山の上のお天気は何だか中途半端で、一日中晴れてスカッとした日が少ないように思います。受付に座っていると外からの風が冷たく、私はまだ長袖…下界の皆さんゴメンなさい。
さて、今日はまたまた山小屋管理人の立場から「苦言」をひと言。本当はこんな事は言いたくないのですが、でもやっぱり言いたい!!
今に始まったことではないのでしょうが、毎日のようにいらっしゃる「遅くご到着のお客様」。昨日はPM7時過ぎにお一人、今日も夕方5時以降に何組かのパーティが到着されました(先日は、夜9時に到着のテントの大学生もいました)。それからお部屋に入られてお夕食。「食事はまだ食べられますか?」と聞かれれば、もちろんお夕食もお弁当もご用意します。
でも、『早立ち、早着き』は昔から山歩きの鉄則。山のお天気は変わりやすく、今日も夕方から濃いガスが雨に変わり、気温もかなり下がりました。朝の涼しいうちに行動を始め、見通しの良い早い時間に目的地に着くことがどんなに大事なことか、改めて考えていただきたいと思います。遅い到着の影響で、また翌日の出発が予定より遅れるという悪循環もよくある話です。時には下山先のバスに乗り遅れまいと焦って事故を起こす事もあるのです。
遅くご到着のお客様がお部屋に入られる頃には、他のお客様はもう就寝の用意をしていらっしゃって小さなトラブルに繋がる事もあり、小屋番としては本当に神経を使います。
いろいろな事情で早朝の出発が無理な時もあるとは思いますが、「僕たち、いつもこういう行動パターンだから」等と平気でおっしゃるお客様には、「どうか、他の皆様のご迷惑も考えてください!」と言いたい言葉をゴクンと飲み込んで、引きつった笑顔で受付けに座る新米管理人です…。
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