次の記事
ただいま!!…「管理人の日記」再開
2001-07-05
食堂の様子、再び
一週間ぶりに帰って来ました。「管理人の日記」お休み中は、どうやら「掲示板」で賑わっていたようですね。有難うございました(笑)
小屋開けの時はヘリでの入山だったので、今回下山・入山と北又からの道を歩いてみて、登山者の皆さんの気持ちを十分に味わって来ました(笑)山菜を採ったり、デジカメで写真を撮ったり、恵振山では30分のお昼寝…。登り始めるまでは一人は淋しいなぁと思っていたのですが、ゆっくりゆっくり自分の身体と相談しながら、そして周りの景色をかみしめながらの一人旅もまたそれなりでした。
熊に遭遇しないかと心配した実家の母が「お父さんがいつも下げていた笛を持っていくように」と昨日届けてくれましたので、それを首からかけて登ってきました。
それにしても暑かったぁ!!下界では全国的に猛暑だったそうですね。私も八合目あたり、時刻はAM10時を過ぎる頃には、もう暑さでバテそうでした。水が欲しくて欲しくて、チョッと飲み過ぎたようです。
…皆さんに謝らなくては。途中で咲いていた花たちを沢山デジカメで撮って来たのに、小屋に着いてからパソコンに取り込もうとしたら、上手くいかなくて…。原因は判ったのですが、お陰で今日皆さんにお見せしようと思ったその写真が全部ボツになってしまいました。それで今日の写真は急遽もう一度小屋の中です。ごめんなさい。
今、小屋の周りと周辺の登山道はもうすでに花盛りです。北又からの登山道にはサンカヨウ、シラネアオイ、キヌガサソウ、ミズバショウ、オオサクラソウ、何種類ものスミレ達、ツツジ…、そして小屋の周りは今ハクサンコザクラが満開です。それからチングルマ。本当にきれいです。近々またその可愛い花たちの写真も必ずUPしますから、お待ちください。
今日は朝日小屋には私一人です。哲也は救助隊の夏山事前パトロールに参加し、明日白馬大雪渓を登る為、今日午後から下山しました。でも、PM7時を過ぎてからお一人素泊りのお客様がありました。テント場にもお一人。
小屋の中に一人きりはやっぱり淋しいですね。暑さを避けて誰か登っていらっしゃいませんか?? お待ちしています(笑)では、では。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2001/07/d20010705a.html
やっぱり淋しい、ひとりの朝日小屋
2001-07-06
雨だれが激しく、小屋の看板も淋しそう
今日は雨風がひどく、予想通りお客さんはナシ。一人きりで小屋番をしています。いろいろモタモタしていたので、PM9:00になってやっと夕御飯。
実は昨日、NH○のAM6:00前の時間帯の「おはようにっぽん」という番組の中で、先日NH○富山で放送された分の映像がダイジェスト版で流れたそうです。私はちょうど入山日だったので見られなかったのですが、いろいろ「見たよ!!」というご連絡も頂きました。掲示板にも出張先で見てくださった方の書き込みがあり、本当に嬉しい限りです。
明日は「七夕」。満天の星空が見たいなぁ。やっぱり高い山の上での天の川はそれはもう本当にステキ!! 早く梅雨が明けて青空が戻ってきますように…。淋しい管理人よりの願いごとです(笑) では。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2001/07/d20010706a.html
今日は元気な管理人!?…頂上までパトロール
2001-07-07
頂上までの登山道で、キヌガサソウの群生
一人きりの管理人生活も2日目。今日は昨日のお天気がウソのように晴れ上がりました。朝のお散歩、バンザイの丘〜センターの後ろ〜小屋の周り。賑やかに咲き始めた花たちも昨日の雨風で少しかわいそうでしたが、朝露に濡れた姿もまたステキでした。
昨日はずっと事務の片付け、夜は風の音も余り気にならずにぐっすり眠る事ができました。自分が結構図太い神経の持ち主だった事を再認識、一人も案外いいかも…などと思い始めました(笑)
昨日が大荒れだったので、多分白馬大雪渓からの入山者が殆どいなかったのでしょう、せっかく良いお天気になったのに今日もお客様はゼロ。午前中は電話の応対や荷上げ物資の件での連絡、そしてパソコンに向かって仕事。でも午後からは行って来ました、頂上まで!! 小屋開けしてから初めてだったので、遠足に行く子どもみたいにルンルンでした。
…皆さんにお見せできないのが悔しいくらい、本当に花たちが一斉に咲き始めています。朝日岳に何度も登っているのに、こんなに花がステキな山だったのかと今更ながら思いました。この山に、この朝日小屋に管理人としてシーズンを通して居られる事が、こんな贅沢な事はないのでは、と思えるくらい幸せな事だとつくづく実感しました。頂上へ辿り着くまでに何度足を止めて溜息をついたことか。デジカメでは雰囲気が上手く伝わらないのが本当に残念です。
まだ雪解け直後に咲き始めた花たちですが、小屋の裏手ではニッコウキスゲも見つけました。本格的な夏山シーズンに入る20日頃には、今まで以上まさに「百花繚乱」となりそうです。どうぞお楽しみに。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2001/07/d20010707a.html
七夕の夜、皆さんはどこで星空を眺めていらっしゃいますか??
2001-07-07
今日の夕焼け その1
一人淋しく七夕の夜を迎えた私ですが、今この日記をUPしようといつもの場所へ来てみたら、窓の外には「満天の星空」ならぬ「数え切れないくらいの漁り火」…。これも朝日小屋でしか見られない「夏の夜の光」ではないでしょうか。今夜は富山湾だけでなく、遠く能登半島沖にも無数の明かりが浮かんでいます。富山湾の光ははっきりと輝いて見え、遠く能登半島沖の明かりは少し薄く幻想的です。
きっと皆さんは何処かでロマンティックに花火なんか見ていらっしゃる事でしょうね。でも今私はこの瞬間、この無数の明かりを独り占めにしています。これもかなりのロマンティック…。夕焼けもとてもステキでした。ついさっきは、流れ星も見たんです。
想い出に残る七夕の夜になりました。では。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2001/07/d20010707b.html
今日の夕焼け その2
2001-07-07
時間とともに移り変わるその色合いが、なんともいえません。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2001/07/d20010707c.html
夏の花です、ニッコウキスゲ
2001-07-07
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2001/07/d20010707d.html
白馬岳〜朝日岳間の登山道の様子など
2001-07-08
鉢ヶ岳の雪渓の様子
夏山の最盛期を前に、富山県警山岳警備隊の古崎隊員と朝日岳方面遭難対策協議会の救助隊メンバーによる「夏山事前パトロール」が実施され、今日は白馬岳から朝日岳に向かって登山道の確認・整備とベンガラによるマーキングが行われました。
それによると、残雪の状況としては、鉢ヶ岳のトラバースは昨年の半分以下(昨年が多かったので、例年並み)。殆ど夏道が露出していますし、まだ少し残っている雪渓にも、ベンガラによるマーキングをしてきたという事です。
昨年かなり遅くまで雪に覆われていた小桜ヶ原は、木道が露出し夏道での歩行が完全に出来るようになっています。
「白馬水平道」については明日確認に行く予定ですが、「水谷」付近の雪渓が不安定で崩壊の恐れがありますので、安全が確認されるまではやはりまだ「通行止め」にするという事です。開通の目途については今後の天候次第という事もあり、まだはっきりは言えない状況ですので、その件についてお知りになりたいお客様は朝日小屋にご確認ください。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2001/07/d20010708a.html
倒木を切ったり、登山道の整備も
2001-07-08
遭難対策協議会メンバー No.3は…黙々と仕事をする哲也です。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2001/07/d20010708b.html