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夏山後半戦(!?)の始まりです
2001-08-01
まだ咲いています、ハクサンイチゲとハクサンコザクラ
今日から8月。今晩この時間は下界の街の灯りや、漁り火の灯りがとてもきれいです。毎日のニュースで下界の「最高気温」を聞く度に、「真夏の暑さを忘れた」朝日小屋のみんなはフウーッと溜息をつき、「下界に帰りたくないなぁ…」とつぶやいています。
今朝はミーティングを長々しました。みんなのアルバイト生活も折り返し点に来て、いろいろ反省したり注意点を出し合ったり、バタバタした毎日の中で、何よりお客様に喜んで頂き、また自分たち自身も楽しく働き易い環境を作っていくためにも、もう一度掃除の仕方や厨房の中での動き方などを総点検しました。
自分の家では後片付けや掃除などしたことのない若い子たちですから、きっと朝日小屋のバイト生活はかなりキツイのではないかと思いますが、休憩時間の様子などを見ていると、結構楽しくやってくれていますのでホッとしています。
今日は哲也をはじめ、孝太・慎ちゃん・祥滋の4人が明日の「ボッカ」のために北又小屋まで下がりました。最近の若いアルバイトはボッカを好まないようですが、昨日もてらちゃんとゆうすけが20Kづつ担ぎ上げてくれましたし、本当に頼もしいみんなです。
短い夏山のシーズンも後半に入りました。どうか8月もお天気が良く、事故や遭難がありませんように。
携帯電話に接続する為に部屋を移動したり電波の状態が悪かったりと、なかなか「掲示板」の書き込みにはお返事が出来なくて申し訳ありませんが、「掲示板」もメールも必ず読ませて頂いています。引き続き「管理人日記」も頑張りますので、応援を宜しくお願いします!!
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2001/08/d20010801a.html
8月初めの夕焼け
2001-08-01
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うれしいことや考えさせられたこと…、いろいろありました!!
2001-08-02
夕焼けに輝く今日の雪倉岳・白馬岳…、左端に見えるのは「月」です
ボッカに行っていた4人組、暑さにも負けずに帰って来てくれました。ルスを守っていたみんなも4人のいない分をカバーして頑張ってくれました。昨日のミーティングを受けて、掃除やお客様のお食事の用意にも一段と力が入って来た朝日小屋です。
小屋の周りしかウロウロ出来ないのが何だかとても残念で仕方ないのですが、管理人は今日もデジカメ片手に小屋の前や後ろを行ったり来たり。
今日もいろいろありました。いい事もあったのですが、腹の立つこと、考えさせられた事も…。
月がとてもきれいです。満天の星を見に来ませんか??
…明日もガンバロウッと!!。(長女に「頑張ろう!が多すぎるんじゃない?」と言われてしまいましたが)
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小屋の周りで
2001-08-02
小屋の周りで、ヨツバシオガマ
きれいに咲き誇っています。
皆さんにステキな花たちの様子が見ていただけると思うと、うれしいです。…デジカメを替えて良かった!!
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「かもしか」のこと
2001-08-03
朝日平の様子、まだ雪解け水が流れています
私は毎日「かもしか」で、この日記を書いています。能登半島や日本海の見える側にあり今は男の子のバイト部屋、別名「かもしか」…この名前は、28年前も今も変わっていません。
高校・大学の頃、古い小屋での「かもしか」は本当に「屋根裏部屋」でした。それこそベニヤ板一枚でお客様の部屋と区別され、しかも台所の真上にあり朝はご飯を炊く重油バーナーのゴーッという音で必ず起こされるような、そんな「タコ部屋」のような部屋でした。厨房から垂直のはしご階段が3段ほどあったのですが、寝ぼけてその階段を踏み外して落っこちた事もありました。想い出いっぱいの「かもしか」でした。
でも、今もこの部屋にいるのがとても落着きます。若いバイト連中の部屋なので、日記をUPする時の他は用事があるとき以外はあまり入らないのですが、白馬側の女の子たちのバイト部屋「オコジョ」よりも落着く大好きな部屋です。
ここからは、この頃毎日下界の街の灯りや漁り火が見えるのですが、昨日はいろいろ考えました。…「越冬してみようかしら!?」…9割は冗談ですが、1割くらいは本気もあったかナ。小屋閉めまでに考えてみようかしら(笑)
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ドタバタしていました、3日ぶりです
2001-08-06
今日は朝日小屋の女の子たちをご紹介します
3日ぶりです、お久しぶり。週末の忙しさもあったのですが、混雑の中小屋の中で唯一携帯が繋がる「かもしか」の部屋をお客様に使って頂いていたので、丸2日間「管理人の日記」はお休みさせて頂きました。
4日(土)は物凄い悪天候で、お客様はもちろん小屋も本当に大変でした。実は常々私の中では、「雨降りの100人のお客様」と「晴天の200人のお客様」は全く一緒、という実感があるのですが、当日は週末だったので結構お客様もおいでになりその上台風並みの雨と風、そして雷とそれは凄かったです。しかしお客様の到着時刻が早くまたこちらの対応も素早かったので、大きな混乱もなく終りました。
それにしても「私の娘や息子のようなアルバイトたち」は、連日夜明け前から夜遅くまで本当に良く働いてくれています。もうなんて言ったらいいか、益々チームワークもバツグンです。今日はゆうすけと祥滋がボッカで上がってきたのですが、なんとあれだけみんなから心配されていた祥滋は20Kを頑張り、ゆうすけは3回目で25Kを楽々クリアしました。その荷物の重さもさることながら、祥滋を励まし送り出したみんなと、祥滋をかばいながら一緒に登ってきたゆうすけ、そして最後の最後まで荷物を担ぎ上げて自信をつけた祥滋…そんなみんなの若さに脱帽です!!
そして紹介します、女の子たち。外仕事が大変な男の子たちをカバーして、本当によく働きやってくれています。左奥から時計回りに…
長女の沙知代、3女のかなえ、仕事の合間に勉強している頑張り屋のあゆみちゃん、貫禄の“陽子ママ”、4女の結、やっと登場・さやかちゃん、そして現役山岳部の静香ちゃんです。
お客様から「若いスタッフの皆さんが良く頑張っているネ!」と言われますが、自分の子どものようなメンバーに助けられ私も若くなったつもりで、またまた頑張ります!!
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ゴミ箱を撤去しました!!
2001-08-07
8月6日(月)の「朝焼け」、きれいでした
皆様にご報告します、…朝日小屋から「お客様用のゴミ箱を撤去」しました!!
実は今年は小屋開けの最初から「ゴミをどうするか」という命題を抱えたまま、シーズンに入りました。昨年までは当然のように「ゴミは小屋で回収する」ということをしてきたわけですが、今までも年々増え続ける「ゴミの山」にかなり大変な思いをしてきました。
「ゴミ箱を完全に撤去し、自分のゴミは持ち帰っていただく」、…簡単なようですがここに至るまでにはいろいろ考えてきました。自分の小屋で売っているビールやお菓子等から出るゴミまで持ち帰ってもらうのか、朝日小屋でゴミを置かなければ、もしかしたら登山道でゴミを捨てないか、登山者の皆さんの反応は…、そして今まであった2階のゴミ箱だけを片付けて、1階や外のゴミ箱も今日までは置いていたのです。
しかし、ゴミ箱を置いておくことによってどんな現象が起こっているか。捨てないで朝日小屋まで持って来たゴミを、「あら、ここの小屋はゴミを置いていっていいのね」と捨てていくお客様、「3日間ガマンしてきたけど、助かったわ」とおっしゃる方、「白馬の弁当の残りだけど、いいよね」と残飯を捨てていかれる方…。毎日ゴミを焼却しているわけですが、それに費やす労力は本当に大変です。
そして、環境問題。高山植物を始めかけがえのない自然を守ろうと努力している山小屋が、ダイオキシンを撒き散らして良いわけがありません。山小屋のゴミ処理問題はコストのこともあり、やっと議論と実践がされ始めているようですが、朝日小屋のような「零細企業」ではなかなか思うように事は運びません。
昨日お泊りのお客様も「想い出ノート」に書いていらっしゃいましたが、登山者の意識も改善されつつある中で、「ゴミは必ず持ち帰る」と決めていらっしゃる方とそうでない方がいらっしゃるなら、「ゴミは山に置いていかない」という大勢の声を集めていくべきだとも思うし、山小屋の立場も明確にするべきだという結論に達したわけです。
朝日小屋の長い歴史の中で(!?)ゴミ箱を撤去したのは初めてです。ゴミ問題に関しては、これからもいろいろ試行錯誤と工夫を繰り返していきたいと思いますので、ご協力を宜しくお願い致します。では。
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8月6日の「朝焼け」と前朝日
2001-08-07
昨日の朝、発電機を回しに行って。あまりにきれいだったので、デジカメを取りに走りました。
前朝日と「朝焼け」、そして月もまだきれいでした。
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