「管理人の幸せ」・・・
2001-08-30
今日、小屋の裏手をウロウロしました。アルバイトのみんなは屋根の上でお昼寝中、管理人は一人でお散歩に出掛けました。といっても、エプロンつけて長靴を履いたままデジカメとコンパクトカメラを片手にちょっとそこまで…。
…そうやって、ひとり時間を気にせずウロウロできる時には、この上ない「管理人の幸せ」を感じ始めている私です(笑)。
今小屋の周りは初秋の雰囲気が漂い始めているのですが、でもちょっと裏へ回ってみるとまだまだ色々な花が咲き、この山の懐の深さを感じずにはいられません。初夏を彩るミヤマキンポウゲはまだまだ綺麗に咲いているし、ヨツバシオガマも残っています。雪解けを待って咲くハクサンイチゲもありました。ミヤマホツツジも満開です。とてもおもしろい花の形が珍しいですね。
そうかと思えば、秋の花たちもいっぱいです。リンドウやキキョウもたくさんあります。
チングルマもまだ少し咲いていましたが、その殆どは散ってしまい、実が風に吹かれていました。チングルマは実が風車(稚児車)に似ていることからその名が付いたそうですが、今の時期朝日小屋の周辺ではチングルマが色々な顔を見せてくれています。
満開のチングルマは私たちの目を楽しませてくれましたが、たとえ実になっても、ゆっくりとその実を眺めていると、また違ったステキな表情を発見できることを知りました。
朝日岳は本当に花たちの宝庫です。移りゆく季節を感じながら、本当にそう思いました。そして「管理人の幸せ」をいっぱい感じた、そんな時間でした。
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