校長先生からのメッセージ
2009-07-30
28・29日に行われた、地元・朝日中学校の学校登山の続報です。
朝日中学校のN校長先生からメッセージが届きましたが、読んでいて涙がこぼれるような内容だったので、掲載させて頂くことにしました。
N校長先生、あしからず。
…以下、原文のまま。
先ほどはご丁寧に電話ありがとうございました。
早速ホームページを開かせてもらいました。保護者の皆さんにまで気を遣っていただきありがとうございました。内容については明日生徒や先生方にも紹介したいと思います。
- 中略 -
私が本校に来て3年、生徒たちは、中学生らしい問題を抱えながらも、情緒的にとても安定して、様々なことに前向きに努力してくれます。これは、この朝日岳登山が大きく影響しているのではないかと感じています。
私は登山はしませんが、将来ある子供達には、やはり、自分の力で挑戦し、自分の力の限界や可能性、周囲の温かい支えや自然の偉大さ、人間を越える大きな神秘を体感させる体験は私たち大人が準備してやらねばならないと思っています。
また登山の機会がありましたら、よろしくお願いいたします。
- 後略 -
以上です。
…以下これから先は、私個人の感想です。
…教育現場での様々な問題が指摘される中、事故があった場合の事を考えて、もし少しでも学校と先生方自身の“保身”のようなことを考えられるならば、もしかしたら今回は登山会を中止したとしても、非難は出なかったと思います。
たとえ大荒れではないにしても、多少不安定な天候の中での実施に対して、保護者の皆さんから不安の声があったかもしれません。
それら様々なことを考慮したうえで、最善のサポート体制を取りつつ、校長先生の熱い思いを貫かれた姿勢には、本当に頭が下がります。
N校長先生は、実は朝日岳にもいらっしゃったことがあります。
自然の偉大さや雄大さ、頑張ることの素晴らしさや熱い思いは、充分に持っていらっしゃる方です。
N校長先生からのメッセージを読んで、学生時代に知った、私の大好きな言葉を思い出しました。
『 学ぶとは、胸に真実を刻むこと。教えるとは、共に未来を語ること。』
…中高年の皆さんが山に親しまれること、これは大いに歓迎します。
…同時に、若い世代に、ぜひぜひ山登りの魅力を伝えていって下さい。お願いします。
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