私と山スキー
2013-01-25
まさか、山スキーにハマるなんて…。
この私が、山スキーなんて…。
12年前に山小屋管理人の仕事に就いて、遭対協の訓練などで初めて雪山に出掛けた頃、救助隊のメンバーから「ゆかりちゃんも、山スキーをやってみれば?」と何度か誘われた。
でも絶対に、絶対に、首をタテに振らなかった。
あんな樹林の中を、自由自在にスキーを操って滑り降りられるはずがない。
雪国生まれの雪国育ち。
たしかに子供の頃には、小学校から中学・高校と、学校からのスキー実習などがあり、無理やり急斜面を滑ったのかもしれないが、当時の「子ども心」には『急斜面とスピードに対する、恐怖心』しか残っておらず、OL生活も送っていない私としては、「私をスキーに連れてって!」などとは無縁のその後を過ごしたから。
当時は、(今と比べても)まだまだスキーは「お金のかかるスポーツ」だったし、姉妹の多い私の家で、自営業を営む両親以外に子供をスキーに連れて行ってくれる周囲の大人もいなかった。
そんな私が、50歳を過ぎてから、こんなに「ゲレンデスキー」「山スキー」にハマろうとは。。。
オフシーズンを悶々と、ほぼ「引きこもり」状態で過ごしていた約10年間。
今思えば、もったいなかったなぁ…。
3年前、「そうだ、私も山スキーしてみようかな!」何気なく、フッとそう思ってから。
でも、今だからこそ、いろいろな条件に恵まれて、こんなに一生懸命になれているんだろうな。
楽しいことでも、付き合ってくれる、一緒に楽しみを共有してくれる『仲間』がいなかったら、こんなに夢中になれないこともよく分かった。
今、本当に楽しい。
山スキーに行きたいからと、スキーの基礎技術習得のため昨シーズンから真剣に取り組み始めたゲレンデスキーにも、また山とは違った爽快さを見つけて、ゲレンデにも足繫く通うようになった。
もちろん、激しい山スキーに出掛けた後には、相当の疲労感が残るのも事実だけど、でもまた出掛けたくなるから不思議。
怪我しないよう、仲間に置いて行かれないよう、技術も磨いて頑張りたい。
三峯(みつぼ)は、笹川の裏山。
この積雪期の間は、車が入る最終地点からシールを付けて林道を歩くこと1時間ちょっと。
実は、その昔ここは、地元の小・中学校がスキー実習に行く、立派なスキー場だった。(リフトはないけど)
小学生の時、スキーを担いで、延々と歩いた記憶がある。懐かしい思い出。
こんな所が、今は、私の「コソ練」場所になるなんて。
写真は、正しく(!?)コソ練した、18日の様子。
21日の天狗原山スキーに向けて、とにかくシールを付けて歩かなくっちゃと思い、雪の降る中を出掛けた、貴重な時間。
こんな裏山でも、この日は、フワッフワッ、パフパフのパウダーだった。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2013/01/d20130125d.html