北アルプス 朝日小屋

朝日小屋 TEL 080-2962-4639(衛星電話)
北又小屋 TEL 0765-84-8809
開設期間外 朝日小屋連絡所
 〒939-0711 富山県下新川郡朝日町笹川 清水ゆかり
 TEL & FAX 0765-83-2318

奥の、山小屋です!

2013-08-01

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7月2日の、朝日平と朝日小屋

 朝日小屋は、北アルプス最北に位置する、奥の山小屋です。

 どこから来ても、長い遠い山小屋です。

 実は今シーズンになって、2件ほど、ご予約をお断りしたケースがあります。
 (もちろん、通常滅多なことでは、宿泊のお断りはいたしませんが)

 今日、そのうちの1本のお電話が掛かってきました。

 「3日だけど、白馬大池山荘から行くんだけど、もしかしたら到着が夜6時くらいになると思うんだけど、よろしく」みたいな(!?)

 申し訳ありませんが、お断りさせて頂きました。

 いろいろと事情はおありなのかもしれませんが、お電話のお話と内容から、他のお客様のご迷惑になるかもしれないということもあり、また遭難防止対策上も「承知しました」と判断できるようなことではありませんでしたので、宿泊のご予約はお断りさせて頂きました。

 白馬大池山荘から朝日小屋へおいでになるお客様も、大勢いらっしゃいます。
 最近の中高年の皆さんなら、10時間以上はかかるのではないでしょうか。
 しかしどなたも、それなりに早出をされて、しっかりと歩いて来ておられます。

 北アルプス最北端に位置する朝日岳は、懐の深い山です。

 そして夏山であれば、しっかり歩ける力さえあれば、どなたにでもお越し頂ける山だと思います。

 しかし、いついかなる時も、しっかりと準備を整えて、山に入って頂きたい事だと考えます。

『早出、早着き』は、山の大原則です。

 朝日小屋への到着は、余裕を持って午後3時頃までに。
 遅くとも、4時頃までには小屋に入って、翌日の行動に備えて心身を休ませましょう。

 足が遅いから、もっとお花の写真を撮りたいから…

 時間が掛かることが予想される方は、その日の出発を早い時間に設定し、余裕のある行動を心掛けてください。
 皆さん、歩く時間はあまり変わらなくても、休み時間の取り方などで大きく差が出てくることもあります。
 あまり休みすぎないように、「テンポよく」歩かれてはどうでしょう。

 装備だけでなく、時間にも心にも余裕を持ち、山を安全に、そして楽しんで歩いてくださいますよう、重ねてお願いいたします。

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ライチョウのひなたち  13.7.9

   

 

速報、蓮華方面雪の状況

2013-08-05

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昨日・8月4日の様子 「吹上のコル」より下がって、上部を眺める ポツンと見えるのは人  

 昨日、山岳警備隊の若木隊員と小屋からPちゃんが出て、蓮華温泉方面を八兵衛平の下まで、偵察を兼ねてベンガラ撒きと雪のカット作業に行って来ました。

 今年は、まだまだ雪が残っています。

 写真で見て頂くと分かると思いますが、長さにしてまだ200m近く雪が続いています。

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 写真で見て頂くと分かると思いますが、長さにしてまだ200m近く雪が続いています。

朝日岳方向から行くと、「吹上のコル」から下は

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 これまでは斜面の急傾斜度を考慮して、高巻きをしてもらっていましたが、

 より安全度を考えて、

通常の夏道ルートに近い形でステップを切り、

ベンガラも撒いてきました。

 高巻きルートには踏み跡も残っていますが、

 ステップを切ってある方向で降りていただくように、お願いいたします。

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 また、蓮華温泉から登って来られると、高巻き道に踏み跡がありますが、ここはピンクのテープで通行止めにしてあります。

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 全体に、「吹上のコル」から八兵衛平の下までは、未だ結構雪が残っています。

 特に朝方は、雪が硬く締まって歩きにくくなっている場合もあります。

 雨が続いていますが、思ったより雪解けが進んでいないのが現状です。

雪上の歩行に自信のない方、不安のある方は、もうしばらくの間、

アイゼンやダブルストックの使用をお勧めします。

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もしかして。。。

2013-08-09

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今朝のお茶タイム  夏の空が眩しい 13.8.9

 もしかして私、今シーズンは、「受難」のシーズンかも(!?)。

 チクチクと。。。

 痛い。。。

 でも、スタッフのみんなが一生懸命やってくれているので、私も頑張らなくては!!!

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タカネナデシコも花盛り 「吹上のコル」近く 13.8.8  

 

お陰様で…

2013-08-19

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ようやく、この笑顔が出るように… 13.8.17

 大変お騒がせしておりましたが、どうにか病も「山」を越えて、少し平静になってきたようです。

 未だ、少し患部に痛み(チクチク感)や痒みもありますが、それでも食べれるようになりましたし、通常の業務には支障がないようになってきました。

 これ以上酷くなったら、『強制送還』(!?)されるのではないかとも思いましたが、最悪の状態の時でも一日中寝込むことはなく、フラフラになりながらも、どうにか夏山シーズンを乗り切れるところまできたようです。

 スタッフのみんな、そして「エプロン部隊」で手伝ってくださった皆さん、ご心配やらご迷惑をお掛けしました。有難う、感謝しています。

 今まで以上に、身体と心の健康に気をつけて、笑顔を絶やさず仕事が出来るよう、ガンバリマス!!!