朝日岳方面遭対協、夏山事前訓練 その4
2009-06-02
何回もこういった訓練に参加していますが、いろいろなことを勉強する度に、本当に『遭難救助』の難しさや大変さを痛感します。
ザイルや様々なギアの使い方、システムを何度も点検し確認。
自己確保の確認、メインのロープやバックアップのロープ、ギアの装着の仕方は正しいのか、声を出しての確認方法、…など等。
救助の現場では、ひとつ間違えば、遭難者だけでなく救助者さえ命を落としかねない状況も生まれかねません。
遭難の現場は、ひとつとして同じ状況にはありません。訓練を重ねるのは、複雑で高い水準を要求される「実際の、遭難現場」で、『遭難者を救助』するため。
一つ一つの遭難現場、それは紛れも無い『真剣勝負』の場であり、そのために辛くてキツイ訓練を黙々と積み重ねる、富山県警山岳警備隊隊員や遭対協隊員。
こういう訓練に参加することで、私自身とても身の引き締まる思いを感じています。
この思い、そしてこのような訓練の場で学んだことを、私は私の仕事である『山小屋管理人』の現場で少しでも役立てていければ、と考えます。
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