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嬉しい便り
2004-05-18
剱岳をバックに、春山警備中の古崎分隊長・谷口隊員と 04.5.2
母の日、去年アルバイトをしていた真理ちゃんから郵便が届きました。
「実家の畑の隅で新芽を出していたお茶を摘みました。朝日小屋の母、ゆかりさんへの“母の日”のプレゼントです。もうそろそろ小屋開けの準備で忙しくされている頃でしょうか。お茶を飲んで、ひと息ついてからがんばって下さいね」という手紙を添えて…。山開きにも来れそうだとのこと。当日は賑やかになりそうです。
彼女の優しい気遣いがとても嬉しく、ほろりとさせられました。本当に有り難う。
先週には、グリーンパトで活躍してくれたじっきーからも手紙が来ました。社会人となってから一年。どうしているかなぁと、折々に心配していた私です。
社会人一年目で生じた「迷い」や「不安」とも、彼女なりに真摯に向き合いながら、『仕事』に対して、緊張感の中にも充実感や達成感を見出し、少しづつ自信を持ち始めた彼女の様子が手紙の内容から感じられました。
いつも前向きな彼女は、きっとこれからも頑張ってくれるでしょう。
去年のアルバイトで、山小屋で稼いだお金を“握り締めて”ロシアでの留学生活へと旅立って行ったヨッシーからも、昨日葉書きが届きました。
留学生活もあと2ヶ月をきった彼、どうやら元気でやっているようです。
嬉しいことに、「朝日小屋の従業員・吉田秀樹」「今年も空きがあったら、働かせてくださいまし」としたためてあり、昨年小屋を下りる時の約束通り、今年も来てくれるようです。待っています。
それから、元・蓮華温泉アルバイトの千晶ちゃんからも掲示板に書き込みがありましたね。今年も山開き登山会に来てくれるようです。
やはり社会人となった彼女は、休みを利用して来てくれるので、いつもいつも忙しい時ばかりでゆっくり話している暇もなく、充分なもてなしもしてあげられずに心苦しく思いますが、こうやって毎年朝日小屋に通ってくれることを本当に嬉しく思っています。
また山開きではバタバタしているでしょうけれど、必ず声を掛けて下さいね!!
01・02年とアルバイトに来てくれた鮎美ちゃんからも、メールが入って来ました。U高校山岳部で活躍した彼女は、卒業後関西地区のお菓子の専門学校で学びました。
小屋に来ても、休み時間を利用してはとても美味しいお菓子を作って私たちに食べさせてくれました。今は、遠く離れた北海道の函館で就職しているようです。
時々は、日記も見ていてくれるのかなぁ…。遠いから難しいかもしれないけれど、山開き頃に来たいと書いてあったから、お休みが取れたら本当に遊びに来てネ。久し振りの再会を楽しみにしています。
みんな、有り難う。
なかなか返事も出さない「筆不精」な私ですが、みんなからの便りに励まされて、今年も頑張ります!
また、朝日小屋で会いましょう!!
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2004/05/d20040519c.html
みんな、どうしてる!?
2004-05-19
慎ちゃんです!元気デス!! 04.4.9
上の写真は、4月に慎ちゃんがカナダから一時帰国した折、我が家へ寄ってくれた時の写真です。とっても元気そうでした。かなり頑張っているようですヨ!
HPに載せるのがとっても遅くなってしまいました。ゴメンなさい!
哲也、頑張っていますか?
さやか、少しは慣れましたか??
拓郎、たまには連絡してょ。
グリーンパトのみんな、元気ですか??また、遊びに来てね。
くーさん、そして貫さん。今年も会いたいですね。
綾花ちゃん、頑張っていますか?
由衣ちゃん、去年は「オニギリの素」有り難う!どうしていますか?
優ちゃん、どうしてる?山には登っていますか??
大志、合格おめでとう!学生生活には慣れましたか?山は登っているの??
茜ちゃん、いつから行くの?山開きには来れませんか??
祥滋、どうョ!?今年も来るんやろ??待っているからね!!
ヒーシー、元気でやっていますか?富山に来たら、連絡してね。
陽子ちゃん、今年こそ登って来てね。待っています!!
みっけチャン、どうしてる?また会いたいね。連絡して!!
裕子ちゃん、直子ちゃん。田植えには来たの??小屋で待っているからね。
ヒトホ、ミッチー。今年は3年生だね。どうしてる?連絡してネ!!
ヒロ、何とか言って来てょ。小屋へも一度くらい来れない!?
てらちゃん、もちろん山開きには来るんでしょ!?休暇取ってね!!
そして、孝太。
手紙有り難う。元気にしていますか?仕事はどうですか??
なかなか休みも取れないでしょうし、朝日小屋に来るとなると一日や二日ではダメだから難しいかもしれないけれど、でも待っています。会える日を楽しみにしています。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2004/05/d20040519d.html
ゆかりの「カンヅメ」…!?
2004-05-20
仕事、していました!!
上の写真は、黒部市内某所のS印刷さんの会議室。
今日の私は、この場所で朝から夜まで「カンヅメ」になっておりました。
この日記を読んでいらっしゃる方の中にも、もしかしたらご迷惑をお掛けしている方たちがおいでになるかと思うと心苦しいのですが。
実は…
亡き父を追悼する、「偲ぶ本」のようなものを作れたらと、生前お付き合い頂いた方々に原稿をお願いしてからかれこれかなりの月日が経ちました。
そろそろ、「あれは、一体どうなっているの!?」とお叱りにも似た“激励”もあったりして、かなり切羽詰った状況になってきました。
シーズンオフの暇な時にやっておけばいいものを、本当にギリギリにならないと動けない性格が、ここでも災いして関係方面にご迷惑をお掛けしている次第です。
そこで…
“見かねた”というか“業を煮やした”S印刷さんの会議室を提供してもらって、「カンヅメ」になりながら、文章書きやら打合せやらをしているというわけです。
家にいると、どうも「仕事」という環境にほど遠かったり、いろいろ電話が掛かってきたり、来客があったりと、まとまった時間を作れなくて困っていましたが、「カンヅメ」の中ではかなり集中できるので、ものすごく助かりました。
今日は“残業”もしました。あと何度か「ゆかりのカンヅメ」も、あるかもしれません。
とにかく、小屋へ入る前に目途をつけなくては…。
本が出来上がって、少しホッとするのは、多分小屋閉め時分だと思います。
原稿をお寄せくださった皆さんが読んでいらっしゃいましたら、この場をお借りしてお願いいたします。
「秋までには何とか形にしますから、もうしばらく猶予をください。よろしくお願いします!」
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2004/05/d20040521a.html
富山県山岳連盟のマッキンリー遠征隊、今朝出発!!
2004-05-21
遠征隊、元気に出発!! JR富山駅にて
遠征隊の皆さん、左から
園川登攀隊長、湯浅食料係、野中装備係、河野会計係、谷口記録係
右は、インタビューを受ける永山隊長
(佐伯成司アドバイザーは、先発隊としてすでに出発)
今日は、北米大陸最高峰・マッキンリー(6,194m)登頂を目指す登山隊の出発の日。
入善署配属の県警山岳警備隊隊員・谷口和幸隊員の出発にあたり、朝日岳方面遭対協から役場事務局の坂口係長と私が、富山駅まで行って来ました。
早朝の出発にも関わらず、隊員の家族や、県岳連の木戸会長、県警山岳警備隊などの関係者をはじめ、大勢の見送りがありました。
永山義春隊長は、「天候が少し心配ですが、全員登頂を目指して、安全第一で頑張って来ます」と力強く話しておられました。谷口隊員他の皆さんもかなりリラックスした様子で、見送りの皆さんの激励に応えていらっしゃいました。
遠征隊は、天候の安定した6月上旬の時期に登頂を目指し、帰国は来月20日頃の予定だそうです。
「指一本、落として来られんがだぞ!!」
…家族はもちろん、関係者の皆さんの思いは同じです。
それぞれの隊員の皆さんが鍛えられた体力と精神力を持って、尚且つ、『山の神様』が与えてくださる“チャンス”にも恵まれ、全員登頂と無事帰還されることを祈ります。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2004/05/d20040522a.html
「早朝デート」、そして「朝帰り」
2004-05-21
谷口隊員と坂口係長、そして私 JR富山駅にて
そうなんです。
今朝は遠征隊のあまりの早い時間帯の出発に、最初は見送りに行けるかどうか、行こうかどうしようか、という思いもあったのですが、坂口係長と二人「やっぱり、朝日町を代表して行ってこんならんやろ!?」ということで話はまとまりました。
遠征隊の出発は、朝一番のサンダーバード大阪行き。富山駅発が6時15分でした。
車で行こうかとも思いましたが、とにかく朝が早過ぎて、富山まで出てもどこへも寄れませんし、電車で行ってすぐまた電車で“とんぼ返り”してくることになりました。
泊駅で、5時4分発の急行能登に乗った二人。坂口係長も私も、まだ少し眠そうです。私など、夜中に中途半端に起きてしまったものだから、せっかくお化粧でもと思いながらやっぱりいつもの“スッピン”(苦笑)。
谷口隊員には、「見送りに行く」とは伝えてなかったので、少々ビックリした様子。でも、喜んでもらえたようでした。
坂口係長、電車が近付いて来て谷口隊員にひと言。
「辛くなったら、恵振山の坂を思い出して頑張れ!!」
うんうん、なかなか朝日モンらしい激励の仕方。。。
納得してはみたものの、なんだか可笑しくなって笑いがこみ上げてきてしまいました(笑)。
「坂口さん、恵振山の坂ぐらいでマッキンリーへ行けるんやったら、私でも行けるかも。ハハハ」と笑い飛ばしてしまった私。
「だって、なんか言おうと思ったけど、オレの判断の基準はやっぱりイブリの坂なんやヮ」と坂口係長。
とにもかくにも、谷口隊員は無事に出発されましたし、坂口係長と私の“早朝デート”は約2時間半で終わりました。
泊駅に着いて知り合いにも会いましたが、「こんな早い時間に、何で電車から降りてくるの?」というような顔をされて「私たち、朝帰り!」と、“素直”に言ったような言わなかったような(爆笑)。
あら、かよちゃん(坂口夫人)ゴメンね!!
追伸
どうやらBBT富山放送局のニュースで、かなり大きくアップになった私の顔が写っていたらしい…。デジカメ写真を構えて、うろちょろする姿も…。NHKのニュースにも…。
あらあら。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2004/05/d20040522b.html
爽やかな朝
2004-05-24
大好きな作品です。
おはようございます!!
上の作品は、
朝日町在住の画家、湯口敏明さんの油絵 『五月の風』 です。
パネルに張った特製のキャンバスに描かれたもので、大きさが約400号、畳4枚近くもあるという超大作です。
旧の大家庄学校と山崎小学校が統合して「あさひ野小学校」が開校した時に、地元山崎地区殿町にお住まいの湯口さんが寄贈された作品だそうです。
湯口さんは、私にとっては“湯口先生”。元々高校の美術の教師をしていらっしゃった湯口さんは、私が高校在学中にちょうどN高校で教えていらっしゃいました。
直接には美術を専攻していなかった私ですが、同級生には今は画家として活躍中の人が二人もいたりして、その彼らを教えていらっしゃった“湯口先生”は、その風貌といい言動といい、とても雰囲気がおありになって素敵で、私たち生徒の憧れの的でした。
「昔も今も、実は抽象画を描いています」とおっしゃる湯口先生ですが、小さい頃から朝に夕に間近に見て来た朝日岳や白馬岳の山並みを、感性豊かに表現されています。
とても素晴らしい、私の大好きな作品です。
超大作の『五月の風』は、あさひ野小学校正面玄関を入った場所に飾られています。
今朝の富山県地方は、とても爽やかな「五月晴れ」です。気持ち良く目覚められた方も多いのではないでしょうか。
仕事、そして勉強始まりの月曜日ですが、今朝のお天気のように「爽やかに」一日を過ごしたいですね。
肉体的にもそして精神的にも、少々ハードな週末を過ごした私。
落ち込むかなぁ、と思いながら朝を迎えたのですが、疲れていた分ぐっすり眠れたからでしょうか、なんだかすっきりと目が覚めました。
いよいよ小屋開けまで3週間。
例によって、まだまだモタモタしている私ですが、今週も頑張りたいと思います。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2004/05/d20040524a.html
銘菓「栂海新道」
2004-05-25
ひとつひとつ、丁寧に手作業で 04.5.25
今日は、どうしても進物として入用だったので、朝から青海町の駅前にある長野屋さんまで行って来ました。
長野屋さんでは法事用の注文があったとかで、ちょうどパパさん(ご主人のことを私は勝手にそう呼ばせてもらっている)が「栂海新道」を焼いていらっしゃるところだったので、図々しくもその様子を少し見せて頂きました。
銘菓「栂海新道」については、以前からこの日記の中でもご紹介していますし、雑誌「山渓」にも載りましたね。
北海道産“大納言”をたっぷり使った「きんつば」の周りに抹茶を溶いたものをコーティングして焼き上げた、味わい深いお菓子で、その抹茶の深い色合いが、まさに「栂海新道」をそのまま表している一品だと思います。
私が見学させて頂いたのは、出来上がった「きんつば」に抹茶をからめて焼くという作業でしたが、時間も手間もかかる職人さんの仕事でした。
写真の中で、作業をしているのは長男の孝一さん。スキーの講師をしたり、ママさんバレーチームを教えたりと、なかなかスポーツマンの好青年です。
(ただ今“花嫁募集中”とか。よろしくお願いします)
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2004/05/d20040526a.html
ひとみママ
2004-05-25
焼印を入れて
いつもは店頭で接客をするひとみさんしか見ていないのですが、今朝は「栂海新道」に焼印を入れていらっしゃいました。家族総出での仕事です。
朝日小屋HPでの紹介も少しは効いたのか(?)、最近は「ホンモノの・栂海新道」を歩いたお土産にと下山後買いにいらっしゃる登山者の方もあり、あるいは進物としての注文もかなり増えているとか。
ひとみさん、かなり真剣な表情です。仕事ですものネ。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2004/05/d20040526b.html