北アルプス 朝日小屋

朝日小屋 TEL 080-2962-4639(衛星電話)
北又小屋 TEL 0765-84-8809
開設期間外 朝日小屋連絡所
 〒939-0711 富山県下新川郡朝日町笹川 清水ゆかり
 TEL & FAX 0765-83-2318

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お知らせ…「坂田峠」の林道について

2013-09-21

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朝日岳山頂直下から、犬ヶ岳と栂海山荘 奥には白鳥山と白鳥小屋 13.9.3

新潟県・上路集落から「坂田峠」に至る林道についてのお知らせ

 新潟県糸魚川市役所・青海支所から入った連絡によると、

 先日9月16日に、台風18号による大雨の影響で発生したと思われる土砂崩れにより、

上路集落と坂田峠の間

 山から下ってきた場合、

 坂田峠から上路集落に向けて約2キロ下がった地点の、「冬道橋」付近で通行止め
 となっております。

 下から、山に向かうと

 上路集落を過ぎ、林道・橋立~上路線を行くと、林道・山姥線に入る三叉路の交差点から約1キロ進んだところ辺りで通行止め。

 約10箇所で土砂崩落があり、通行止めの措置を取っているとのことです。

 復旧の見通しは、10月中旬となるようです。

 以上のことにより、

 もし朝日岳から栂海新道を下った場合、

親不知海岸の最後まで歩き通す場合には、全く問題はありません。

 しかし、親不知海岸まで下りずに、坂田峠でカットしてタクシーを呼ぼうと計画していらっしゃる登山者の場合は、

坂田峠から約2キロ歩かなければいけません。

タクシーも、そこまでしか迎えに来てくれません。

栂海新道を計画中で、坂田峠を使用の場合は、ご注意願います。

 詳細は、新潟県糸魚川市役所・青海支所・振興係
 TEL 025-562-2260 までお問合せください。

 なお、タクシーご利用の場合は、タクシー会社ともご相談願います。

 日帰りで、白鳥山や、栂海新道を途中まで登ろうと計画の登山者の皆様も、ご注意願います。

今日の朝焼け

2013-09-21

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朝日神社と朝日岳 朝陽が昇る頃 am5:31

 今朝は、朝焼け。

 朝日小屋のお客様たちは、皆さん出発が早い。

 早朝5時からの朝食を元気に食べ終えられて、私がお話しする注意事項にもしっかり耳を傾けて頂き、もう5時半には小屋を出る。

 朝日平では、6時になったらもう、お客様の姿はなし。

 『早出・早着』の大原則をしっかり守って頂いて、

 登山者の皆さんの、今日も楽しく安全な山行を祈る、そんな私の毎朝。

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朝日平から 朝焼けの、雪倉岳・白馬岳・旭岳の眺め

居心地の良さ

2013-09-21

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カライトソウの葉 様々に変化しながら紅葉していく姿が、好きです 13.9.20

 この時季、心と時間に余裕を持って、静かに、そしてゆっくりと山を歩いてみませんか。

 ふっと、夏には感じなかった不思議な感覚を、覚えるかもしれません。

 懐の深い、奥の山、静かな山の中の、居心地の良さを感じてみてください。

 小さな花たち、夏の名残りの花たち、秋の姿を迎えた花たち。

 それぞれの様子を、もっとじっくり観察してみてはいかがでしょうか。

 「朝日岳は、もうとっくに、お花は終わっているんでしょ!?」

 なんて、言わせませんから。

 昨日撮った、お花の写真です。

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ミヤマアズマギク
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ミヤマコゴメグサ
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ミヤマリンドウ

 

ちょっとそこまで

2013-09-22

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今日の前朝日と朝日平、そして朝日小屋 ナナカマドも色付いてきて

 朝、太陽が昇ってすぐの頃に写真を撮りました。

 朝の光は、柔らかですね。

 キンコウカの黄葉、そしてチングルマの紅葉もずい分進んできました。

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 その後、午前中の1時間半ほどで、少し歩いて来ました。

 やや曇天で、写真を撮るにはもうちょっとだけ光があれば、とも思いましたが。贅沢です。

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 昼夜の寒暖の差があり、紅葉・黄葉もどんどん進んでいるようです。

 蓮華温泉からの道すがらも、色付きがずい分綺麗になってきて、もしかして見頃も近いのではないかというお話も、登山者の皆さんから聞こえてきています。

9月末(今週末)から10月第1週にかけて、

朝日岳周辺では、紅葉がピークを迎えるかもしれません。

 また、ぜひこの日記の中で、お知らせしていきたいと思います。

 

ヘリの荷揚げ!

2013-09-23

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青空の中、小屋の荷物は2回だけだったが、順調に物輸が完了!

 今日は、木道工事の廃材などの荷下げの日。ヘリコプターが飛びました。

 工事関係のそれに合わせて、小屋の物資輸送もお願いしてありましたが、順調に荷揚げが完了しました。

 わずか2回だけの物輸でしたが、小屋閉めまで3週間余りとなり、最後の最後までの「微調整」としての品物が運び込まれました。

 来シーズン最初の分も合わせて、軽油が6本。
 来シーズン開始前の偵察登山や、小屋開けに使うための食料。
 そして、今シーズン最後までの食料の足りない分を少し。
 …などなど。

 山小屋にとって、ヘリコプターでの物資輸送は『生命線』のようなもの。

 在庫調査や荷物集めから始まって、当日までの緊張感や、無事に荷物が上がった時の喜びと、それは、携わった関係者でないと分からないかもしれません。

 特に、小さな山小屋、シーズン中に何度もヘリが飛ばない山小屋にとっては、ヘリコプターでの荷揚げには、特別の想いがありますね。

 今日は、無事に荷物が上がって、本当に良かったです。

 (…ただし工事関係の下げ荷は、途中からガスって来たので、半分ほどしか終わらず、明日また仕切りなおしですが)

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明日のために…

2013-09-23

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みんなで、乾杯!!!  今夜の様子

 途中ガスってきて、工事関係の荷物は半分ほどしか下ろせなかったそうです。

 荷下げが上手くいけば、午後からの下山を考えていた関係者の皆さんでしたが、結局は小屋で1泊することに。

 なので今夜は、またまた「宴」。今夜は、手巻き寿司でした。美味しかった!

 この「宴」、みんなで明日また頑張るということで。

 そして、どうしても明日、絶対に頑張らなくてはいけないこの人が、今夜は“主役”です。

 ガンバレ、トモ!!!

夜明けの頃

2013-09-24

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今日の夜明け前 am5:13 

 残念ながら朝日平からご来光は拝めませんが、日の出の時刻頃に朝日岳の上空を眺めていると、刻々と変化する雲や山の様子に驚かされることがあります。

 今朝も、綺麗な朝焼けでした。

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日の出の頃、朝日岳の上空が真っ赤に焼けて am5:43

 雪倉岳の雰囲気も、面白かったです。

 たなびく雲にも、心動かされる今朝の様子です。

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am5:53
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am5:58