北アルプス 朝日小屋

朝日小屋 TEL 080-2962-4639(衛星電話)
北又小屋 TEL 0765-84-8809
開設期間外 朝日小屋連絡所
 〒939-0711 富山県下新川郡朝日町笹川 清水ゆかり
 TEL & FAX 0765-83-2318

2022年シーズン、朝日小屋の営業について

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今日は、亡父の命日

2010-06-17

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夕食時は、久しぶりにみんなと一緒に食卓に

 今日は、先代の管理人であり、亡き父・下澤三郎の命日。

 2000年6月17日に亡くなりましたから、ちょうど丸10年になります。

 お酒は殆ど飲めない人でしたが、陽気なお酒の席は大好きで、また話し好きな人でもありました。

 今日の夕食時には、バイトの子に缶チューハイを飾ってもらって、心なしか喜んでいたようです。

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何処を見ているんだろう、何を思っているんだろう

 そして今日の夕方5時頃、外仕事をしていた永生が「ゆかりさん、ライチョウがいますよ」と声を掛けてくれて、外に出ました。
 少しガスっている中を、ライチョウの姿を捜していると…。

 一羽のオスのライチョウが、あの独特の声をあげて鳴きながら飛び上がり、朝日小屋の大きな屋根の上に留りました。

 今まで朝日平でも小屋の周りでも、幾度となくライチョウを見ましたが、朝日小屋の屋根の上にライチョウが留っているのを見たのは、初めてです。

 そういえば、父が亡くなったその日の夕方にも、ライチョウが玄関先に現われ、ずい分長い時間小屋の前から動かなかったと、当時のアルバイトのみんなが話してくれました。

 今日屋根の上に留ったライチョウ、何かを思って、何か言いたくてあそこにいたのかな…。

 今年は、良いことがありそう…。

 

今日の仕事、あれこれ

2010-06-18

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今日の夕方6時頃、朝日平の様子

 今日の午前中は、肌寒い曇り空ながら雨も降らず、いろいろと外仕事が捗りました。
 何しろ、貴重な梅雨の晴れ間です。

 午後からは雨が降り出し、時にかなり強い風を伴って激しく、今現在も降っています。

 そして夕方からは、厨房で『第一回、おにぎり作り勉強会』…(研究会?講習会?検討会?)が開かれました。

 各々が、とりあえず(!)握ってみる、ということに。

 登山者の皆さん(お客様)が口にされるということを念頭に置いて、塩加減、握り具合、形などなどを考えながら、それぞれ挑戦してみました。

 試食は、明日。はてさて、どんな具合に美味しくなっていることやら。

 お客様の絶大なるご要望に応えて、昨年から始めた「おにぎり弁当」。
 今年も、引き続きガンバリマス!!!

   

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新人のトモ君も、作りました…案外、上手!!
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主婦歴 ?十年の私も、作ってみましたょ!!

山の楽しみ方、山小屋の過ごし方

2010-06-21

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「静寂の朝日岳ツアー 2010」のメンバーと、アルバイトたちも一緒に  10.6.20

 「山を楽しむために、山に登る」…もちろんこれは、基本中の基本。

 でも、そこに楽しい仲間が居て、気心の知れた“人の輪”があって、素敵な時間がある。これもまた、大事。

 「静寂の朝日岳ツアー 2010」は、そんな皆さんでこの数年続いている、「この時期限定!」の山歩きです。

 小屋開け直後の朝日岳には、未だたっぷり雪が残っていて、行程の半分以上は夏道も雪の下なので、誰もが登れるというわけではありません。皆さん、アイゼンやピッケルを装備して万全の態勢を準備しての登山です。また、残雪の山歩きといった技術も必要となります。

 そして今年も、そんな力のある皆さんが、朝日岳と朝日小屋を訪ねて来て下さいました。

 天気予報が悪くさぞかし雨に降られてと思いきや、初日の雨も大したことなく、また夕方からは晴れ間が見えて、翌日は青空の下の下山となりました。

 どなたか、「歩く高気圧」の異名をとる方がいらっしゃったとか。

 貸切状態の山小屋も、また良いものです。
 また私たちスタッフとしても、今週末に迫った「山開き登山会」の予行演習、そして夏山最盛期のあれこれ準備としても、いろいろシュミレーションできて、またとない機会となっています。

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「本日貸切り」状態の中、主催者・シュンちゃんの挨拶   10.6.19

 シーズン最盛期の山小屋は、大勢の登山者の皆さんでごった返しているので、仲間内だけでゆっくり楽しく過ごしたいというのは、どんなに願ったとしても叶わないことが多いですよね。
 迎える側としても、本当に心苦しい場面が多いのです。混み合って申し訳ないと思うことも、しばしばです。

 夏山繁忙期をちょっと外れた時の朝日小屋、そしてまた夏の喧騒が過ぎ去った初秋から秋の朝日小屋、そんな時こそ、もしかしたら山小屋が山小屋らしく在る頃かもしれません。

 「残雪の頃はつまらないし、秋になるとお花が見られないでしょ!?」
 …時々そんなことを仰る方もお出でですが、山小屋でゆっくりとした時間を過ごすことも、『山の中』を感じる貴重なひと時ですし、また朝日岳ではお花が無いということはありません。

 静かな山、静かな山小屋。これもまた、楽しみの一つに違いありません。

 出来たら、ぜひ平日に。そして時期をずらして。

 今年は、『朝日岳と朝日小屋を、楽しむ』…そんな山行を計画してみられたら如何でしょう。

 お待ちしております。

 追記
  実はこの日は、夕食の後に、みんなでW杯「日本-オランダ戦」を観戦するというオマケ付きでした。    

 

『原点』

2010-06-21

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この男には、この姿がかなり良く似合う 食堂で 10.6.19

 誰にも、「物事のもとになるところ」、つまり『原点』と呼べるものがあるかと思う。

 今ある私の出発点であり『原点』は、やっぱり子どもの頃に登った朝日岳であり、通い慣れた朝日小屋。

 そしてこの男にとっても、もしかしたらその『原点』は、朝日岳と朝日小屋なのだろうか。

 私が管理人になった最初の年・2001年の番頭さん、哲也。

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お昼ごはんは、やっぱり外で  いつもの光景  10.6.20

 今は、職業として多いに山に関わっている彼だけれど、仕事柄・勤務の関係で、なかなか朝日岳には登って来るチャンスが無いのが現実。

 だけど今回は、ちゃんと休みをもらって朝日小屋に来てくれた。

 厨房に入っている姿は、本当に良く似合う。彼らしいと感じるのは、私だけでないだろう。

 番頭さんをしていたのは、20代前半だった。
 今思えば、23歳の彼と、管理人1年目の私で、よくぞ朝日小屋を切り盛りしていたなあと思う。
 二人とも若かったし、パワーもあった。でも、勢いだけだったかも。

 そんな彼には、これからも頑張ってほしいと思う。
 山のシーズンになると、時々県内ニュース(?)でテレビに映ることもあるけど、いつも母親みたいな気持ちで見ているな。

 早く、一人前に。
 登山者の皆さんのお役に立てるよう、技術もさることながら、精神的にも自分磨きをしていって欲しい。

 あの頃の「熱い気持ち」を決して忘れず、しかし常に謙虚で慢心せず、前に向かって歩んでもらいたい。
 同じように、私も頑張るから。

 『原点』の山・朝日岳と、『帰れる場所』朝日小屋は、いつも見守ってくれているはず。

日記、朝日岳情報、花だより…の3本立てで

2010-06-23

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小屋の周りで咲き始めた、イワイチョウ  10.6.20

 小屋開けの12日から1週間ほどは、機械の調子を上げる為、一日中発電機が動いていました。

 ところが2日ほど前からは、「お約束通り」に、日中は発電機を止める生活が始まりました。

 発電機が止まると、自家発電の電気が来ません。そうなると、必然的にパソコンは仕事をしてくれません。
 パソコン本体のバッテリーだけでは、インターネットも繋がらないのです。

 …なのでこの数日、昼間にも書いていた日記等なども、限られた時間の中でしか書けなくなってしまいました。

 タイミングを逃しながらも、頑張ろうと思います。

 仕事は、今週末の「山開き登山会」に向けての準備が進んでいます。
 今のところ、全てにおいて大きなトラブルも無く、諸々が順調に運んでいます。

 この朝日小屋のホームページ、まだまだ改善しなければいけないところも多いのですが、登山者の皆さん向けには、「お役立ち情報」として次のポイントで今シーズンも発信をしていきたいと思っています。

 管理人日記・・・私らしく。自然体で。心のままに。
           忙しいシーズン中でも、なるべくは書いていくようにしたいものです。

 朝日岳情報・・・登山者の皆さんに、役立つ情報を。
            特に、登山道の様子や残雪の状況などを、分かりやすく載せることを心がけます。

 花だより・・・朝日岳周辺のお花の様子を、写真とともに。
         「旬」を感じていただけるように。

 この3本立てで、頑張っていきたいと思いますので、今シーズンもよろしくお願い致します。

 

まだ少し落ち着かない日々

2010-06-29

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今日の夕焼け  pm6:30

 先週末の山開き登山会が終わり、ちょっとひと息ついたのも束の間、事務仕事に追われています。

 駆け込みで宿題を終わらせようとしている子どものように、明後日の一時下山を前に、7月上旬に予定されている2回目ヘリの荷物の発注に頭を悩ませています。
 何しろ、「忘れ物」がないかが心配です。

 そして今シーズンは、一体どんな夏になるのやら。

 昨夏は、シーズン初めに大きな事故があったり、なかなか梅雨が明けず本当に雨ばかりで、登山者の皆さんも山小屋も、「困惑のまま始まり、終わった」そんな夏山の印象だけが残りました。

 朝日小屋では、シーズン中ヘリでの荷揚げがごく限られています。

 昨シーズンのように、お客様の入込みが予想を大きく外れた時には、せっかくヘリで物輸した食料品などを『下げ荷ボッカ』しなくてはいけませんでした。

 でも思いがけずに大勢の入込みとなった時には、食料が足りなくて大慌てすることも。

 そこら辺りの案配で、一体どれくらいの荷物を揚げれば良いのか、いろいろ考えています。

 ここ数年、梅雨明けの遅い、なんとも淋しい夏が続いていますが、ぜひ今年こそ夏山が大勢の登山者の皆さんで賑わいますように。

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梅雨の晴れ間に  今日、小屋裏で「ハクサンチドリ」

 ここのところ雨ばかり続いていましたが、今日は僅かの晴れ間に、男子は登山道の整備に出掛けました。
 ひろちゃんは、厨房で「お惣菜」作りに勤しんでくれました。

 今日はこれから、W杯・日本-パラグアイ戦をみんなで観戦。消灯時間を延長して、テレビを観ます。

 そして明日は、みんなで登山道の点検に出掛けることに。
 ここ数日の大雨で、きっと雪解けも加速しているに違い有りません。花たちも咲き始めているかもしれませんね。
 様子を確認してきます。

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急斜面を上る「カモシカ」の親子   今朝、“バンザイの丘”付近で