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究極の味!!…『手打ちうどん』
2003-09-20
有り難うございました!!
“ばんばはは”さんが、ご自慢の腕前を孝太に伝授 03.9.13
ご報告が遅くなりましたが…、
先日、掲示板でお馴染みの“ばんばはは”さんが、約束どおり朝日小屋でご自慢の腕前を披露して下さり、私たちに美味しい『手打ちうどん』をご馳走して下さいました!!
13日は、(遊びすぎで)ヘロヘロになって恵振山で昼寝を決め込んでいた私に、「ゆかりさん!」と声を掛けて下さった“ばんば親子”ご一行。
小屋に着くなり、私たちの為にわざわざ持参して下さった『地粉』(特別の材料らしく、色がチョッと付いていて、少しそば粉のようでした)をリュックの中から取り出されたのにはビックリしました。そうでなくても、栂海新道への山行は荷物も重いはずなのに…。
小屋のアルバイトも手薄で、加えて連休で少々バタバタしていましたので、ゆっくり『手打ちうどん』の作り方を全て教えて頂けなかったのが残念でなりませんでしたが、とにかく、まぁ見事な腕前!!
お客様のお食事の用意で手一杯の私たちでしたので、「コネ・伸ばし・切って・茹でて」という一連の作業も全部完了して下さって、私たちは『食べるだけ』。
「昔からずっと作っているんですョ。自分の子供たちにも、こうやってひとつづつ丸めたのを与えて伸ばさせたりして」とおっしゃるだけあって、出来上がった『手打ちうどん』は最高でした!!
オマケに、興味を持った孝太にその腕前を伝授して下さる等など、至れり尽せりで、本当に有り難うございました!
何が嬉しかったかって…、
美味しかった『手打ちうどん』はもちろんですが、私たち朝日小屋のみんなを喜ばせようとして、重い食材を担ぎ上げ、そして作って食べさせて下さった、『その気持ち!!』
こんなお客様との嬉しい交流が、私たちを元気付けてくれるんです。ネ!!
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2003/09/d20030920a.html
秋を通り越して、冬が来ました!!
2003-09-22
“朝日小屋史上・初”となった、豆炭コタツでくつろぐみんな
おぉ〜〜、寒い!!!
キャーッ、さぶ!!!
台風15号の影響か、朝日岳周辺は昨夜半から猛烈な風が吹き荒れています。
この朝日平で、吹き飛ばされそうになる位の、こんなに強烈な突風が吹くのも珍しいかもしれません。
真夏にもなかったほどの真っ青な空がどこまでも広がっているのに、とんでもない冷たい風が吹いているという、不思議なお天気です。
そして気温。。。とにかく寒い!!
今朝の外の気温は、1〜2℃。。。
手足が冷たくて、悴んでしまいそうです!!
朝日平でコレですから、白馬岳からの稜線、鉢ヶ岳・雪倉岳方面はとても歩けないほどではないかと思われますし、朝日岳山頂から吹き上げのコル辺りも、相当の風でしょう。
我慢できなくて、コタツを出しました。
(今まで朝日小屋には、コタツがありませんでした。)
昨年・一昨年と、自分の小屋を閉めてから遊びに行った太郎平の小屋で、“チンマリ”とコタツがあったのがとても羨ましくて、今年は絶対に「朝日小屋にもコタツを!」と密かに荷揚げして来たのでした(笑)。
連休を利用して遊びに来ているみんなが、「まるで、お正月に親戚がみんな集まって来ているみたいだネ!」と言いながら、午前中からトランプに興じています。
せっかくの飛び石連休も、先週の連休に続いて台風の影響でお客様も少なく本当に残念ですが、今朝日岳周辺は草紅葉が綺麗ですし、寒さが深まるにつれ日に日に山全体が“秋色”に変わりつつあります。
深まりゆく秋の山、朝日岳へぜひおいで下さい。お待ちしています!!
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2003/09/d20030922a.html
寒いワケだ!!
2003-09-22
小屋の後ろ側へ回ってみると。。。
朝日小屋の後ろに、水のタンクがあります。
その水タンクからオーバーフローした水が、夜中からの突風にあおられて飛び散っていました。
そして出来たのが、コレです!!
小屋のトイレの窓の外側に、ビッタリと短いツララが下がっていました。
太陽は照っているのに気温が低く風が冷たいので、お昼になっても融けずにいます。
寒いワケです。。。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2003/09/d20030922b.html
御来光
2003-09-23
夜明け 朝日岳山頂にて
台風一過、「明日の朝は、もしかしたら晴れるかも…」という予想。今シーズン初めて、御来光を見に行くことにしました。
お泊りのお客様はお二人。朝食の用意は、山ちゃんと孝太に任せました。
お客様は蓮華温泉への下山予定でしたので、途中ですれ違うことが出来るから、その時にお見送りのご挨拶をすることにして。
3時半に起きて、4時に小屋を出ました。
満天の星空。
暗闇に瞬く、街の灯かり。
凛と澄んだ空気。
浮かぶ三日月。
真っ暗な山道を、一人きりで歩く。
何だか心うきうきしていたから、不思議。
山頂に着いてから、じっと待ちました。
5時頃、ガスが辺り一面を覆って山も星も何も見えなくなり心配しましたが、「その時」が近付いて来るにつれサーッと流れて消えてくれました。
連なる頚城の山々が、空が、雲が、少しづつ色を変えていきます。
気が付くと、木道が霜で真っ白になっています。自分のサブザックも、みるみるうちに真っ白に。
半袖の上にフリースを着て、ダウンジャケットを着て、まだ雨具も着けたのに。
手袋をしているのに指先が、濡れていないのに足先が…とにかく冷たくて冷たくて。
寒くて寒くて、震えながら見た御来光。
一人、言葉もなく眺めた御来光。
気持ちが、とっても満たされました。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2003/09/d20030923a.html
山頂から
2003-09-23
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2003/09/d20030923b.html
あの山へ…
2003-09-23
山頂の方位盤の遥か向こうに、剱岳
今までは、遠くに見えてもそれ程の想いがなかった山、剱岳。
でも、今朝は特別な気持ちで眺めていました。
「あの山に、私、登ったんだ…」
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2003/09/d20030923c.html
秋の朝日岳
2003-09-24
ウサギギク 03.9.22
秋も深まり、紅葉の様子や見頃の時期を尋ねるお電話が掛かって来るようになりました。
そんな中、過日こんなお電話が…。
「チョッと聞いてみるんだけど。
夏にそちらへ行こうと思っていたんだけど、お天気が悪くて結局行けなかったんだ。
秋に計画しようと思うんだけど、朝日岳の秋はどうかね?」
「はぁ、イイと思いますけど…」
「なんだか、いろいろ雑誌を見ても、アンタの処の紅葉がイイって書いてないんだョ。どうなんだ!?」
「涸沢の秋がイイのは判ってんだよ。でも、朝日岳の秋は一体どうかね。
イイっていうんなら、行くんだけど」
「はぁ。。。
朝日岳は“花の山”というイメージが定着しているので、皆さん秋はあまり出掛けていらっしゃいませんけど、草紅葉もいいですし、ダケカンバやナナカマドもたくさん在る山ですから、静かな山歩きの中で紅葉も楽しめると思いますが。。。」
「そうかい。
馬場島から早月を登ろうかと思ったりしているんだが、どっちがイイかね。
そっちがイイっていうんなら、考えてもみるけど!?」
「はぁ。。。朝日岳の秋も、結構イイと思いますが。。。」
「分かった、分かった。また考えてみるヮ。それじゃぁ!!」
… ゆかり、独りで苦笑 …
ひと雨毎に、秋が深まって行く今日この頃。
今年の紅葉は、どうでしょうか…。
日照不足と冷夏の影響、そして台風の雨風にもさらされて、草や花や樹々の様子が少し心配です。
出来ることなら、驚くばかりの見事な紅葉が見たいものです。
でも…
『青空と、鮮やかな色あい』だけではない秋の山の姿も、またそれはそれ。
秋の山の楽しみ方、それぞれいろいろあると思いますネ。
今週末は、紅葉の見頃には未だ少し早いようですが、9月末から10月初めにかけて、朝日岳周辺でも、充分に『秋を楽しむ』山歩きが出来そうです。
小屋閉めまで、ちょうど3週間となりました。
朝日小屋は、10月13日まで営業しております。
どうぞ、お出掛け下さい。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2003/09/d20030924a.html
『お隣さん』は、遠かった!!
2003-09-24
朝日小屋の前で記念撮影
蓮華温泉の“おかみさん”と、アルバイトの容子ちゃん
昨日の夕方、受付においでになった方を見てビックリ!!
蓮華温泉の田原さんの奥様と、アルバイトの容子ちゃんが、遊びに来て下さいました。
「私、結婚してから36年、いつもいつも山を眺めているだけで一度も朝日岳に来たことがなかったんですよ。
容子ちゃんが休みを取って遊びに行くって言うから、思い切って連れて来てもらったの!
『お隣さん』は、遠かったワ!!」
でも、本当に良く登って来て下さいました。
私も、管理人になって2年続けて蓮華温泉に泊まらせて頂きました。
こうやって、山小屋同士の交流が深まり、いろいろと情報交換がスムーズに出来るようになるのが、とても嬉しいですね。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2003/09/d20030924b.html