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2014年、無事に小屋開け!!!
2014-06-29
- 朝日小屋 6月21日、ヘリコプターからの様子
2014年、朝日小屋は無事に小屋開けしました。
6月17日からは、小屋に先乗りしたアルバイトのみんながいろいろと準備を進めてくれていました。
私自身は、21日のヘリコプターの人送で小屋入りしましたが、梅雨空の中でのヘリ輸送が思うように捗らず、結局24日に物資輸送が完結するまで、モッコの荷造りを含め5日間に及ぶ連日の作業となってしまいました。
毎日毎日、早朝からの荷造り作業や準備、そして待機など、手伝ってくださった関係者の皆様には、本当に感謝申し上げます。有難うございました。
小屋入りしてからは、大量に運び込まれた物資の始末に追われ、ご報告が遅くなってしまい、関係各方面や登山者の皆様にご心配をお掛けしましたが、スタッフや助っ人に駆けつけてくれているメンバーの皆さんに助けられ、小屋の中も順調に片付いてきました。
ようやく、「もうこれで、いつお客様がいらしても大丈夫!」という状態になってきて、少しホッとしています。
あとは、もう少し雪解けを待って、ですよね。
この後は、周辺登山道の様子も確認し、状況が分かり次第順次ご報告致しますので、今しばらくお待ちくださいませ。
2014年シーズンも、どうぞ朝日小屋をよろしくお願いいたします!!!
- 雪倉岳や白馬岳・旭岳を望む 6月23日、早朝の朝日平から
- 6月24日朝の朝日平と朝日岳
- 心配された曇り空の中、作業が続けられた 14.6.24
- 大量に運び込まれた荷物 14.6.24
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2014/06/d20140629a.html
今日から7月!!
2014-07-01
- 今シーズン、初めてのラジオ体操 今朝の朝日平
今朝は、今シーズン初めてのラジオ体操をしました。
6月第一週の「偵察登山」から始まったドタバタでしたが、ヘリコプターの荷物も片付いて、ようやくラジオ体操が出来る余裕が出てきました。
晴れ渡った空の下、気持ちも爽やかに朝が始まります。
- 今シーズン最初の、食事付のお客様とご一緒に 今日の夕食風景 photo by トモ
いよいよ、シーズン本番直前。
実は、昨日も素泊まり(本当はテント泊予定)のお客様が1名。
そして今日は、元々ご予約のあったお客様が1名。
お食事付きでしたので、今シーズン初めて『客食』を作って、小屋関係者も夕食をご一緒させて頂きました。
ナンダカンダの毎日ですが、少しずつ少しずつ、気持ちも「シャン!」として来た7月入りです。
- 雲海に沈む、今日の夕焼け
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2014/07/d20140701a.html
山開き登山会、無事に終了!
2014-07-07
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2014/07/d20140707a.html
七夕の夜、仲睦まじく…
2014-07-07
- 七夕の今夜は生憎の雨。 でもこれは、一昨日の夕焼け 14.7.5
今宵は、七夕。
年に一度、彦星と織姫が天の川で出逢う、そんなロマンティックで素敵な夜。
朝日小屋前には、登山者の皆さんの願いを書いた短冊が吊るされた、七夕飾りもあります。
しかし今年の七夕様は、生憎のお天気で、残念ながら朝日小屋の上空では星空は見えません。
でも、今夜の朝日小屋には、彦星と織姫それ以上にアツい二人がいるんです。
朝日小屋5年目・番頭さんのトモ、そして元朝日小屋アルバイトで、トモの新妻・佐保ちゃん。
昨シーズンが終わった年末に入籍し、新婚生活を送っていますが、今年もトモが朝日小屋で働いてくれることになり、4ヶ月間は淋しい別居生活。
そこで、6月17日から入山し3週間近く頑張って仕事をしてくれているトモに会いに、そして小屋のお手伝いをしに、先週佐保ちゃんが登ってきてくれました。
見ていて、本当に微笑ましい限り。
こちらまで嬉しくなりそうな、そんな幸せ一杯の二人に、朝日平の七夕の夜は静かに更けていきます。
- 夕焼けに輝く雪倉岳や白馬岳をバックに、仲良く並んで 14.7.5
- 山開き式の神事では、二人で玉串奉奠(後ろ姿ですが) 14.7.5
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2014/07/d20140707b.html
蓮華温泉方面の様子
2014-07-09
- 「吹上のコル」上部から、蓮華温泉方面を俯瞰する 14.7.8
昨日、蓮華温泉方面を「五輪の森」手前辺りまで、偵察に出掛けてきました。
前回は、6月30日に行って来ましたが、それから10日ほど。
気になる残雪と登山道の様子ですが、
今のところ、
標高2,000m以上では、残雪は例年より多めです。
未だかなりの雪量が残って、夏道や木道も雪の被っている箇所が多く見られます。
地形的なことや風向などの影響もあり、ベッタリ雪の着いている場所もあります。
「海の日」連休までは、今日現在、蓮華温泉から入下山をされるお客様のご予約が全くありませんので、ベンガラでのマーキングやステップ切りなどは、14日以降を予定しております。
(早くからマーキングやステップ切りをしても、コース取りが変わることが予測されるため)
14日~18日頃に、蓮華温泉の入下山や白馬岳方面への縦走をお考えの登山者がおられましたら、ピッケルやアイゼンは必携かと思われます。
登山者の皆さんが多く入山される「海の日」連休頃に、どのくらいの雪が残るかは、この後の雨の降り方や雨量、天候に大きく左右されますので、確定的なことは申し上げられませんが、この後も何度も点検に出掛けますので、朝日小屋のHPやお電話でお確かめください。
- 朝日岳山頂直下に残る、一面の雪の様子 14.7.8
- 「五輪の森」手前、朝日岳方面寄りに残る雪の様子 14.7.8
- 「八兵衛平」から下がった辺り、「ベンチ」周辺までの雪の様子 14.7.8
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2014/07/d20140709a.html
可憐な花たちが・・・
2014-07-09
- キヌガサソウ 小屋のすぐ近く、水平道分岐辺り 14.9.8
雪が残っているとはいえ、雪が消え始めたところから、早くも可憐な高山植物たちが次々に咲き始めている朝日岳周辺。
あまりに風が強くて吹き飛ばされそうになる「吹上のコル」付近でも、背丈の低い小さな植物たちが、頑張って花を咲かせている姿に心を打たれます。
朝日岳は、お花の山。
今シーズンも、可憐な花たちが登山者の皆さんを出迎えてくれることでしょう。
以下の写真は、いずれも昨日撮影したもの。
朝日小屋~朝日岳山頂~「吹上のコル」~八兵衛平の間で。
- ミヤマムラサキ 朝日岳山頂~「吹上のコル」で大群落を作っていました。
- イブキジャコウソウ 小さな花が強風に耐えて 「吹上のコル」付近
- コミヤマカタバミ 「八兵衛平」の下
- ミヤマアズマギク 朝日岳山頂~「吹上のコル」では、今が満開近し
- ツマトリソウ 朝日岳山頂にて 大好きな花
- キヌガサソウの群落 小屋近く
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2014/07/d20140709b.html
7月10日現在、「水平道」は通行止め
2014-07-10
- 水平道、雪倉岳・白馬岳側の分岐点の様子 14.7.9
「登山情報」の中にも書きましたが、
今日現在、「水平道」は通行止めとさせて頂いております。
昨日、朝日小屋~朝日岳山頂~水平道一周のコースで、登山道の点検確認作業を行いましたが、
未だ残雪が多く、踏み抜きや道迷い、転倒・滑落の危険性があると判断し、
今しばらくは、引き続き「通行止め」の措置を取らせて頂くこととしました。
V字の沢状になっている2箇所では、未だたっぷりの残雪があります。
また、朝日小屋近くの「水谷」を通過する箇所では、上に被る雪渓が割れ、今が一番通行が困難な状態となっており、大変危険な様子が今しばらくは続くと予想されます。
状況をご理解の上、今しばらくは朝日岳山頂周りのコースを取って頂きますよう、よろしくお願い致します。
なおこれ以降、頻繁に残雪状況をチェックし、マーキングやステップ切りを行った上、安全に通行が出来ると判断した場合には速やかに通行止め解除の措置を取る予定でおりますので、今しばらくお待ちください。
- 朝日岳山頂周りのコースは、マーキング・ステップ切りの作業も終え 14.7.9
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2014/07/d20140710a.html
台風一過
2014-07-11
- 今日の夕焼け
台風8号では、九州をはじめとする各県で甚大な被害が出ているという状況に、被害に遭われた皆様方には心からお見舞いを申し上げます。
早速、朝日岳周辺の登山道についてのお問合せも頂きましたが、台風による雨風も昨日の日中に少しそれらしき様子も伺えたほどで、現時点では確認できてはおりませんが、小屋周りだけを見てもそれ程の影響は出ていないものと思われます。
雨風とも夕方にはすっかり治まり、雪倉岳や白馬岳もその姿を現し、茜色の夕焼け空が広がりました。
台風一過で、明日からの週末はお天気も良くなりそうですね。
残雪の朝日岳を目指して、いよいよシーズン初めのお客様が、数組ご予約頂いております。
実は、何だかちょっと「助走」が長いなぁ…、と感じ始めていた今日この頃ですが、来週の3連休に向けて本格始動の明日明後日となりそうです。
- 台風一過、夕焼け前の雪倉岳や白馬岳・旭岳の山並み
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2014/07/d20140711a.html