こんな巨木まで…
2003-09-03

モデルは、ひろクン
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2003/09/d20030903d.html
2003-09-03
モデルは、ひろクン
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2003-09-08
おもしろい雲 03.9.5
申し訳ありませんが…
今から、下山します!!
8月末から9月中旬にかけて、山ちゃん・孝太・私の3人で、小屋のヒマを見つけて週の初めから週末に交代で休みを取ることになりました。
今週は、私の番が廻って来ました。
今日北又へ下山し、明早朝からは例年通り、チョッと他の山へ。
何処の山へ行くかは、とりあえず「ひ・み・つ」(笑)
誰と行くかは、もっと「ナ・イ・シ・ョ」(笑)
でも、戻って来たらちゃんと報告します!
“リフレッシュ”と“勉強”を兼ねた、私の大切な「山歩き(登り)」です。
では、行って来ます!!!
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2003-09-08
鉢ヶ岳付近 「蓮華鉱山道」への分岐 03.8.27
白高地沢の仮橋は、未だ復旧していません。
先週末、糸魚川市役所を通じての新潟県・環境省と協議の結果では、連休明けの16日以降の週で、新潟県が工事を発注するという事が決まりました。(仮の仮橋、になりそうですが)
天気予報によると、今週は天候が安定しているようなのですが、山のお天気ですから、下界の予報とは違う場合も多くあります。
雨が降らなければ、徒渉も無理ではないと思いますが、しかしその場合でも充分気を付けて下さい。
また、前日・前々日の雨量などがご心配の場合は、蓮華温泉ロッジまたは朝日小屋にお電話下さい。
また、単独行、「徒渉経験者」がいないパーティー、女性だけのグループ、(一概に年齢だけでは判断できませんが)高年登山者だけのグループ…などは特に気を付けて頂きたいと思います。
諸々お問い合わせ等などがありましたら、朝日小屋にお電話頂きたいと思います。
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2003-09-16
立山三山をバックに、満面の笑み photo by izumi 03.9.9
何処へ行くかは「ひ・み・つ」、誰と行くかは「ナ・イ・シ・ョ」…などと、意味深な言葉を残したまま、一体ゆかりは何処へ(笑)。
行って来ました!!…『立山三山縦走〜剱岳〜室堂』
最高にステキなメンバーと、楽しい楽しい山歩き。
山との語らい、そして人との出逢い…忘れられない山行になりました!!
8日、朝日小屋から下山。
9日は、早朝宇奈月に集合して立山駅に移動。五十嶋商事へ顔を出し、「五十嶋グループ」の五十嶋博文さんにご挨拶。
アルペンルートで、立山室堂へ。県警山岳警備隊の室堂派出所へ立ち寄り一服、その後室堂山荘へ行き、コーヒーを飲みながらオーナーの佐伯千尋さんや実妹の法子と暫くおしゃべり。
一の越を経由して、雄山山頂へ。快晴に恵まれて、最高の気分で立山三山を縦走。その後、別山から劍御前小舎へと向かいました。
劍御前小舎では、豊田支配人や奥様とシーズン中の話をしながら休憩。そして、あっちこっちへ寄り道だらけの“珍道中”一行は、今夜のお宿・剱沢小屋へと向かいました。
夜は、剱沢小屋オーナーの佐伯友邦さんと夕食をご一緒しながら、山の話や小屋の話等など、いろいろと聞かせて頂きました。
10日は、昨日の好天がウソのようにお天気は下り坂。それでも、と全員で剱岳山頂を目指すことに決まりました。一人だけ「足引っ張り」の私は、胸中不安だらけでしたが、みんなについていくしかないと悲愴な決意(!?)。
剱山荘まで行ったら、ポツポツと雨が降り出しました。「どうする?」「中止?」と言いながら戴いたコーヒーを飲んでいると、少し小降りになって来ました。
「行ける所まで行ってみるか!?」
そして…
いろいろ大変でしたが、雨と風の中、とうとう剱岳山頂に立つことが出来ました!!
11日。当初は、12日までの予定で剣沢〜仙人池ヒュッテ〜阿曾原温泉〜欅平を目指すことになっていましたが、台風の影響でお天気が心配だったのと、「このまま頑張ると、ゆかりは自分の小屋に帰れなくなるかも」というリーダー(誰?)の判断で、室堂経由で戻ることになりました。
二晩もお世話になった剱沢小屋を後に、“珍道中”一行は、またまたあっちこっちの山小屋へ寄り道をしたり地獄谷を見学したり、再び警備隊派出所へ立ち寄ったりしながら、結局その晩は立山室堂山荘に泊まることになりました。(泊まる予定が無かったので、初日に挨拶を済ませたはずだったのですが・笑)
夜は、またまた山の話・仕事の話・小屋の話しなどみんなでワイワイと語らいながら、私も妹としばらく振りに遅くまでゆっくりすることが出来ました。
12日。一緒に行ったみんなで、残りのシーズンを頑張って乗り切るよう約束して、宇奈月にて解散。3泊4日の楽しい山行は終わりました。
13日。きっと「遊びすぎた」のでしょうか(笑)、北又からヘロヘロになってやっと自分の小屋に戻って来ました!!
でも、この3泊4日の山行で、山を感じ山に抱かれて、いろいろな方達とたくさんおしゃべりもして、貴重な経験をしました。
今回の山行で得た諸々は、きっとこの後の私の管理人生活にプラスになると思っています。
また、頑張ります!!!
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2003-09-16
今回のメンバーです! 雄山山頂にて photo by yukari 03.9.9
今回は最高のメンバーに恵まれ、楽しい山行となりました!!
佐々木 泉(阿曾原温泉小屋オーナー、元・富山県警山岳警備隊員)
峰村 利数(山小屋祖母谷温泉・佐伯芳弘さんの孫、次期オーナー)
谷口 邦夫(朝日岳方面遭対協救助隊長)
永井 柳(今シーズンの長野県北部遭対協常駐隊・烏帽子班救助隊員)
角幡 唯介(W大学探検部OB、A新聞富山支局勤務・新聞記者)
そして剱岳登頂には、佐々木 泉さんの山岳警備隊時代の同僚で、今は室堂の管理センターに勤務していらっしゃる佐伯栄祥さんも同行して下さいました。
或る人曰く…『まるで、“お姫様道中”やね!』
あまりの「超・豪華メンバー」に、書くのも憚られるくらいです(微笑)。
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2003-09-16
たった一枚の証拠写真(!?) 雨風の剱岳山頂にて 03.9.10
『岩の山は、私には似合わない…』
2000年秋に一度だけ、馬場島から早月小屋まで行ったことがあるのですが、その時も剱岳山頂には縁がありませんでした。
『きっと、絶対に一生登らない山』
…誰かに誘われても、何故かそう心に決めてしまっていました。
でも雨と風の中、剱岳の山頂に立つことが出来ました。
元・山岳警備隊員の泉さんには、カニのタテバイから「腰縄」を付けられ、すぐ後ろから栄祥さんにガードしてもらいました。
同じく元・山岳警備隊員の栄祥さんには、下りでずっと確保してもらいました。
最高のガイドにしっかり守られて、全く“どうにもならん登山者(苦笑)”でした。
「カニのタテバイ」も「カニのヨコバイ」も、ガスの中で何も見えずじまい。
山頂からの360°の眺望も無し。
雨風と寒さで、山頂に居たのはわずか5分。
それでも、「剱岳に登った!!」という達成感と満足感は、しっかり私の中に残りました。
いつか、今度は晴れた日に…そう思ったから、不思議です。
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2003-09-18
剱岳の下りでは、栄祥さんにサポートされて 03.9.10
今回の立山・剱岳の山行に同行してくれた、山小屋祖母谷温泉の峰村利数さん。実は彼は、剱岳にとても縁の深い人です。
彼の祖父は、祖母谷温泉を経営する立山芦峅寺在住の佐伯芳弘さんです。
そしてその芳弘さんの祖父は、営林署に勤めて大工仕事が得意で1924年(大正13年)にトタン板の剱沢小屋を建てたという、故・佐伯源次郎。
つまり、峰村利数さんは、あの剱岳「源次郎尾根」の名前でも有名な故・佐伯源次郎から数えて5代目の山男ということになります。
現在宇奈月町遭対協の救助隊員として頑張っている彼、今回念願の剱岳への初登頂を果たし、私以上に感慨深かったようです。
また雨風の中、剱岳の上り下りにしっかり私をサポートしてくださった佐伯栄祥さんは、立山芦峅寺生まれ。
祖父の栄作さん(故人)も、そしてお父様の栄治さんもガイドとして活躍されました。特にお父様の栄治さんは、昭和31年の第一次南極観測隊に“芦峅寺五人衆”の一人として参加したことで有名です。
栄祥さんご自身も、元・富山県警山岳警備隊員として数多くの現場に出動して遭難者の救助に尽力され、その後現在に至るまで室堂の管理センターに勤務し、シーズンを通して多くの登山者の為に「縁の下の力持ち」として仕事をしていらっしゃいます。
立山芦峅寺の山男の血を受け継いだ面々、それぞれとてもステキな皆さんでした!!
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2003-09-18
私の注文に、恥ずかしそうにポーズを 03.9.11
今回の立山・剱岳山行の目的はいろいろありましたが、私にとって立山三山を歩き剱岳に登る以上に大切だったのは、剱沢小屋でオーナーの佐伯友邦さんと奥様の里子さんにお会いすることでした。
皆さんご存知の通り、友邦さんは芦峅寺の山男で「剱岳の主」「剱の神様」と言われた故・佐伯文蔵氏の長男で、もちろんご自身も生粋の名ガイド、昭和38年から剱沢小屋の経営を担って来られた方です。
そして奥様の里子さんは、早月尾根にある旧・伝蔵小屋(現・早月小屋)を昭和46年に創設した故・佐伯伝蔵氏の長女。私は一度だけ芦峅寺の公民館でお会いしたことがありますが、「どこの?そう、法ちゃん(私の実妹)の姉さんなの!?」と優しく声を掛けて頂きました。
阿曾原温泉小屋の佐々木 泉さんから、「女性の管理人をやるんだったら、いつか必ず、剱沢小屋の里子さんと、それから仙人池ヒュッテのかあちゃん・静代さんに会ったらいいョ!」と教えられていました。
何処かの会合等でお会いしても、いつも寡黙な友邦さん。私のような“駆け出し”の管理人にとっては、まるで「雲の上の人」です。
でも今回は、夕食をご一緒しながらお話することが出来ました。山のこと、最近の登山者の話、小屋として思っていることや実行していること、様々な思い…等など、いろいろ話して下さいました。
そして、「デジカメで写真を撮らせて下さい!」という私の無理難題にも、優しく笑ってお茶目なポーズをとって下さいました。
そして奥様の里子さん。若々しくて、とっても美人でチャーミングな方です。
玄関先で、厨房で、そして食堂で、「笑顔」が本当に印象的でした。あんな飛びきりの愛想で迎えられたら、そしてステキな笑顔で見送られたら…。
翌日の剱岳登山の緊張感を和らげ、帰って来てからの山行の疲れも吹き飛ぶ…そんなホッとする雰囲気作りは、オーナーの友邦さんの山男らしい素朴なお人柄も然ることながら、奥様の里子さんの『ステキな笑顔』が決め手かもしれません。
岳人の憧れ・剱岳に佇む剱沢小屋は、「沢の小屋は、ホントにイイよなぁ…」とポツリと誰かに言わせるような、そんな雰囲気を持つ山小屋でした。
う〜ん、私もガンバロウッと!!!
今回は、残念ながら、仙人池ヒュッテの志鷹静代さんにお会いすることは出来ませんでしたが、また来年の“予定”“宿題”が出来ました!!
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