雪が多いと。。。
2005-07-14
雪が多いと、今の時季では夏道が頼りにならない場合があります。
上の写真を見ていただくとよく分かると思いますが、ガスったり雨が降ると、雪も白で周りも真っ白という状態になります。
ベンガラでのマーキングもしてありますが、雨が降ればそれも分かり辛くなります。
必要な装備や携行品の、再確認をお願いします。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/07/d20050714b.html
2005-07-14
雪が多いと、今の時季では夏道が頼りにならない場合があります。
上の写真を見ていただくとよく分かると思いますが、ガスったり雨が降ると、雪も白で周りも真っ白という状態になります。
ベンガラでのマーキングもしてありますが、雨が降ればそれも分かり辛くなります。
必要な装備や携行品の、再確認をお願いします。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/07/d20050714b.html
2005-07-14
毎年、「雪はどれくらい残っていますか!?」という質問を度々受けます。
なるべく分かり易いようにお答えしているつもりですが、それも今日明日の様子ならお答えできるのですが、7月末の様子となるとこればかりはこの後の天候次第です。
上の写真は、黒岩平付近の様子です。
斜面がかなり急なことも、よくお分かりいただけるかと思います。
北陸地方、特に北アルプスの北部地域では3月・4月、そして5月になっても降雪がありました。
稜線では早く消える雪も、谷の中や沢筋、影になっているところではまだまだ残っている場合が多いのです。
これからも、なるべく写真の画面で見ていただけるようにしていきたいと思っています。
お花の開花も遅れているように、夏道がすっかり見えて本当に夏山らしくなってくるには、まだ1週間〜10日近くかかるのではないでしょうか。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/07/d20050714c.html
2005-07-15
14日、蓮華温泉方面の登山道の確認に、「花園三角点」付近まで行って来ました。
それによると、まだ登山道に雪はあります。
一番多いのは、やはり例年最後まで雪が残る、「千代の吹き上げ」〜八兵衛平付近です。
上の写真にあるように、連続して雪があります。
ベンガラでのマーキングをして、ステップも切ってきましたが、斜面の斜めトラバースの箇所もありますのでくれぐれも注意して通行願います。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/07/d20050716a.html
2005-07-15
山小屋での仕事は、本当に多岐にわたります。
直接お客様の目に触れる仕事は、小屋の中でのことが多いのですが、皆さんが少しでも安全に快適に山を楽しんでいただけるよう、若いアルバイトのみんなが頑張ってくれています。
力仕事、頼もしいみんなです。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/07/d20050716b.html
2005-07-16
昨日、水平道の点検に行って来ました。
例年ですと、この連休前に通行ができるようになることが多いのですが、今年はやはり雪が多目です。
雪の量もさることながら、危険な箇所が、今の梅雨時の雨で一番危険な状態になっています。
このため、水平道については今しばらく『通行止め』にしたいと思います。分岐点から先は、山頂周りでお願いします。
通行が可能になりましたら、またお知らせしたいと思いますので、ご了承ください。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/07/d20050716c.html
2005-07-16
沢筋に残る雪の下は、ガラガラの危険な箇所です。
注意して渡っていても、大勢の登山者の方が通行するにはどんなことになるか予想が付かない危ない状態です。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/07/d20050716d.html
2005-07-16
これもよく聞かれる質問です。
しかし、登山者の皆さん個人個人の技術や実力の程で判断していただくしかありません。
若いアルバイトのみんなは、作業には長靴で出掛けることが多いです。
しかし、夏山のスプーンカットになった雪の上を歩く技術は一人一人です。わずかな傾斜の箇所ででも、怖がる方もいらっしゃいます。
水平道にだけついて言えば、キックステップで十分ですが、雪の上を歩くのが苦手だとか恐怖心があるという方なら、4本爪程度のアイゼンがあれば良いかと思います。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/07/d20050716e.html
2005-07-16
先日の夏山事前パトロールの際、雪倉岳避難小屋の窓ガラスが割られているのが発見されました。
蓮華温泉側にある窓ガラスが、明らかに故意に何人かによって破られたと考えられます。
多分、施錠されていた鍵を開けるためにそこだけを破ったものと思われます。
何時のことかは分かりませんが、おそらく表の引き戸が開かなかった冬から春先辺りまでの間でしょうか。
そのため、2間ある板の間のうち、入ってすぐの土間に近い箇所が雪や雨風が吹き込んだことにより、水浸しの状態になっていました。
きれいに使っているうちはそんなことはないと思うのですが、水浸しの板の間に上がるのには土足だったのでしょうか、アイゼンの痕まであったそうです。
この先は、夏の間に板の間が乾くのを待つしかないような状態ですが、いくら非常事態だったとはいえ、今後とも常識ある利用をお願いしたいと切に思います。
また、何度もこの日記の中でも書いていますし、電話でのお問い合わせの際にもはっきり申し上げておりますが、雪倉岳避難小屋はあくまで『緊急用』の建物です。
今の状態では尚更のこと、緊急避難の時以外のご利用(宿泊)はされないよう、初めから避難小屋を宿泊施設として山行きの計画に組み込むようなことがないよう、重ねてお願いします。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/07/d20050716f.html