白鳥小屋からのご来迎
2001-11-05

小屋の2階の窓から
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2001-11-05
小屋の2階の窓から
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2001-11-05
横に白く見えるのは、ヘリポートです。
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2001-11-05
看板の奥には、頚城の山々と日本海
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2001-11-05
犬ヶ岳より白鳥山への稜線を望む
念願だった栂海山荘・犬ヶ岳への山行も今日は下山日。
午後からお天気も崩れるとの予報に、急いで小屋の中を片付け冬囲いを済ませます。しかし、栂海山荘は個人の所有とはいえ無人で避難小屋的要素も持っているためか、開けたままにしておく入り口もあるとのこと。今年は2階部分を増築されたという事で、冬の間の雪の積もり具合等がまた気にかかるようです。
今日は坂田峠までの道のり。昨日は白鳥小屋から5時間近くかかったので、いくら上りより下りが得意の私とはいえ、またまた心配です。(毎日心配してどうするの!…笑)
日帰り部隊の皆さんになめこを届ける役目の正昭さんと哲也は、一足早く出発。お昼には白鳥小屋で合流する約束です。頑張らなくっちゃ!
でもやっぱり下りは結構快調、コースタイム通りの3時間半でお昼過ぎに白鳥小屋に到着。小屋の中では、朝早くから登っていらっしゃった皆さんが約30名近くもおいでになり、まあそれはそれは賑やかでした。中には朝日町からKさんご夫妻の姿も。5月の白鳥山開き前夜祭でお会いした方々や、夏に朝日小屋においでになった皆さんの顔もあって、私はご挨拶にも忙しかったです。
そして、鍋いっぱいの熱〜いなめこ汁と少々のビールが、汗と小雨で濡れた身体を暖めてくれました。
後は坂田峠まで。春の時は、最後の最後で「長いなぁ〜」と感じたのですが、でも昨日割合ラクに登れたから、今日は大丈夫そうかな。
落ち葉が積もり小雨で濡れた金時坂の下りでちょっと滑ったてらちゃんを笑っていたら、全く同じ場所で同じように転びそうになり、笑っている場合じゃないよ!!…と言っているうちにぐんぐんと高度は下がり、坂田峠へはコースタイムより早い1時間半で無事下山することが出来ました。
「アルプスと日本海を繋ぐ」壮大なルート、栂海新道。私自身のその完結はぜひ来年に目指すことにし、今回はその途中の道のりを自分の足で歩いてみて、この道を開拓して下さったさわがに山岳会はじめ、毎年「藪刈り」に汗と涙を流して来られた地元の皆さんの偉業に敬意を表し、感謝しつつ、本当に大々満足!!…の山行でした。
ご一緒して頂いた小野さん初め、正昭さん、ひとみさん、八朗さん、相澤さん、本当に有り難うございました。そして哲也とてらちゃん、ボッカ等ご苦労様でした。
来年は4月末の栂海山荘小屋開けにぜひいらっしゃいとのお誘いに、喜んで返事をしてしまった私ですが(笑)、頑張って登って、残雪多い春の山々の様子が皆さんにお伝えできればいいなあと思っています。
ではでは。
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2001-11-05
満々と水を湛えて
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2001-11-05
作業していらっしゃるのは、相澤さん
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2001-11-05
匂いででも分かるのかしら、名人達が探すとこんなにありました。
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2001-11-09
「負釣山」7合目・展望台から
犬ヶ岳から帰って来てからナンダカンダと雑用に追われ、そして2,000M級の山々ではまとまった雪が降るような天候が続き、なかなか次の山へ行けずに10日余り。「どこか低山へ行きたいなぁ」と思う毎日でしたが、昨日の好天に誘われ「負釣山」へ行って来ました。
午前中は、10月末で閉めた北又小屋へ様子を見に。ところが、車に酔ってしまい帰宅後しばらくダウン。モタモタするうちに、時間は午後1時半…どうしようか迷いましたが、今から出発すればぎりぎり日没までに下山できると思い、せっかくのお天気にやっぱり思い切って出掛けることにしました。
「負釣山」へは昨年5月、当時小学6年生だった四女の学校から親子登山で登っていましたが、その時はお天気があまり良くなかったので朝日岳がはっきり見えたという印象はないのですが、昨日は雪で白く輝く白馬岳や朝日岳がくっきり見えることを期待して登りました。
自宅から車を飛ばして「オコ谷の峠登山口」まで約30分、登山口出発は午後2時。
登り始めて10分も経たずに「1合目」の標識が見えます。いつも北又から恵振の坂を登り始めると1合目の遠いこと…いい加減イヤにならないと辿り着かないのですから(笑)。それに比べると拍子抜けする位、あっという間に立派な看板が目に入ってきて嬉しくなりました。
登り始めは植林された杉林の道だったりしますが、しばらく行くとすっかり落葉した自然林の中を歩きます。午後からの時間ですが、木々の間から空が青く透き通るように見えるのは、秋が深まっている証拠。
平日なのに、3人の方とすれ違いましたが、もちろん皆さん下山中。顔見知りの方もいらっしゃって、「朝日小屋の管理人さんだから、何時になってもいいよね」と言われましたが、とんでもない(笑)、暗くならないうちに下山しなくちゃ!!
途中からは両側の切れ落ちた細い尾根道で、5合目を過ぎた辺りからは結構急登になりますが、トラロープに掴まって登れるようになっているので安心です。
7合目の標識が見え、ベンチもあるその場所へ辿り着くと、「うわっ!!」…真っ青に澄んだ空に朝日岳が大きく広がって目の前に飛び込んできます。山頂まではもう少し。頂上直下の急登も、朝日岳が見えると思うと全然気になりません。
負釣山頂上は360°の展望が開け、本当に素晴らしい眺めでした。朝日岳・白馬岳はもちろん、五竜岳・鹿島槍ヶ岳、そして剣岳、毛勝山・僧ヶ岳・駒ヶ岳もはっきり見えます。そして眼下には黒部扇状地、奥には日本海がどこまでも続いています。
山頂にてその眺めを思う存分ひとり占めにし、デジカメの自動シャッターに活躍してもらって記念撮影をした後は、日没を気にしながら下山開始。
途中、ガサゴソという音に振り向くと、登山道脇でうずくまっている「ケモノ」に出くわしましたが、それが何だったか、もちろん恐くて確認する余裕なんて無くて(笑)、一目散に駆け下りてきました。多分タヌキだったようでしたが…。
昨日の負釣山は、登りに約1時間25分(途中デジカメタイムのみ、腰掛休憩なし)、下りに約45分(日没が気になり、ちょっと小走り気味)。いつものゆっくりゆっくりペースよりは、やや早めでした。
「負釣山(おいつるしやま)・959M」は隣の入善町の最高峰で、登山道もよく整備されていて、地元の山として親しまれています。登山口から2時間程で気軽に登れる割には、「山登り」らしい雰囲気を味わう事が出来、また山頂から望む北アルプスの山並みや日本海の眺めは素晴らしく、ちょっと「お散歩」、ちょっと「トレーニング」、そして「山を眺めたくて」登るには最適です。
昨日は、澄んだ青空が広がる中、朝日岳を間近に眺める事が出来て最高でした。
小屋を閉めて下りて来てからもうすぐひと月、でも早く来年のシーズンが来ないかなぁと今から待遠しい管理人です…。
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