白馬岳山頂から
2002-09-28

360°の眺望が素晴らしかった、白馬岳山頂
手前中央に鉢ヶ岳、その右に雪倉岳
中央奥には朝日岳と、その左に前朝日岳
赤い屋根の朝日小屋がくっきり、はっきり見えました。
白馬岳山頂の方位盤から、朝日小屋を見て「お〜い、ゆかりとUは、今白馬岳にいるよーっ!」と叫びました(笑)。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2002/09/d20020928c.html
2002-09-28
360°の眺望が素晴らしかった、白馬岳山頂
手前中央に鉢ヶ岳、その右に雪倉岳
中央奥には朝日岳と、その左に前朝日岳
赤い屋根の朝日小屋がくっきり、はっきり見えました。
白馬岳山頂の方位盤から、朝日小屋を見て「お〜い、ゆかりとUは、今白馬岳にいるよーっ!」と叫びました(笑)。
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2002-09-29
久し振りに…今日の夕焼け
昨年の3月1日に立ち上げたこの『朝日小屋ホームページ』、今年の1月末には開始から約11ヶ月で「管理人日記」のアクセス数が40,000件を超えたことをお知らせしていましたが…
(前にも書きましたが、あまりに数が少なかったら寂しいでしょう、というnyamaさんの意見で「あなたは○○人目のお客様」というのを載せてありません。が、裏でnyamaさんと私だけが見られるようになっているのです。すみません、あしからず)
9月26日22時30分過ぎに、その「日記」のアクセス数が、立ち上げから約19ヶ月でナント100,000件を超過しました。パチパチパチ…!!(笑)
もちろん延べのアクセス数です、一日の内に朝昼晩と何度も「ゆかりの管理人日記」だけを開いて見ていてくださる方も多いようなので(笑)、100,000人の方がご覧になったとは言えませんが、それでもこんなに可愛がって楽しみにしていてくださる方が大勢いらっしゃるのは、毎日書いている本人が一番励まされますし、本当に嬉しい限りです。
とにかく今年は、いらっしゃるお客様に受付で「いつもHP見ていますよ、楽しみにしています。頑張って下さいネ」と毎日のように言われて励ましていただきました。「会社で昼時間に見るのを日課にしています」とか「山行の出発間際まで見て来ました」とか…。
朝日岳の季節の移ろいや朝日小屋の様子、アルバイトのみんなの奮闘ぶり、遭難や事故の教訓、そして自分の心の中のその時々の偽らざる想い…等など、今この瞬間も書くことによって、夏の間の忙しい自分の毎日を振り返ったり、秋の深まりとともに小屋閉めを控えた寂しい胸の内を刻んだりしています。
背伸びをしないで、この後も綴っていきたいと思っています。「朝日小屋のホームページ」…どうぞこれからも可愛がってやってください。よろしくお願いします!!
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2002/09/d20020929a.html
2002-09-29
今日の夕方、夕照に映し出されて
日一日と、秋色が深くなっていきます
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2002/09/d20020929b.html
2002-09-30
今日はお客様ゼロ、またまた身内で“鍋パーティー”
今日で9月も終わりです。
紅葉が今まさに見頃になろうとしているのですが、平日でもあり、また中部地方目がけて向かって来ている台風の影響が大きいのでしょう、昨日も今日もお客様はナシ。。。
哲也は、急用があって今朝下山しました。10月4日頃には戻って来る予定。でも今日は北又から、いつもこの時期に必ず顔を見せてくれる松っちゃんが登って来てくれましたし、蓮華からは蓮華温泉のアルバイトのカナコちゃんが遊びに来てくれました。
またまた今日は“鍋パーティー”です。
でも…決して遊んでばかりいるわけではありませんヨ!(笑)
去年の教訓を生かして、シーツの洗濯も早目に始めていますし、昨日辺りからは、食器類の漂白や棚の掃除等厨房の片付けもボチボチ始まりました。そうやって小屋閉めに向けての仕事が進んでいくのは何だかとても寂しくてしょうがないのですが、そうかといって、去年のようにギリギリまでいろいろな作業を残しておくと、最後の最後に残った皆さんに迷惑を掛けてしまいますので、哲也も孝太も考えながら仕事を進めてくれています。
台風の接近でもっとお天気が崩れるかと思っていた今日ですが、やはり「嵐の前の静けさ」でしょうか、お昼前には雨も上がり、夕方には能登半島が先端まではっきり見えて空の色が七色に染まるような素敵な夕焼けを眺めることができました。
去年の今頃は「山を下りたくな〜い、越冬しようかなぁ。。。」等とグダグダ言いつつ、気持ちの切り替えができないまま10月に突入してしまいました。今年も山を下りたくない気持ちは同じなのですが、下山後の予定…またまた雪の降る前に、他の山と山小屋を歩く計画等など…を立てたりしながら、気持ちを紛らわしている毎日です。
明日から10月。小屋閉めまで2週間あまりです。。。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2002/09/d20020930a.html
2002-09-30
なんとも言えない、その色…。
能登半島がはっきり見えます。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2002/09/d20020930b.html
2002-09-30
能登半島の先端まではっきりと…。
ただ今の時刻、夜の10時少し前です。
能登半島の街の灯かりや、灯台の灯も見えています。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2002/09/d20020930c.html
2002-10-01
雪倉岳山頂から 手前に鉢ヶ岳、そして白馬岳・旭岳の勇姿
。。。あんなに「雪倉岳の登りは絶対登りたくない、長すぎる、歩きにくそうな斜面だし私は嫌だナ」と何度も言っていたのに、いったいどういう心境の変化ですか??。。。
先日、私が白馬岳へ行って来たと聞いた時の、写真家・森下 恭さんのひと言です。
繰り返し書いていますが、私は登りが大の苦手。。。下りはわりと軽快に足を運ぶことができても、いつも登りになるととたんにギアがスローダウンしてしまって、“カメさん”か“かたつむり”に大変身!!
だからお客様がコースを問い合わせて来られても、必ず「雪倉岳の登りは、相当キツイですヨ」と先ず口に出てしまいます。
その私が、哲也や孝太に「ゆかりさん、今紅葉がいいですよ。ぜひUさんと行って来たら!?」と勧められて、ウッカリその気になってしまったから不思議。いつもは山仲間の後をくっ付いて行ったり、誰かしっかりしたパートナーが一緒でないと遠出はあまりしませんが、今回は「雪倉の登りを歩いてみよう…」と思ったのです。
そして今回出掛けた白馬岳への道のりで、何かいろいろ『新しい発見』をしたような気がします。
ひとつは、『私は本当に登りが大嫌いなのかしら?』
北又から恵振山の急登は、小さな頃から何度も通った道なのであまりその苦痛を感じません。しかしいざ他の山を登る時、「自分は足が遅い」という固定観念からか他の皆さんのペースをどうしても気にして、自分の歩きを乱してしまうことが多いのですが、今回は同行のUさんにも「ゆっくり行こうね」と言いながら、私が先導して一歩一歩登りました。
昨年から何度かガイドしてもらっている森下さんから、「慌てないでいいんです」「坂の途中であまり立ち止まらないように」「無理して大きな歩幅をとらないように」…等など、いろいろ教えていただいたことを思い出しながら、ひどくて息が乱れそうになると、歩幅をもっともっと小さくして呼吸を整えながら、それでも立ち止まらないように歩き続けるように気をつけました。
お天気が良かったせいもあるのでしょうが、雪倉岳のキツくて長い道のりも、コースタイムを少しオーバーしたくらいで登りきることができ、最後の鉢ヶ岳〜三国境〜白馬岳山頂はコースタイムより早く歩くことができました。荷物もなるべく軽くしたからでしょうか、あまり「辛い」という感じがなかったように思います。
もうひとつは、『登りと下りでは、見えるもの・見えてくるものも違うし、感じ方も違う』
辛くて苦しい坂道を登っている時でも、可憐に咲いている道端の花や、景色の変化には目がいくことがあるものです。特に、ゆっくり歩いている時にそう思うことがあります。登りと下りの歩くスピードにもよると思いますが、下りではうっかり見逃してしまいそうな雲の流れも、前を向いて歩いている時にはふっと感じることができるかもしれません。
また、水平道の雪倉側分岐から朝日岳山頂までの道のりも、登りと下りではこんなに感覚が違うんだなあ、とあらためて思いました。自分の身体が、いろいろな場面で様々に敏感に反応していく様がわかって、とても不思議でした。
そして、『山を、正面から感じることができた』
私は小さい頃から通い慣れた、北又からの道のりが大好きです。朝日小屋から朝日岳山頂までの道のりも、何度通っても楽しいと感じています。深い山の、緑の濃い匂いがたまらなく好きです。ブナの樹々の間を、そしてダケカンバやオオシラビソの樹林帯の中を、6月の山開きの頃や秋の小屋閉めの頃、それぞれの季節を感じながら歩くのが、本当に大好きです。
しかし北又からの道のりでは、恵振山の頂上まで登らないと朝日岳や前朝日岳の山容ははっきり望めませんし、夕日が原まで来てしまうと、その山体も姿を変えてしまいます。
今回の白馬岳山行では、朝日岳のどっしりと女性的な山容が眺められましたし、懐の深さもあらためて思いました。また、雪倉岳の大きな山体がその時々にドーンと迫って来て、「ここを登るのか。。。」そう思いながらも、不思議と自分の中に“挑戦する勇気”が湧いてくるのが感じられました。
また雪倉岳を越えてからも、白馬岳や旭岳の堂々としてしかも凛とした姿がずっと目の前にあって、「この山を登る」というはっきりした意識が沸々と湧いて来ました。この思いは、下りの時に振り返って白馬岳を見遣った瞬間には感じることのできない思いなのではないかと考えました。
「私、登りが苦手で…」と言ったら、「“山登り”って言うくらいだから、やっぱり山は登らんとねぇ」と笑っておっしゃったのは、大日小屋のお母さん・光子さんでした。
いろいろな想いや感じ方を教えてくれた今回の白馬岳山行、本当に楽しくまた有意義でした。やはり管理人、自分の山はもちろん、いろいろ歩かなくてはいけません。
小屋閉めしたら、どこの山へ行こうかなぁ…(笑)
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2002/10/d20021001a.html
2002-10-01
山頂までの登山道から 02.9.26
今の時刻、PM9:20過ぎ…台風21号が関東の近くを通過中です。少し東寄りに進路を変更したので、直撃は避けられたようですが、それでも現在外は激しい風雨です。
哲也が不在の為、孝太がいろいろ外回りを点検したりしてくれました。夕食時、「孝太、今日は晩酌は?」と言ったら「さすがに今日は…台風も来ていることだし、やめておきます」
全国的に、あまり大きな被害が出ずに済むと良いのですが。。。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2002/10/d20021001b.html