北アルプス 朝日小屋

朝日小屋 TEL 080-2962-4639(衛星電話)
北又小屋 TEL 0765-84-8809
開設期間外 朝日小屋連絡所
 〒939-0711 富山県下新川郡朝日町笹川 清水ゆかり
 TEL & FAX 0765-83-2318

2020年度は、朝日小屋、朝日平キャンプ場、北又小屋、北又キャンプ場はすべて営業休止です。

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成人式

2005-01-10

左から  次女・はるか、祖母・孝子、三女・かなえ   下澤家の前での画像

左から  次女・はるか、祖母・孝子、三女・かなえ   下澤家の前で

 今日は成人式。
 我が家でも、次女・三女の双子の姉妹が無事に今日の日を迎えることが出来ました。

 生まれた時の体重、はるか・2630g、かなえ・2724g。合わせると5キロ以上の二人が、月満ちるまで私のお腹の中にいたのです。
 かなりの安産で産まれてきたのですが、どんどん大きくなるお腹を抱えて寝返りを打つこともままならず、まるで“お相撲さん”のような姿で出産までの日々が大変だったことを昨日のことのように覚えています。

 はるかは、信州松本で看護学校の2年生。いよいよ春からは、“ホンモノの”看護士目指して最終学年の厳しい毎日が待っています。

 かなえは、4月からS大農学部への編入が決まりました。賑やかな都会の生活を卒業し、一転長野県の○○村での暮らしが始まります。

 二人とも、高校時代から暇を見つけては朝日小屋へも手伝いに来てくれていますが、さて今夏はどうかな??

 責任ある大人に、そして輝く女性に…とは、ありきたりですが、親の想いです。

追伸
 写真真ん中に写っているのは、私の実母・下澤孝子です。多分、この「日記」初登場なのでは!?
 もう70歳も半ばになりましたが、時々近くのスーパーにアルバイトに呼んでもらったり、夏には北又小屋で「そうめん」作りのお手伝いをしたり、頑張っています!!

北陸の冬

2005-01-12

山間の里、笹川にて    05.1.10    の画像

山間の里、笹川にて    05.1.10    

 上の写真は、朝日小屋連絡所を設けた朝日町笹川地内。旧笹川小学校付近から見た様子です。写真中央には、雪の「南保富士」の姿が見えます。
 
 この写真の頃には雪の量もそれ程ではなかったのですが、この後から“どかっと”積もって、今夜もまだ雪が降り続いています。
 
 今日、山梨県小淵沢に住むTさんから電話がありました。
 
 雪も積もっているという小淵沢ですが、「晴天率80%」「空は晴れていて、お天気で雪が降っている」というかの地の話を聞いていても、『北陸の冬』がまさに「冬の姿」だと思っている私にはすぐにはその情景が信じられません。

 「空はどんより鉛色」、そんな毎日が続いている北陸地方です。

青空が嬉しくて

2005-01-13

雪の中の“足跡”…の画像

雪の中の“足跡”…

 ちょっと分かりにくい写真ですが、連絡所の裏で見つけました。
 何の足跡でしょうか、動物には違いないと思うのですが。足跡の先は、すぐ裏の川に向かって続いていました。30センチ程積もった雪の中、何を探してやって来たのかしら?
 連絡所の裏には、シイタケの原木が立て掛けてあったり、ナメコの菌を打ったホダ木が寝かせてあったり。
 山と川に囲まれて…かなり、気に入っています。

 今日は、数日降り続いた雪も朝のうちだけで、青空も顔を覗かせました。
 
 こんな日の青空、本当に嬉しくなります。

山は逃げていかない…

2005-01-15

朝日岳 「水平道」にて   04.8.22の画像

朝日岳 「水平道」にて   04.8.22

 今週末は、実は里山での「雪中テント泊」の予定だったので、もしかしたらこの日記を見て「あれっ!?」と思っている方がおいでかも。。。

 楽しみにしていた新年初の山行は、滅多にない「ドタキャン」となってしまい、せっかく私を雪山へ連れ出そうと計画してくれた面々には申し訳ないことをしてしまいました。
 
 ちょっとした体調不良でしたが、今日の午後からはどうにか復活。

 「山は逃げていかないから!」と慰めてくれた友人。
 体調を整え、新雪(深雪)を踏みしめて里山歩きを楽しめるようにと思っています。
(でも、大したことはないので)
 3ヶ月、山を歩いていませんから。

山間の集落で

2005-01-17

タテヤマウツボグサ   04.7の画像

タテヤマウツボグサ   04.7

 「あんた、おらっしゃるがけぇ〜!?」
 
 「ほっこしょやれど(少しだけど)、まぁないかしらんけど(美味くないかもしれないけど)食べられ!」
 
 笹川のこの地、元々朝日町生まれの朝日町育ちの私なので、ご近所には知り合いやら同級生やらが居ます。お陰さまで、事務所を開設してから顔見知りになったおばあちゃんたちも何人かできました。

 先日雪が降って積もった時には、「おら、雪どかしてやろか?」と、近所のおじちゃんが(娘さんと私が同級生)家庭用の除雪車で家の前をピカピカにきれいにしてくださいました。

 年末年始には野菜をもらったりお煮しめを頂いたり。
 今日は、孟宗竹の煮物と、それはそれは美味しいお漬け物を持ってきて下さった近所のおばあちゃん。

 本当に、有難いことです。
 
 以前にも、ある里山の登山口で、見ず知らずの地元のおばあちゃんにシイタケを持たせてもらったことがあるのですが、こんな気持ち、私も見習って大切にしていかなくてはと思いました。

『予約』について

2005-01-18

専門の職人さんにより、雨漏りの調査・対策も   04.9.6の画像

専門の職人さんにより、雨漏りの調査・対策も   04.9.6

 2005年シーズンの各山小屋の情報収集ということで、「岳人」編集部から連絡がありました。

 『予約』について…
 
 「昨シーズンは“予約希望”となっていましたが、それでよろしいですか?」と聞かれて、一瞬、返答に迷いました。
 「では、“要予約”としますか?」というやりとりで、結局、昨年の内容を変更し2005年シーズンは『要予約』と記載してもらうことになりました。

 山小屋の宿泊予約については、一般的に、ガイドブックなどへの記載は「必要・希望・不要」とあるようです。

 朝日小屋でのここ数シーズンをみていると、特に超繁忙期の週末ともなれば予約をしてきて下さる登山者の割合がぐっと増します。
 ご予約があれば、山小屋としてもその日の宿泊状況を早くから予想できることから、お客様にかかるご迷惑(部屋の混雑による混乱や、遅い食事など)を最小限に止めることも出来うるかと思います。

 もちろん、他に宿泊施設のない山の中のこと(近隣に何軒かの小屋がある場合を除き)、混んでいるからとか、その他の理由によって宿泊をお断りすることはありません。

 しかし、『花の山旅、白馬岳〜朝日岳〜蓮華温泉』や『憧れの、北アルプスから日本海へ』のコース設定ともなれば、所要日数は出入りを含めるとどんなに最低でも3日以上は必要です。

 そして、同じように登山者の皆さんが、短い夏山シーズンの中で憧れの北アルプスを目指すことが出来るのは、どうしても「わずか、4回ほど」の限られた週末に集中するのです。

 混雑する小屋で、時に5人以上10人近くのパーティーでも、「予約なし」というケースが時々見受けられ、その度に小屋の中は大騒動。。。といったことがあります。

 小屋でのトラブルを最小限に食い止め、ひいては、登山者の皆様に快適な山歩きを提供させて頂くためにも、ぜひ宿泊についてはご予約をお願いしたいと思います。

 なお、その際、前日まであるいは当日にあっても、天候その他の事情によるキャンセルについては問題ありません。
 ただし、遭難や事故などの心配もありますので、コース変更やキャンセルなどは必ずお知らせ頂きたいと思います。

 またご面倒でも、「ご予約は、お電話で!」が一番確実かと思いますし、その時には登山道の状況や残雪の様子なども聞いて頂くのが良いかと思います。
 
 
 なお、山と渓谷1月号の付録「2005・山の便利帳」は、編集部からの問い合わせが昨年11月初旬だったこともあり、予約については「予約希望」となっておりますが、ご容赦下さい。
 
 また、各山小屋においては、それぞれ事情が異なりますので、その点もご了解下さいます様、重ねてお願い致します。

 
 今年の夏山は何処の山へ行こうか!?
 …あれこれ考えるのが楽しい、オフシーズンですね。

冬の一日

2005-01-19

池塘  小屋の周りで  04.9.22 の画像

池塘  小屋の周りで  04.9.22 

 今朝は4時半起床。
 電車通学で高校へ通っている末娘が、今日は早く学校へ行ってピアノの練習をしたいと、5時半過ぎの電車に乗るからというわけで、母も早起きとなりました。

 眠い。。。

 夏だったら、とっくに起き出して、寝起き直後からいきなり“ハイテンション”で仕事を始めているはずなのにと、そんな仕事仕事の毎日と比べては、「はあぁぁ…」となんとも意味不明の溜め息。

 お昼過ぎ、室堂山荘に嫁いでいる妹が来訪。
 しばらくして、役場のSさんが仕事で立ち寄る。

 うろうろと家事をしたり、近所の郵便局で用事を済ませたりしていると、あっという間に夕方になり、娘を迎えに行く時間。

 今日はあれを書こう、こんな話題で、と思っていたのに、眠たくなってしまって…。

 明日は森林管理署との会合。久しぶりに組合の皆さんとも顔をあわせる日です。

 数ヶ月間のオフシーズンの中でも、多分山小屋の皆さんは、今頃が一番『辛い』時期なんじゃないかしら!?
 
 何もしていないようでも、一日はあっという間に過ぎていきます。

自然相手

2005-01-20

真新しいベンチ   恵振山頂上   04.9の画像

真新しいベンチ   恵振山頂上   04.9

 今日は、黒部地区の山小屋組合と富山森林管理署との会合「国有林野内宿泊施設等の経営者打合わせ会」が行われました。

  
 私たちは「自然相手」の仕事をさせてもらっています。
 いろいろな職業の中でも、“癒し”系の仕事として最近注目もされ、ある意味羨ましがられているのかもしれません。

 
 それにしても。。。

 昨年は豪雨や台風などが相次ぎ、自然災害に晒された年でした。
 
 “山”ももちろん例外ではありませんでしたが、昨年だけでなく、ここ3年続きで、この黒部地区の山小屋の皆はまさに『自然の脅威』の前にその非力さを痛感させられています。

 黒部地区の山小屋組合のメンバーは、阿曾原温泉小屋や池ノ平小屋・仙人湯温泉・朝日小屋といった「山小屋」の他、祖母谷温泉小屋、その他黒部峡谷鉄道沿線の温泉旅館をも含んでいます。

 
 そういった中、出ていた話。

 例えば昨シーズンをみても、黒部峡谷鉄道沿線の特に欅平周辺では、落石による“人喰岩”の通行止めが長引いたり、黒部川の土砂が露天風呂を直撃したり。平成7年の大水害以降、「ろくなことがない」という声も聞かれます。
 
 営業成績が悪かったというだけでなく、「この先どうすればよいのか。死活問題に繋がる」といったため息が出るほど。
 黒部の山も川も、その大きさ・偉大さゆえ、それに関わる者たちを翻弄し続けています。

 立山・剱岳地区でも、何度も襲った集中豪雨や台風の影響で剱沢雪渓などの状態が悪く登山者の通行に支障をきたし、また仙人新道下の二股の吊橋は何度も流出してしまいました。
 
 佐々木泉さんの阿曾原温泉小屋では、初夏から秋にかけて、他に出来るメンバーがいないということで、二股吊橋の復旧に「山を越えて」4度も通ったという事態となっていました。
 それもこれも、自分の小屋の利益のためではなく、登山者の皆さんの安全確保を第一にという思いだけで、大変な作業を引き受けていらっしゃるわけです。
 
 
 朝日岳周辺でも、白高地沢の仮橋が早々と7月初旬に流出(その後復旧)。
 
 (時々、豪雨や台風の影響をあまり受けなかった・感じなかった皆さんから、的外れな話を受けたりもしますが…苦笑)
 
 朝日小屋では、小屋の建物そのものが直接の大打撃を受けたという最悪の事態だけは免れました。
 しかし、一昨年の冷夏、昨年の福井・新潟の集中豪雨や何度も襲った大型台風の影響をもろに受け、2年続けての宿泊者の減少となっています。

 自然相手の仕事です。
 何が起きるか分かりません。

 でも、頑張らなくては。