北アルプス 朝日小屋

朝日小屋 TEL 080-2962-4639(衛星電話)
北又小屋 TEL 0765-84-8809
開設期間外 朝日小屋連絡所
 〒939-0711 富山県下新川郡朝日町笹川 清水ゆかり
 TEL & FAX 0765-83-2318

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下山から1ヵ月半、やっと…

2005-11-28

もう秋が懐かしい…   上高地にて  05.10.19の画像

もう秋が懐かしい…   上高地にて  05.10.19

 手帳を見て、日記を見直して、改めて驚いています…。
 ホントにまぁ、よく出歩いていること。
 
 身体も、そして気持ちも、ある意味(!?)「よく頑張っている」と思います。

 「こんなに遊んでばかりじゃ、この日記を見ている皆さんに、何だか申し訳ないなぁ…」って言ったら、「シーズン中の4ヶ月間、考えてみれば一日も休みがないわけだから、その分集中して遊んでいるんだと思えば、許されるんじゃないの!?」と、友人。

 「気分転換」も「遊び」もあり、そして「勉強」あり、それからちょっぴり「仕事」も「営業」も。

 そして下山から1ヵ月半、ようやく、シーズン中の諸々の整理に取り掛かろうかと思えるようになって来ました。
 本当は、各方面へのお礼状やら早く書かなければと思いつつ、後回しになってしまっています。
 やれやれ…(苦笑)。

 というか、まだまだこの後いろんな用事やら行事が目白押し。
 気が付けば、あと2日で11月も終わり。
 確実に、今年も終わりに近付こうとしています。

 もう少し腰を落ち着かせつつ、次なる目標に向かって、着々と準備を進めなくては(!?)。

冬、間近か

2005-11-29

その日の朝、燕山荘横では吹雪だった   05.11.24の画像

その日の朝、燕山荘横では吹雪だった   05.11.24

 昨日の夜、そして今日と、稲光が走り雷鳴が轟いています。
 「どどど〜ん!!ズド〜ン!!」と、まるで近くに雷が落ちたような音がすることもあって、結構怖い時があります。

 いよいよ、冬がすぐそこまで近付いて来ています。

 この時季の雷は、「雪雷(ゆきがみなり)」「鰤起こし(ブリおこし)」と呼ばれ、時に大粒の霰(あられ)が『バチ!バチ!バチ!』と大きな音を立てて空から降って来ます。

 今日は、車のタイヤを交換して来ました。
 恥ずかしい話ですが、自分ではやりません(やれない!?)。
 
 知り合いで、山へもよく来てくれるNさんの自動車整備工場へ。
 
 私も暢気なもので、「おい、ゆかり!スノータイヤ長い間替えてないやろ?もう限界やぞ。どうや、見たか?どうする?」とNさんに言われるまで、タイヤのコトなんか気にも留めていませんでした。

 大事な命を預けるタイヤ、お金には換えていられないので、早速新品に交換してもらいました。
 冬の間、家にじっとしているならいざ知らず、今の私ならきっと、雪道をあっちこっちへ行くはずなので。

 週間天気予報では、この後の1週間はかなり雪マークも続きます。

 明日30日で、アルペンルート(富山県側)の営業も終わります。

いよいよ、12月

2005-12-02

朝日岳遠望   05.12.1     photo by Sの画像

朝日岳遠望   05.12.1 photo by S

 12月に入って最初の日。昨日は、冬の始まりにしては本当に貴重な、青空の広がる素晴らしい一日となりました。
 上の一枚は、Sちゃんから送られてきた写真です。
 朝日町山崎地内の小川の橋付近から撮った、初冬の朝日岳遠望。周りの様子も、のどかな田園風景といった感じで、雰囲気が出ていますね。

 そして今日は、一転して朝から冷たい冬の雨。
 昨日のお天気はもったいなかった、これが週末だったらなぁ、あんな良い天気に山へ!と思うのは、私だけじゃないはず。

 “飛び飛び”ながら、11月も結構出歩き、ここへ来て「忘年」という言い訳をしつつ、泊り掛けでの予定も入っている私は、どうも少し調子がヘン!?。
 お酒は余り飲めないけど、“お泊り”して帰宅すると、どうもその日一日のペースが掴めず。。。(苦笑)。

 でも、呼んでくださる皆さんには、日ごろからとてもお世話になっていたりして、山から下りて来たらやっぱり顔を出さないと。
 呼ばれるうちが、「華」です!

 いよいよ、「師も走る」時季になりました。
 
 インフルエンザの大流行も心配されていますが、皆さん、体調管理に気を付けて、チャンスがあったらやっぱり山へ行きましょう!!

元気をもらって

2005-12-02

鞍部には、ポツンと朝日小屋の屋根が確認できる   05.12.1   photo by Sの画像

鞍部には、ポツンと朝日小屋の屋根が確認できる   05.12.1   photo by S

 オフの間、元気な皆さんからたくさんのパワーをもらっています。

 時々野菜を分けてくれる、近所の小母さんだったり。
 末娘がお世話になっている、パワー満点のマリンバの先生だったり。 
 年に何度も行かないけど「ゆかりちゃん、ゆかりちゃん」と可愛がってくれるスナックのママさんだったり。
 いつも気に掛けて下さる、とってもおもてなし上手な、仲良しご夫婦だったり。
 「山」を愛し、「山」に精通して、いつも登山者のことを一番に考えている、頼りになる山小屋のオーナーだったり。
 それから、それから…。

 オフシーズンの間、いろんな人たちからたくさんの『元気』をもらいつつ、来シーズンに向けて、そしてもっと先のことを見据えながら、いろんなコトを考えています。

 山はもうこれで、深い深い雪の中でしょう。

 写真の中に、ポツンと見えている朝日小屋。
 そんな姿を見ると、胸がキューンとなります。

 …来春まで、待っていてね。

誘われて「北八ツ」、北横岳(2,480m)へ!!

2005-12-09

北横岳山頂にて、ガイドの山田哲哉さんと   05.12.7の画像

北横岳山頂にて、ガイドの山田哲哉さんと   05.12.7

 マウンテニアリングサービス「風の谷」を主宰する山岳ガイドの山田哲哉さんに誘われて、「風の谷」の“やまあるき講座”、樹氷の広がる北八ツ・北横岳での忘年会に参加して来ました。

 12月6日正午、茅野駅に集合し車で移動。
 ピタラス蓼科ロープウエイに乗って、一気に標高2,233mの山頂駅に到着しました。
 シーズンには大勢の観光客で賑わうであろう「坪庭」と呼ばれる周遊コースを行きます。
 真っ青な空が広がる中、縞枯山などの山並みを見ながら、真っ白に雪化粧した樹林帯の中をゆっくり歩きました。
 適度な登り(!?)で余り汗もかかないうちに、1時間と少しで、今日の宿・北横岳ヒュッテに到着。
 小屋に荷物を預けて、歩いて5分ほどの「七ツ池」付近を散策に出掛けました。さすがに標高が高いので池は完全に結氷していて、参加者の皆さんはその上をそろそろとお散歩。

 夜は、もちろん参加者の皆さんでお鍋を囲んでの「忘年会」!!
 美味しくて温まるお鍋、そしてシャンパン有り、ワイン有り、原酒(古酒?)有り。
 会話が弾み歌が飛び出す、とても楽しい宴に参加させて頂き、夜が更けるまで「山談義」「山小屋談義」に花が咲きました。

 翌日は、朝食後に北横岳の山頂を目指しました。

 お陰様で、南峰・山頂では、時々雲に隠れながらも、八ヶ岳連峰や南アルプス、そして中央アルプスと北アルプスの峰々が大パノラマで見ることが出来ました。

 生まれて初めての「八ヶ岳」。入門・初心者コースを、ホンの少しだけ歩いて来ました。
 お天気良し・仲間良し・ガイド良しの、快適な、楽しく素敵な山歩きでした。

氷点下12℃の世界

2005-12-09

北横岳南峰から望む、赤岳をはじめとする八ヶ岳連峰の山並み   05.12.7の画像

北横岳南峰から望む、赤岳をはじめとする八ヶ岳連峰の山並み   05.12.7

 そういえば、昔そんな題名の歌(井上陽水)があったのを思い出させる、完全にそこは「氷の世界」。

 でも、何だろう。
 寒暖計が表示するほど、それ程寒いと思わなかったのは。

 富山県の冬のほうが、寒いような気がする。
 連絡所の在るこの笹川は、一段と寒いように感じる。

 今週初めの富山県地方はずっとお天気が悪くて、私が山へ行くと知っている人からは、「大丈夫?」と心配するメールもあった。

 でも、雪の降り方は様々だったよう。

 富山県地方はずっと「雪雷」が続いていたようだし、長野県地方でも小谷村・白馬村・大町辺りはかなりひどい降りだったようだが、松本や茅野の周辺は青空が広がって降雪はそれ程でもなかった。

 両耳や鼻の頭も結構冷たかったが、でも寒さは思った程ではなかったなぁ。

 キュッツキュッツと鳴る新雪の音が、とっても嬉しかった。

素敵な宿でした。

2005-12-09

北横岳ヒュッテの佇まい   05.12.6の画像

北横岳ヒュッテの佇まい   05.12.6

 来年50周年を迎えるという、北横岳ヒュッテ。

 夏には「すき焼き」、秋から冬にかけては「鍋料理」などを中心にもてなして下さるそうです。
 
 ゆとりのある、完全予約制。
 
 特にこの時季には、「隠れ家」的存在ですね。
 
 ゆっくりした時間が流れる、そんな雰囲気の山小屋でした。

 お薦めの山小屋。

娘たちの所へ

2005-12-09

青空に…   05.12.7の画像

青空に…   05.12.7

 実は、6日間も留守にしていていました。

 今回の北八ツ行きは11月中から決めていたのですが、初めから娘たちの所にも出掛けるつもりでした。

 茅野へは初めてでしたが、次女の居る松本や三女の居る南箕輪村(伊那地方)からはJRで一時間以内ということもあって、両方を拠点にして、あっちこっちとウロウロしていたら、帰宅がちょっと予定より長引いてしまって…。

 娘たちのアパートで、シュラフで泊って来ました(!!)。
 一緒にご飯を食べたり、買い物したり、話をしたり。

 山へ行って、「母」もして…。
 それなりに、忙しい一週間でした(微笑)。