気持ちをしっかり持って
2006-06-09
小屋開けまで、あと10日をきりました。
小屋の管理人になって6年目。
毎年毎年、一年のうちで一番緊張する頃です。
そして今年は、大事な時期にこんな怪我をしてしまって。
今は「半病人」なので、今まで以上に気持ちをしっかり持って、事に当らなければと思っています。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2006/06/d20060610b.html
2006-06-09
小屋開けまで、あと10日をきりました。
小屋の管理人になって6年目。
毎年毎年、一年のうちで一番緊張する頃です。
そして今年は、大事な時期にこんな怪我をしてしまって。
今は「半病人」なので、今まで以上に気持ちをしっかり持って、事に当らなければと思っています。
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2006-06-15
順調に書いていた日記も、さすがに小屋開けを目前にして、いろいろな用事が次々と舞い込んできて、この数日書けなくなっていました。
10日には、遭対協の皆さんと近くの八幡宮にて、今シーズンの安全を祈願し、その後歓送迎会があり出席していました。
11日は、末娘の通う音楽教室の発表会。いつも本当にお世話になっていますし、高校三年生の娘がこの音楽教室の生徒として出演するのもこれが最後と思うと、感慨深いものがありました。いつもの年は、ちょうど小屋開けと重なるので見られないのですが、今年は娘の晴れ姿をこの目で見てきました。
12日以降は、周りの皆さんに助けてもらいながら、細かい用事を足したり、雑用をこなしました。
昨日の午後には、Y先生の診察がありました。
骨折した右足の回復も、予定通り順調のようです。レントゲン検査なども行いましたが、全く問題ないそうです。
ギブスを「装具」に替えようかという話もあったのですが、まだもう少し早いかな、ということで、今はそのままギブスをはめています。
ただし、そのギブスも踵側半分だけのもので、取り外すことが出来るようになりました。
今週に入って、ギブスが一時的に外せるようになって、毎日お風呂に入っています。Y先生からは、少しづつお風呂の中でリハビリらしきこともするようにとの指示も出ました。
初めは恐る恐るだった入浴も、今日はとても気持ちが良かったです。
湯船の中で、右足を愛おしく思いながら、何度も撫でてやりました。
いろいろとご心配をお掛けしましたが、順調に回復しております。
今は、まだ右足への加重は5kまでと言われています。ギブスが取れて装具になり、松葉杖ナシで歩けるようになるのは、7月10日頃だそうです。
本当に、夏山シーズンの本番ギリギリ!というところです。やれやれ。。。です。
思うように動けないもどかしさは多々ありますが、その分、本当に周りの皆さんには、いつも以上に助けて頂き、感謝してもしきれないくらいです。有難うございます。
土曜日、日曜日のお天気が気になるところです。
毎日毎日、予報もコロコロと変わります。
曇っていても、『山が見える』曇りならいいなぁ…、などと願っています。
明日の午後からは、アルバイトのみんなも集まって来て、連絡所も賑やかになります。
明日金曜日は、最後の買出しと、4ヶ月間下山出来ないことを考えて、どうしても髪を切りに行きたいと思っています。
土曜日は、朝からヘリポートでの荷造り。
日曜日、お天気さえ良ければ、朝7時前からのフライトになる予定です。
ガンバリマス!!
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2006/06/d20060615a.html
2006-06-16
小屋開けまで、あと2日。大忙しで、準備が進んでいます。
遠方からのアルバイトの男子1名は、すでに13日に富山入り。今日の午後からは、長期のアルバイトの男性2名が来てくれました。
一昨日から、ひと足早く来て私の“アッシー”をしてくれている長期の女性が1名。そして明日には、もう1名の女性アルバイトもやって来ます。
いよいよ準備も大詰め、「臨戦態勢」が整って来ました。
明日は、男性陣は朝から荷物を積み込んで、ヘリポートでの荷造り作業です。
私たちは、買い忘れ・買い残した品物を調達しに出掛けます。
後は、ゆかりの「私物」を詰めるのも忘れてはいけません。
とにかく、とにかく『忘れ物』がないように。
今年は、秋までの4ヶ月間、山から下りて来られないかもしれないので、忘れ物だけはしないように。
土曜日、そして日曜日が、どうぞお天気に恵まれますように…。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2006/06/d20060616a.html
2006-06-17
今日は午前中に荷物をヘリポートに運び、「モッコ」に荷造りする作業をしました。
お陰様で、大勢の皆さんが集まってくださり、本当に助かりました。有難いことです。
小屋開けは、それ程多くの荷物ではないのですが、最盛期の本格荷上げまでの食糧や燃料を中心に、それでも4トン以上の荷物になりました。
今年の小屋開けは、いつもの年以上に緊張します。
朝日小屋にとって大事な大事な「水」の確保が、少し心配です。
明日、きっと飛べますように…。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2006/06/d20060617a.html
2006-06-17
今日は、父の命日でした。
2000年の小屋開けの日。その当日の夕方に、無事にシーズンが始まったのを確認して、遠い空に旅立った父でした。
それから、丸6年。今日は、小屋開け準備の日。
午後からはヘリポートにヘリコプターが入って来ました。夕方までバタバタしましたが、その後は連絡所にて明日の好天を願って、ちょっとだけの『宴』。
皆さん、とても気持ち良く飲んで食べて。
大勢の皆さんに囲まれている姿を、きっと父は喜んでくれていることでしょう。
いつものメンバーとの楽しい会話。
そして、今年来てくれた新しいアルバイトのみんなとの交流も、目的でした。
朝日岳が、朝日小屋が、そして父が結んでくれた『縁』です。
大切にしたいと、心からそう思いました。
上の写真は、今宵の宴の乾杯の様子。この後も、続々人が集まって来てくれて、大賑わいの連絡所でした。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2006/06/d20060617b.html
2006-06-19
昨日、06年の朝日小屋が無事に小屋開けしました。
ゆかりの「執念」を通り越して、何かの『怨念』なのでは…(苦笑)と言われるくらい、梅雨の最中の小屋明けで心配された天候も、お陰様で朝日小屋の小屋開けに合わせたかのように雲が切れてくれて、早朝から順調にヘリコプターが飛びました。
大勢の皆さんの手助けがあり、驚くくらい仕事が捗りました。本当に有難いことです。
松葉杖をついてヘリコプターに乗り込む(しかも、背負ってもらった)という、何とも様にならない、異例の小屋入りとなりましたが、8ヶ月ぶりに「我が家」に戻りました。
今シーズンも、どうぞ朝日小屋をよろしくお願いいたします。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2006/06/d20060619a.html
2006-06-19
皆さんが一番気になっているのは、雪の状態ではないでしょうか。
今年は、どの山でも雪が多いと言われていました。
朝日岳周辺はどうでしょうか。
小屋の周りの様子だけに限定して言えば、昨年より6日遅い小屋入りでしたが、小屋前の雪は昨年並みか昨年より少し少ないくらいでした。
まだ、小屋開けしたばかりで、周辺の登山道全体を点検したわけではありませんから、確実なことは分かり次第お伝えします。
7月中旬以降の夏山最盛期に向けての雪の様子は、この後の天候次第ですが、日記でも状況報告はしていきます。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2006/06/d20060619b.html
2006-06-21
荷物の片付けに追われています。
心配した水の確保もその日のうちに無事に終わり、本格的な営業態勢に向けての小屋の中の整理が着々と進んでいます。
今年は、長期のアルバイトは全部で5名。私が管理人を始めて以来の大人数となりました。
でも、これも「神様」かな…。
だって、何も出来ない管理人では、どうしたってスタッフのみんなに頑張ってもらうしかないのですから。
3年目の永生の他、新人は4名。みんな頼もしいメンバー達です。
小屋全体が落ち着くまで、もう少しです。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2006/06/d20060621a.html