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装備について
2006-07-24
蓮華温泉方面 「吹き上げのコル」を過ぎて、八兵衛平に向かう 06.7.22
上の写真を見ていただくとお判りのように、朝日岳周辺には未だ残雪があります。
今お電話でのお問い合わせの中心は、「アイゼンは要りますか?」「私でも歩けますか??(ゆかり絶句!)」というものです。
しかし、皆さんそれぞれ山歩きの技術には差があるわけですから、一概に「必ず要ります」「要りません」の判断は、現在難しい時期でもあるのです。
皆さん、北アルプスのいろいろな山を歩いていらっしゃると思いますので、この残雪期の雪を想像してみて頂きたいと思います。
雪の量は年年によって違いますが、「雪の様子」がそれ程変わるわけではないと思います。
ザクザクに融けている箇所もあれば、氷化してツルツルになっている所もあります。
それは、通過する時間帯による場合もあります。
自信が無いようでしたら、もちろんアイゼンの携行は必至です。
もしかしたら、私たち「雪国生まれの、雪国育ち」には考えられないような恐怖心が生じている場合もあることでしょう。
パーティーのリーダーの判断も、的確にお願いします。単独の方は、自分自身の力量と相談して。
「重いからイヤだわ」とおっしゃる方もいらっしゃるのですが、ポイントは安全に登山する為にどうか、ということではないでしょうか。
写真で見て頂くと判りやすいかな、と思って、なるべく写真を載せるようにしているのですが、如何でしょうか。
不明の点は、お電話にてお伺い致しますが、「私でも歩けますか?」「私でも大丈夫でしょうか?」のご質問には、申し訳ありませんが「それぞれなので。。。」とお答えするしかないのがホンネです(苦笑)。
お気を悪くなさらないで。あしからず。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2006/07/d20060724f.html
若い子たちも大変だけど…
2006-07-24
今夜の食堂 シーズン真っ最中、でも「お好み焼き大会」
ただ今の時刻、午後7時。
夕餉のひと時が終わりました。
今日のゆかりは、「どうなったの!?」というくらい、何枚も日記をUPしました。
今日は、当初50名程あったご予約が(平日にもかかわらず有難いこと)、キャンセルに次ぐキャンセルで、結局宿泊ゼロに。テントも無し。朝から雨でしたから仕方ないです。
夕方、お客様ゼロとなった時点で、「今日は、ホットプレートで、楽しくお好み焼きなんか焼く!?」となりました。
アルバイトの子たちも、一生懸命「仕事」を見つけて頑張ってくれてはいますが、とにかくシーズンを迎える準備も一応終わっている段階では、いくら働き者の彼等とはいえ、そうそう毎日することが山ほどあるわけではありませんから、若い子たちも大変です。
そして、お客様の少ない現在の状況では、もしかしたらこのまま一気に「大混雑」の日を迎えるかもしれないという少なからぬ“恐怖”が彼らに襲い掛かって来ているようです。
普通の夏だったら、少しづつお客様が増えていって、慣れてくるのでしょうが、今年は違いますから。
私がのん気そうに、パソコンに向かうことが出来るのも、アルバイトのみんなが仕事に精を出してくれるから。
仲良くやっています。お客様をお迎えする日のために、チームワークを養いながら。
ガンバリマス!!!
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2006/07/d20060724g.html
一連の工事も終わり、お客様を待つばかり!
2006-07-25
通称“センター”の補強・補修工事も終わり 06.7.23
お客様を待つばかり!!…そんな言葉がピッタリの、今の朝日小屋です(微笑・苦笑)。
上の写真は、マーボちゃん。
彼は、以前から朝日小屋の工事を受け持ってくれているO建設の担当者。でも実は、昔々のアルバイトでもあるのです。
若かりし頃。古い朝日小屋の時でしたが、青春時代を過ごした小屋に、彼はいつもたっぷりの愛情を注いでくれます。
今回は、小屋の改装工事もありましたが、メインは通称“センター”と呼ばれる向かいにある富山県の建物の補強・補修工事でした。(大蓮華山保勝会が管理を受け持っているので)
地下水の浸入で床下がかなり腐食して危険な状態になっていましたので、急遽決まって工事が行なわれました。
工事は連休に終わったのですが、先週末にも上って来て、あちこち見てくれたマーボちゃんでした。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2006/07/d20060726a.html
朝日小屋も、より快適に!!
2006-07-25
狭いですが、喫茶コーナーを設けました!!
今年の朝日小屋は、小屋の中を少し改装しました。
メインは、食堂。
この日記にも何度か書いていますが、朝日小屋には談話室も喫茶室もありません。
建築された20年前の山小屋では、談話室も喫茶室も、そして乾燥室もそれほど重要な施設ではなく、それよりも限られた許可面積の中で、いかに部屋数をとるかが問題だったのだと思います。
(国立公園内では、その殆ど全てが許認可制ですので)
以前からずっと考えていたのになかなか実現しなかったのですが、今シーズン前にようやく喫茶コーナーが出来ることになり、無事改装も終わりました。
またそれに伴って、食堂のテーブルの配置換えもあり、今まで最大56名様に食事をして頂いていたのが、最高で63名様が一度に食事が出来ることになりました。
新しく空いたスペースには、食事のテーブルとは別に、新しく喫茶コーナー用のテーブルも置きました。
喫茶コーナーは本当に狭いスペースなのですが、紅茶やグリーンティー、またドリップコーヒーも100円で飲むことが出来ます。
余談:
「ゆかりさん、ドリップコーヒーが100円じゃ、絶対に安すぎます!!」…とアルバイトのみんなからも言われたのですが、100円にしてあります。
「いいの。私が、欲しいスーツをガマンすればいいんだから」
コーヒー用に揃えたカップは、ちょっとおしゃれに某有名メーカーのモノ。多分朝日小屋の食器の中で、一番お高いと思われます。
蔵書も少しづつ増えて、もう少しゆっくりして頂きたいという思いから、念願の喫茶コーナーの誕生となりました。
お客様に喜んで頂きたい、そう思っています。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2006/07/d20060726b.html
細かい改装も、きれいに仕上げてもらって
2006-07-25
左が親方・棟梁の名越さん、右は若い大工さん・ナオちゃん 06.7.17
大工の棟梁・名越さんは、地元・朝日町山崎地区にお住まいで、大蓮華山保勝会の会員さんです。
昨年に引き続きナオちゃんとのコンビで、ゆかりの面倒な注文にも応えてもらい、とてもきれいに仕上げて頂きました。
やっぱり、朝日小屋に対する『愛情』ですネ。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2006/07/d20060726c.html
去年までと違ったところ
2006-07-25
ロールスクリーンの向こうでは、食事の配膳が行なわれる
食堂を改装して喫茶コーナーを作りましたが、それと同時に、一部昨年までと違うシステムにしたことがあります。
お茶やお水は、無料の朝日小屋。
食堂には、冷たいお茶や温かいお茶、白湯もご用意してあります。
昨年までも、100円の飲み物コーナーはありました。
でも、朝食や夕食の食事の配膳が始まると、お客様の出入りは一切ストップしていました。食堂には入れないことになっていたのです。
しかし、せっかく喫茶コーナーも作ったのに、それでは充分にコーナーが活用出来ません。
そこで、喫茶コーナーと食事のテーブルの狭い間に、ロールスクリーンを取り付けました。
配膳をしている間は、若い子たちも大忙しで“必死”になります。ちょっと声を掛けられても都合が悪い時もあったりするので、一応「仕切り」をさせてもらいました。
配膳中のドタバタもあまり関係なく、喫茶コーナーを使って頂くことが出来るようになりました。
ちなみに、薄いピンクのロールスクリーンは、若い女の子たちの見立てです。可愛いですょ。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2006/07/d20060726d.html
久し振りの青空
2006-07-26
今朝の様子 小屋のすぐ前のチングルマも、ようやく満開に
今朝は、小屋開けしてから2度目(!)のラジオ体操。ほ〜ぉぉ。
「ゆかりさん、やっぱり山小屋は活気がなくっちゃ!!」
アルバイトの誰かが、そう言っていました。
忙しい夏が過ぎて、ホッとする秋の始まりは仕方ないとして、やっぱり夏は賑やかでなくてはいけません。
お花も、どんどん咲き出しています。
これからが、夏。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2006/07/d20060726e.html
8月に変更も…
2006-07-26
今朝の山並み 雪倉岳・白馬岳・旭岳
どうやら7月末のご予定を、8月に変更されるお客様も出て来ています。
仕事の関係や家庭の事情で、上手くいかない方もいらっしゃるとは思いますが、これ程全国的に梅雨明けが遅く、また残雪も未だあるとなれば、8月への計画変更もアリですね。
朝日小屋でも、ご予約の変更が相次いでいます。
楽しく歩ける時を選んで、ですね。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2006/07/d20060726f.html