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『朝日小屋連絡所』 開設のお知らせ
2005-01-05
どうぞ、良い年になりますように 05.1.1
本日付でHPのトップページの記載事項についても変更しましたが、この度、朝日町内に『朝日小屋連絡所』を開設いたしました。
山小屋管理の仕事も、今年で5年目を迎えます。
社長ひとり・従業員ナシの「超零細企業(!)」ではありますが、月日が経つにつれ、“荷物”がどんどん増えていきます。自分自身の「山道具」もそうなのですが、本や雑誌の類、書類、資料等など…。
加えてシーズン間近になると、小屋への荷揚げの物資が所狭しと並びます。小屋明け直前には、その量も半端ではなくなります。
シーズンオフの来客も、結構頻繁にあります。
また、アルバイトのみんなが入山前や下山時に気兼ねなく泊まれる場所も必要です。
私自身が、事務仕事に専念したり、また原稿を書いたりする場所の確保も。
そんな諸々の事情で、この度の連絡所開設の運びとなりました。
12月に入って年末までは、ドタドタバタバタと準備に追われていた次第です。
周りを山に囲まれ、裏には川が流れているという最高の(!?)環境です。
12月中旬に初雪が降った時には、集落全体が、まるでクリスマスツリーに囲まれているようでとても神秘的でした。
「山から下りて来て、また山??」という声もありましたが…。
とにかく、気に入っています。
気分一新、ガンバリマス!!
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/01/d20050105a.html
美味しいお酒
2005-01-06
小屋閉め前日、美酒でシーズンの労をねぎらった 04.10.12
お酒はそんなに強くない、というより、“強くない=弱い?”私。
でも、山の上でも下界でも決してお酒の席は嫌いではないし、美味しいなぁと思う適量のお酒を、気の合う人たちと楽しくたしなむ機会は大歓迎です。
友人と話をしていたら、「ゆかりちゃんみたいなお酒のそんなに強くない人だったら、ワインなんかを微炭酸で割って、スパークリングにして飲んだらいいんじゃない!?」って言われました。
「スパークリング」…聞いたことはあるけれど、ワインをそんな風に飲む方法があるなんて知らなかった。(美味しいスパークリングワインというのも、ちゃんと出回っているんですってね)
というわけで調べてみたら、日本酒や焼酎なんかも炭酸で割ったら飲みやすいんですか!?
今度やってみようっと。
私のお酒は体調や飲む場所によって、酒量が変わります。後片付けをしなくてすむ、コテンと横になれる、移動しなくてすむ酒席だったら、心置きなくゆっくり飲めるのですが(誰でも一緒?苦笑)
小屋では、シーズンピーク時の間はほとんど飲みません。飲みたいとも思わないし、飲める体制にもないし、とにかく毎日毎日早朝3時過ぎに起きるのが私の最重要任務ですから、体調管理が一番です。
一日の仕事が終わってから、若いアルバイトのみんながワイワイ楽しく飲み始めるのを、少し羨ましく横目で見ながらも、出来るだけ早く就寝するのが毎日の私の日課です。
そんな私でも、小屋閉め直前になると少しは飲む機会もあります。
上の写真は、知り合いの方から「ゆかりさん、小屋開けの時にでも飲んでくださいね!」と頂いていたものなのですが、どうしても、無事にシーズンが終わった最後のホッとした時に開けたいなということで、シーズン中の“お守り”のように管理人室に飾ってあった東北の美酒です。
この時は、私も冷やを湯飲み茶碗で美味しく頂きました。明日下山という日で、格別な味がしましたね。
今年も、どうか美味しいお酒が飲めますように。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/01/d20050106a.html
雪…
2005-01-08
愛嬌があってお気に入り…元バイト・Mちゃんの作品
午前中結構降っていました、雪…。
時折横殴りに降る様を見ながら、「さすがに、天気予報で“この冬一番の寒さ”とか“一級の寒気団”とか言っているだけあるなぁ」と、変に感心するのですが…。
私が小さい頃、いいえ、我が娘たちの小さい頃だって、庭に1メートルやそれ以上に積もった雪の中で遊んでいる子どもたちの写真が残っているのです。
でも、庭で「かまくら」が作れるくらいの雪の量は、一体いつ頃にお目にかかったのか忘れてしまったくらいです。
そんな中、この連休はどうやら雪国らしくなりそう?
朝から降り続いた雪は、今日の夕方には止みました。ここ数日降った雪で白く輝く峰々は、夕陽に染まってほんのうっすらピンク色に。神々しくもありました。
我が家には10日に成人式を迎える次女・三女が帰省中。振袖を着る予定の10日のお天気が気になるところです。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/01/d20050109a.html
成人式
2005-01-10
左から 次女・はるか、祖母・孝子、三女・かなえ 下澤家の前で
今日は成人式。
我が家でも、次女・三女の双子の姉妹が無事に今日の日を迎えることが出来ました。
生まれた時の体重、はるか・2630g、かなえ・2724g。合わせると5キロ以上の二人が、月満ちるまで私のお腹の中にいたのです。
かなりの安産で産まれてきたのですが、どんどん大きくなるお腹を抱えて寝返りを打つこともままならず、まるで“お相撲さん”のような姿で出産までの日々が大変だったことを昨日のことのように覚えています。
はるかは、信州松本で看護学校の2年生。いよいよ春からは、“ホンモノの”看護士目指して最終学年の厳しい毎日が待っています。
かなえは、4月からS大農学部への編入が決まりました。賑やかな都会の生活を卒業し、一転長野県の○○村での暮らしが始まります。
二人とも、高校時代から暇を見つけては朝日小屋へも手伝いに来てくれていますが、さて今夏はどうかな??
責任ある大人に、そして輝く女性に…とは、ありきたりですが、親の想いです。
追伸
写真真ん中に写っているのは、私の実母・下澤孝子です。多分、この「日記」初登場なのでは!?
もう70歳も半ばになりましたが、時々近くのスーパーにアルバイトに呼んでもらったり、夏には北又小屋で「そうめん」作りのお手伝いをしたり、頑張っています!!
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/01/d20050110a.html
北陸の冬
2005-01-12
山間の里、笹川にて 05.1.10
上の写真は、朝日小屋連絡所を設けた朝日町笹川地内。旧笹川小学校付近から見た様子です。写真中央には、雪の「南保富士」の姿が見えます。
この写真の頃には雪の量もそれ程ではなかったのですが、この後から“どかっと”積もって、今夜もまだ雪が降り続いています。
今日、山梨県小淵沢に住むTさんから電話がありました。
雪も積もっているという小淵沢ですが、「晴天率80%」「空は晴れていて、お天気で雪が降っている」というかの地の話を聞いていても、『北陸の冬』がまさに「冬の姿」だと思っている私にはすぐにはその情景が信じられません。
「空はどんより鉛色」、そんな毎日が続いている北陸地方です。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/01/d20050113a.html
青空が嬉しくて
2005-01-13
雪の中の“足跡”…
ちょっと分かりにくい写真ですが、連絡所の裏で見つけました。
何の足跡でしょうか、動物には違いないと思うのですが。足跡の先は、すぐ裏の川に向かって続いていました。30センチ程積もった雪の中、何を探してやって来たのかしら?
連絡所の裏には、シイタケの原木が立て掛けてあったり、ナメコの菌を打ったホダ木が寝かせてあったり。
山と川に囲まれて…かなり、気に入っています。
今日は、数日降り続いた雪も朝のうちだけで、青空も顔を覗かせました。
こんな日の青空、本当に嬉しくなります。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/01/d20050113b.html
山は逃げていかない…
2005-01-15
朝日岳 「水平道」にて 04.8.22
今週末は、実は里山での「雪中テント泊」の予定だったので、もしかしたらこの日記を見て「あれっ!?」と思っている方がおいでかも。。。
楽しみにしていた新年初の山行は、滅多にない「ドタキャン」となってしまい、せっかく私を雪山へ連れ出そうと計画してくれた面々には申し訳ないことをしてしまいました。
ちょっとした体調不良でしたが、今日の午後からはどうにか復活。
「山は逃げていかないから!」と慰めてくれた友人。
体調を整え、新雪(深雪)を踏みしめて里山歩きを楽しめるようにと思っています。
(でも、大したことはないので)
3ヶ月、山を歩いていませんから。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/01/d20050115a.html
山間の集落で
2005-01-17
タテヤマウツボグサ 04.7
「あんた、おらっしゃるがけぇ〜!?」
「ほっこしょやれど(少しだけど)、まぁないかしらんけど(美味くないかもしれないけど)食べられ!」
笹川のこの地、元々朝日町生まれの朝日町育ちの私なので、ご近所には知り合いやら同級生やらが居ます。お陰さまで、事務所を開設してから顔見知りになったおばあちゃんたちも何人かできました。
先日雪が降って積もった時には、「おら、雪どかしてやろか?」と、近所のおじちゃんが(娘さんと私が同級生)家庭用の除雪車で家の前をピカピカにきれいにしてくださいました。
年末年始には野菜をもらったりお煮しめを頂いたり。
今日は、孟宗竹の煮物と、それはそれは美味しいお漬け物を持ってきて下さった近所のおばあちゃん。
本当に、有難いことです。
以前にも、ある里山の登山口で、見ず知らずの地元のおばあちゃんにシイタケを持たせてもらったことがあるのですが、こんな気持ち、私も見習って大切にしていかなくてはと思いました。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/01/d20050117a.html