『予約』について
2005-01-18
2005年シーズンの各山小屋の情報収集ということで、「岳人」編集部から連絡がありました。
『予約』について…
「昨シーズンは“予約希望”となっていましたが、それでよろしいですか?」と聞かれて、一瞬、返答に迷いました。
「では、“要予約”としますか?」というやりとりで、結局、昨年の内容を変更し2005年シーズンは『要予約』と記載してもらうことになりました。
山小屋の宿泊予約については、一般的に、ガイドブックなどへの記載は「必要・希望・不要」とあるようです。
朝日小屋でのここ数シーズンをみていると、特に超繁忙期の週末ともなれば予約をしてきて下さる登山者の割合がぐっと増します。
ご予約があれば、山小屋としてもその日の宿泊状況を早くから予想できることから、お客様にかかるご迷惑(部屋の混雑による混乱や、遅い食事など)を最小限に止めることも出来うるかと思います。
もちろん、他に宿泊施設のない山の中のこと(近隣に何軒かの小屋がある場合を除き)、混んでいるからとか、その他の理由によって宿泊をお断りすることはありません。
しかし、『花の山旅、白馬岳〜朝日岳〜蓮華温泉』や『憧れの、北アルプスから日本海へ』のコース設定ともなれば、所要日数は出入りを含めるとどんなに最低でも3日以上は必要です。
そして、同じように登山者の皆さんが、短い夏山シーズンの中で憧れの北アルプスを目指すことが出来るのは、どうしても「わずか、4回ほど」の限られた週末に集中するのです。
混雑する小屋で、時に5人以上10人近くのパーティーでも、「予約なし」というケースが時々見受けられ、その度に小屋の中は大騒動。。。といったことがあります。
小屋でのトラブルを最小限に食い止め、ひいては、登山者の皆様に快適な山歩きを提供させて頂くためにも、ぜひ宿泊についてはご予約をお願いしたいと思います。
なお、その際、前日まであるいは当日にあっても、天候その他の事情によるキャンセルについては問題ありません。
ただし、遭難や事故などの心配もありますので、コース変更やキャンセルなどは必ずお知らせ頂きたいと思います。
またご面倒でも、「ご予約は、お電話で!」が一番確実かと思いますし、その時には登山道の状況や残雪の様子なども聞いて頂くのが良いかと思います。
なお、山と渓谷1月号の付録「2005・山の便利帳」は、編集部からの問い合わせが昨年11月初旬だったこともあり、予約については「予約希望」となっておりますが、ご容赦下さい。
また、各山小屋においては、それぞれ事情が異なりますので、その点もご了解下さいます様、重ねてお願い致します。
今年の夏山は何処の山へ行こうか!?
…あれこれ考えるのが楽しい、オフシーズンですね。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/01/d20050118a.html