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少し「ハード」だったけど…
2005-11-01
北又谷を行く 警備隊・平野分隊長に肩を借りて 05.10.30
2日間とも北又谷の本流を何度か徒渉しましたが、雨が降った29日より翌30日のほうが、約15cmほど水嵩は多かったでしょうか。
男の人たちが太腿まで水に浸かれば、当然身長の低い私は太腿付け根までが「水没」します(苦笑)。臀部(お尻)が冷たくなるかならないか、スレスレ位でしたネ。
何年か前に大蓮華山保勝会のメンバーと一緒に「幻の桂」まで探索に行っていますので、北又谷の流れも一応経験済み。
しかし今回は「柳河原」までということでしたので、歩く距離も長く、またテント泊の装備一式を含めた荷物の重さが約13†。(共同装備は、殆ど他の皆さんに持ってもらいましたが)
水に浸かって、地下足袋も当然ズボンも濡れ重くなった私の足。
沢の中を歩き、何度かの山越えは少し「ハード」でした。
何しろ、「道なき道」です。もちろん足を掛ける場所も無く、木にぶら下がり、岩の割れ目に手を掛けて…。それ以上に、雨でドロドロになった急斜面は、結構登り甲斐がありましたが、それもこれも終わってみれば“快感”でした。
今回は、柳又谷本流を歩くことはありませんでしたが、柳河原に足を踏み入れてみて、朝日岳のすぐ下を源とする「水谷」や「ゼンマイ谷」「赤男谷」などがこの柳又谷に流れ込んでいるかと思うだけで、感慨深いものがありました。
亡父も何度も足を運んだ「渓」。
いつかは、ぜひ覗いてみたかった「柳又谷」。
訓練に参加することが出来て、本当に良かったです。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/11/d20051101b.html
今日からは、もう11月
2005-11-01
まるで宝石のように輝く、天然のナメコ 05.10.30
10月12日の下山から、20日。
もう20日…、まだ20日…。
「日記」が飛び飛びになってしまっています。本当にゴメンナサイね。
一部には、「奥穂の疲れが残っているのでは」とか、「またいつもの年みたいに、精神的にちょっと“ポシャッている”のでは」と心配して下さっている方も。
でも、そうでもないんです(微笑)。
ちょっと、あまりにプライベートだったので書きませんでしたが…。
10月12日の夜は、もちろん「打ち上げ!」。深夜までみんなでワイワイと大騒ぎでした。
実は、10月14日から3泊4日で九州・鹿児島へ行っていました。
これはただの旅行ではなく、60年前に鹿児島に疎開していた実家の母親を連れて、叔父たちに会いに行くという、実妹たちと一緒の旅でした。
(どうしても日が取れず、小屋閉めして下山の翌々日に出発という強行日程でした)
実母も喜んでくれましたし、叔父たちとも何十年振りの再会となり、楽しい旅となりました。
10月17日夜に帰宅して、翌18日の午後には松本へ。 そして19日から、涸沢・穂高岳への山行。
本当は、穂高から帰ってから薬師岳へ行く予定もあったのですが、身体も疲れていましたし、またお天気もあまり良くなかったので、無理をせずに断念。
そして先週は、他の山小屋さんの“打ち上げ”に顔を出したり、糸魚川の市役所で半日会合があったり(白高地沢の件で)と、それなり(結構!)、モタモタバタバタと毎日を過ごしています。
先週末には、訓練にも参加して来ましたし。
もちろん、休み無く会社に勤めていらっしゃる皆さんには申し訳ないくらいの、贅沢な時間の使い方をしているのですが、その間にも来客があったり、電話があったり、用事を足したり。
山を下りて来てすぐ、「クリスマスケーキのご予約はお早めに!」とか「忘・新年会は、お決まりですか?」とか、今日からは年賀状の発売が始まったり。。。
また留守にしていた4ヶ月の間には、近隣のスーパーが別のスーパーに替わってしまっていたり。それも、3軒も。。。
(いつもながら!?)年々早まる感がする、そんな時間の流れに、実は置いていかれそうになっています。
でも「浦島太郎」になりながらも、始まったばかりのシーズンオフを、今年は少し楽しんでいる、元気な私です。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/11/d20051101e.html
大変な盛り上がりで…
2005-11-02
「幻の大桂」にて 小さく写っているのが、私 05.10.30
何故か、周囲で大いに盛り上がっているのが「朝日町民駅伝」。
今夜用事があってちょっと車で出掛けたのですが、選手とおぼしき“それらしい人”たちが、街中で走っています。
朝日小屋からは、今年も「ボッカーズ」と「エプロンズ」の2チームがエントリーする予定です。
“社長”は、と言えば、大いに盛り上がっている皆さんにはホントに申し訳ないと思いつつ、一度も練習会にも参加せずに、どうもこのまま大会当日を迎えそうな雰囲気…。
走るのが絶対にイヤ!というわけではないのですが、(中学時代までは、短距離はビリだったけど、これでも長距離走ではそれなりだった)どうも、それ程好きでもなさそうで…、とやっぱり言い訳にしか聞こえないか(苦笑)。
昨年も一昨年も私はアンカーで走ったのですが、一昨年など、走り出してすぐに「もう、歩こう!!」と思ったくらいです。
でも、沿道で応援してくれている町民の皆さんの声がはっきり聞こえてくるのです。
「あれぇ〜、朝日小屋の清水さんやわ。頑張ってぇ〜〜!!」
そんな声がはっきり聞こえてくると、もう歩こうと思っていても歩けるはずがありません。
死に物狂いで、走りましたヨ!!
(…と言っても、足も殆ど上がらず、地を這うようにしか見えなかったようですが)
でもでも…
社長はやっぱり今年も「エプロンズ」のアンカーで、という話に、“うんうん”とかなりいい加減に返事をしていましたが、どうやら出なくて良いということになったとたんに、ホンの少しの淋しさも、有るや無しや。
当日は、“部長”はじめ張り切っている皆さんと若いメンバーに走りはお任せして、私は大きな声で応援することに徹しようと思っています。
「遭対協チーム」との順位争いも興味がありますが、終わってからの反省会は両チーム合同でやる予定ですので、当日は全員怪我なく頑張ってもらいたいと思います。
くれぐれも、“社長”は応援のみということで。
よろしくお願いします!!
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/11/d20051103c.html
構え過ぎないで…
2005-11-02
柳又谷・柳河原から、上流部を眺める 05.10.30
何をしていても、一日がすごく短く感じられる。
これは、良いことだと思う。
ウロウロしていて、未だ荷物や書類の片付けも終わっていない状況で、「少しノンビリし過ぎかな…」と心の片隅で思ってはいるものの、「まぁ、未だいいか!」とも思ってみたり。
シーズン中の4ヶ月間と、シーズンオフの8ヶ月間。
余りに生活が違いすぎる、この「オンとオフ」。
でも、この「オフ」は、「オン」の為にあるはず。
ゆっくり過ごせば良い。
あまり構え過ぎないで、心豊かに過ごせれば、なお良い。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/11/d20051103d.html
“助っ人”も到着、臨戦態勢も整って
2005-11-05
泊駅にて 05.11.5
いよいよ明日は、『朝日町民駅伝』の日。
今日の午後には、強力な“助っ人”のみき子ちゃんや誠、その他の皆さんも続々到着して、いよいよ朝日小屋チーム「ボッカーズ」と「エプロンズ」の臨戦態勢が整いました。
泊駅に降り立ったみき子ちゃんを見て、かなりビックリ!
…だって、山小屋で見ていた彼女とは、雰囲気が全然違って別人なんだもの!(やっぱり都会の人だった)
わざわざこの駅伝の為だけに呼びつけて、ゴメンナサイね。
反省会用のお酒(祝杯となるか!?)を宅配して来てくれた人までいるんですヨ、ホントに有難うございます!!
出走しない私はといえば、みき子ちゃんを駅まで出迎えに行ったり、走りはしませんが、それでも準備やら買出しやら少しモタモタしています。
「大人たちが、何を興奮している!」とは、仰いますな。もうみんな、大真面目なんですから(微笑)。
明日のみんなの健闘と、お天気が持ちますようにと祈りつつ…、夜は更けていきます。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/11/d20051105a.html
みんなの「力」
2005-11-05
遠くに朝日岳を眺めながら、試走する 05.11.5
『朝日町民駅伝』は、本格的なランナーたちの集まる地区対抗の部と、クラブ対抗の部があります。
朝日小屋は、クラブ対抗の部に「男子チーム・ボッカーズ」と「女子チーム・エプロンズ」の2チームがエントリーしています。
町内でも、かなり小さな、一企業(!?)である朝日小屋から2チームも出走するなんてすごいと思いませんか!?
それに「朝日岳方面遭対協」からの1チームを加えて、この朝日岳関係者のパワーの凄いこと!!
本当は、ザックかヘルメットなんかを襷(たすき)代わりにすれば、宣伝にもなるとかナントカ、事前の話し合いでもワイワイガヤガヤとかなり賑やかだったようです。
このみんなの「力」、感心しています!!
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/11/d20051105b.html
みんな頑張った、「朝日町民駅伝」!!
2005-11-08
爽やかな笑顔で、記念撮影 05.11.6
6日、秋の爽やかな空の下、「朝日町民駅伝大会」が行われました。
既報の通り、朝日岳関係からは、朝日岳方面遭対協から1チーム・朝日小屋から2チームの、合計3チームが出場し、大いに大会を盛り上げました。
当日は雨も心配されましたが、大会が終了するまでお天気ももち、みんな元気に走り、そして本当に良く頑張りました。
成績は、それぞれ練習も頑張った甲斐があって、中学生やその他クラブチームにも負けないくらいの好成績でした。
朝日小屋関係では、「ボッカーズ」の5区に出走した誠クンが、区間一位の“ブッチギリ!”区間賞に輝きました。
また同じく「ボッカーズ」では、並み居る男子の皆さんを抑えて、4区でクラブチーム16名中のナント2位に、女子ながら出走したエリちゃんが入りました。
エリちゃんは、小屋閉めの時あの背広姿のパフォーマンスを披露してくれたササキちゃんの娘さん。
同じく女子チームの「エプロンズ」では、エリちゃんの妹の舞ちゃんが12名中の3位、アルバイトのみき子ちゃんが堂々の2位になるなど、本当にみんなが大健闘した大会でした。
反省会は、遭対協チームと朝日小屋チームの合同で行われ、また2次会も大いに盛り上がるなど、楽しく過ごした一日でした。
そして来年は…、ともうすでに皆さん次回の大会に向けて作戦を考えるなど、ますます朝日岳関係者の絆を深めた有意義な一日となりました。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/11/d20051108a.html
母と一緒に、黒薙温泉へ
2005-11-12
猿飛峡にて 05.11.10
10日・11日と、母と知り合いのNさんの3人で、黒部峡谷の秘湯・黒薙温泉へ行って来ました。
いつだったか、母もNさんもそして私も、誰も黒薙温泉へ行ったことがないということになり、「それじゃあ、一度紅葉がきれいな時に行って来よう!」ということになったのです。
黒薙温泉さんは、同じ山小屋組合に所属しているということもあり、一度は訪ねてみたいと思っていた温泉。
朝日町から宇奈月温泉のトロッコ電車の乗り場まで30分弱、トロッコ電車で黒薙駅まで25分、宿まで歩いても15分。一時間ちょっとで行ける温泉なのに、今まで一度も訪れたことがありません。
当日は青空が広がる良いお天気に恵まれ、せっかくだからと、トロッコ電車の終点の欅平まで足を延ばしました。
私も、欅平周辺を“観光客”となって歩いたのは初めて。
紅葉には少し遅かったようですが、それでも渓谷の秋を感じつつ、猿飛峡までの道のりを散策しました。
すぐ近くの山、そして遠くの峰々は、前日に降ったのでしょうか、白く冠雪しており、すぐ近くまで冬が近付いてきていることを窺わせていました。
そして、お目当ての黒薙温泉へ。
黒薙温泉辺りは、紅葉が真っ盛り。赤や黄色の葉が鮮やかで、陽の光に輝いて本当に見事でした。
黒薙温泉の発見は、今から360年も前の正保2年(1645年)といいますから、本当に昔からの温泉です。
深山幽谷の「隠れ湯」としての面影があちらこちらに残されている温泉で、「こんな近くに、こんなに素敵な温泉とお宿があったとは」と3人で感激しきりでした。
女性専用露天風呂の「天女の湯」、宇奈月温泉の源泉がすぐ横にある「大露天風呂」、そして源泉掛け流しで風情のある「内湯」。
どのお湯をとっても最高で、もちろん全部入って来ました!! (満天の星空を眺めながらの、大露天風呂は圧巻)
そして、山菜料理を中心として、富山湾の海の幸や岩魚の塩焼きまで出た宿のお料理。素朴な中にも工夫があり、そしてお味は薄味で上品。
山菜は、春の間に宿の方たちで摘みに行ったものばかりとか。また、雪が多いからでしょうか、今現在この時季でも採れるという山菜が“天ぷら”になって食卓に上っていました。
宿良し、お湯良し、そしてお食事も良し。
母もNさんも大喜びで、少しは親孝行が出来たかなと、大満足の『小さな旅』となりました。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/11/d20051114a.html