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05年シーズンが、スタートしました!!
2005-06-14
無事に、小屋開け完了!!
皆さん、いろいろとご心配をおかけしましたが、12日の午後に無事今シーズンの小屋開けが完了しました。
朝から雲が低く小雨が降り、とてもヘリコプターが飛べるようなお天気ではありませんでした。
さすがに4年続いた『ゆかりの強運』も、5年目には力尽きたか!と思われたのですが、どうやら恵振山中腹から上は晴れているという情報が入り、「やりましょう!!」という決断が下りました。
越道峠付近は、ガスで真っ白。「やっぱりダメか…」と思ったのですが、北又のヘリポートに到着した頃には青空が見えてきました。
途中の中断もありましたが、小屋関係者14名工事関係者11名の計25名の人送、そして合計で10トン近い資材の物輸が無事に終わったのが、夕方の5時半近くでした。
前日から荷物の運搬などを手伝ってくれた皆さんにも、本当にお世話になりました。
05年シーズンも、どうぞ朝日小屋をよろしくお願いいたします。
ガンバリマス!!
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/06/d20050614a.html
とり急ぎの情報ですが…
2005-06-14
前朝日岳をバックに 05.6.12
今シーズンの北アルプス、残雪の状況についての情報はいろいろありましたが、山域や標高によってももちろん違いますので、実のところは小屋に入ってからでないときちんとお伝えできませんでした。
朝日岳周辺ですが、小屋の周りの雪で言えば、この5年間で一番多いのではないかと思います。(今日現在の様子です)
昨年の小屋開けの写真と比較してみても分かります。
北陸地方の高山では、4月5月にも降雪があり、山が真っ白になったことが何度かありました。
富山県警山岳警備隊の平野分隊長が、小屋開けの12日に北又から歩いて登って来られたのですが、恵振山も6合目から上はかなりの残雪があり、また夕日ヶ原では夏道がほとんど出ていない状況だということです。
昨日、小屋から朝日岳山頂まで数名が偵察に登ったのですが、こちらもずっと残雪があって夏道が出ていたのは1、2箇所だけだったそうです。
本格的な夏山シーズンに雪の状態がどうかということは、この後の天候次第です。梅雨のお天気が気に掛かります。
早い時期や7月中の登山を計画されている場合は、情報収集に努めてください。
今後正確な情報が入り次第、その様子を逐次ご報告します。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/06/d20050614b.html
大失敗!!
2005-06-14
夕照の雪倉岳、白馬岳、旭岳 05.6.12
いきなり、今シーズン最初にして、最大の失敗!!
小屋開けした12日の夜、その感激を伝えたくて、頑張って日記を書こうと思っていました。
「BANちゃん、日記書くワ。パソコンは!?」
「あれっ、ゆかりちゃん、自分で抱えてヘリに乗ったんじゃないの!?オレ知らんョ!!」
「えぇ〜〜!!うっそぉ〜!!」
忘れてきたんです。。。
小雨まで降るお天気に、かなりのんびり構えていたら、急に「さぁ、やるぞ!!」の連絡が入り慌てて笹川の連絡所を飛び出しました。
その直前までインターネットでお天気を調べていたので、前もって準備していた荷物とパソコンが入ったダンボールが別々になっていたのです。
そんな言い訳はともかくも…(苦笑)、気付いた時は全てが終わったその夜だったのです。
でも、何とかなりました。
他への物輸があって未だ北又に駐機していたヘリコプターが、私の大事なノートパソコンを運んで来てくれました。あ〜ぁ、本当に良かったデス。
そんなこんなで、小屋開けの日記が遅れましたが、これからも、シーズン中は時間の許す限り頑張って書きたいと思っています。
そう思うと、書けなくて一番淋しかったのは、実は私だったのかな。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/06/d20050614c.html
小屋の周りでは…
2005-06-14
未だこんなに雪が… 05.6.12
上の写真は、朝日小屋のすぐ前にある“センター”と呼んでいる建物の周辺の様子です。
プロパンのボンベが見えます。これは去年置いていったものですが、その高さからしても、場所によっては未だ3メートル近い雪がありますね。
右側に屋根だけ見えているのは、テント場のトイレです。屋根しか見えていません。
ここ北アルプスの最北の山・朝日岳周辺では、まだまだ雪が深いのです。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/06/d20050614d.html
『山の神様』に感謝
2005-06-14
小屋のすぐ前 05.6.12
好天に恵まれ、人に恵まれ…
『山の神様』はきっといらっしゃるのだと思います。
本当に感謝感謝、です。
頑張っていれば、これからもきっと応援していてくださいますね。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/06/d20050614e.html
山の上に居る、という実感
2005-06-14
今日の雲海
朝のひんやりと澄みきった空気を感じる時。
ボンヤリと夕焼けを眺める時。
そして、雲海に吸い込まれそうになる瞬間。
自分は、山の上に居るんだということが実感できる。
上の写真は、今日の夕暮れ時。
初雪山や白金の頭、定倉山が見える。
ぽわんとした、雲海。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/06/d20050614f.html
夕日ヶ原、恵振山まで
2005-06-15
夕日ヶ原、残雪の様子
今日の午後、12日からお手伝いに上がってくれていた助っ人・板さんが下山。途中まで、小屋のみんなで登山道の偵察やベンガラ撒きに行くことにしました。
私も、夕日ヶ原まで行って来ました。
入院の前からあまり歩いていなかったし、もちろん手術後初めての山道(雪の上)だったので、夕日ヶ原の途中で引き返すことにして出掛けました。
北又方面は、夕日ヶ原だけでなく、「馬の背」付近の岩場以外は、恵振山まで夏道は殆ど出ていない状況にあります。
今日の作業は、小屋の全員でのルートの確認とベンガラ撒き、一昨日に県警山岳警備隊の平野分隊長が立てていかれた目印の旗(3月吹雪の白鳥山で活躍した、あのフラッグ)の点検でした。
さすが助っ人・板さん、視界の利かない雪しか見えない中で、的確な指示を出してくれました。
この先当面の山開き登山会に向けて、何度も夕日ヶ原まで作業に出掛ける予定です。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/06/d20050615a.html
ただただ、雪
2005-06-15
一面に雪が残る夕日ヶ原
ガスが切れている時でも、地形が分かっていないとなかなか正確にルートが取れないかもしれません。
未だもうしばらく、この時期の北アルプスは、ピッケルやアイゼンなどをきちんと装備して、地図やコンパスを携行しなくてはいけません。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/06/d20050615b.html