ちょっと痛々しい姿だけど
2005-09-22

テツによる、「手術後」
その靴の状態によって、ビスで留めたり、針金や番線を使って固定し、最後はテーピングテープで巻いたりします。
何があるかわかりませんから、テーピングテープは、携行するのが良いでしょう。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/09/d20050922b.html
2005-09-22
テツによる、「手術後」
その靴の状態によって、ビスで留めたり、針金や番線を使って固定し、最後はテーピングテープで巻いたりします。
何があるかわかりませんから、テーピングテープは、携行するのが良いでしょう。
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2005-09-23
サンカヨウも実になって
先日テレビ東京系で放映された番組のビデオが、昨日手に入りました。
その名も、『日曜ビッグバラエティー 海・山・大地で生きる!ふるさとの名物かあちゃん』
昨日の晩ご飯の時、みんなでビデオ鑑賞会。
あ〜ぁ、またまたいろいろ出ちゃった!?…というのが、正直な感想(苦笑)。
でも、なかなか面白かったというのも本音デス。
ドタバタもあり、涙あり笑いあり、チョッピリ厳しい姿あり。
トイレットペーパーが無くなって大騒ぎしている姿も、しっかり映っていました。
ちょっとした遭難騒ぎの場面もありました。
私自身としては、三女のかなえの言葉が印象に残りました。
「じいちゃんの時は、じいちゃんは静かだったけど、お母さんになったら…」
亡父が小屋をやっていた時、我が娘たちはまだ小学生から中学生だったはず。でも、子どもなりにいろいろしっかり見ていたんだなぁと思いました。
まだまだ5年目。バタバタしています。
お客さんにもアルバイトのみんなにも、迷惑を掛けていないか、そして私の姿はどんな風に映っているのか、そんなことも考えました。
前を向いて、一生懸命頑張る。
そして、いつの日にか、もっと自然体でいられるようになったら。
もう何年か経ったら、少しはドタバタも落ち着くのかな…、そう思いながらテレビに映る自分の姿を眺めていました。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/09/d20050923a.html
2005-09-23
ミヤマカラマツ 05.8.24
「日曜ビッグバラエティー」放映の後、何件かのお電話やファックスを戴きました。本当に有難うございました。
見ず知らずの方からの、心のこもったファックスもありました。
常連さんからのお電話もありました。
20年前、亡父の代にアルバイトをしていたという方からも「親父さんの写真も出ていて、とても懐かしくて電話しました!」と連絡を戴きました。
今シーズンも最後まで、そして来シーズン、またテレビに映ったそのままの笑顔でお客様をお迎えできるよう、一生懸命頑張りたいと思います。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/09/d20050923b.html
2005-09-24
今朝のマツムシソウ 草丈わずか10cmほど、小屋の横で
昨日、栂海新道を目指すあるグループの皆さんがお出でになりました。
その中に、3年程ぶりに朝日小屋にお見えになった女性。亡父の代から、何度か通って下さっている方でした。
夕食の後、立ち話でしたが、少しお話しする時間がありました。
時々私の管理人日記も読んでいらっしゃるようで、「9月病」などと書いたりしたものだから、いろいろと心配して下さっていました。
その中で出た話…。
その方が以前から通っていた、ある山小屋。
最近先代のオヤジさんから、徐々に息子さんご夫婦に経営が移っていっているようです。
…… 前のオヤジさんの時は、小屋に行くと『おぉ、遠い所ホントによう来たなぁ!!』と “ぎゅーっと、抱きしめるように” 迎えて下さったように思えて、結構足繁く通っていたんだけど、息子さんになったら、何だかあっさり「いらっしゃいませ」と言われているだけのような気がして、最近はなかなか足が向かわない ……
「あぁ、登山者・お客様の皆さんは、こういう風に感じている時もあるんだ」 そう思った一瞬でした。
私も亡父から管理人を引き継いだ形で、もう5年。
日常的な小屋の切り盛りはもちろんのこと、そして日々のお客様との応対だけでなく、警備隊や遭対協他関係者の皆さんとの関係、そして大蓮華山保勝会の会員の皆さんとの関係…、その他とにかく諸々に気配りをする毎日です。アルバイトや週末にお手伝いに来てくれるみんなも、大切にしなくてはいけません。
でも昨日のお客様の話は、小屋の管理人として「一番大切にしなくてはいけない、気持ち」を再確認させられたようで、ハッと思いました。
… 『よく来たね!!』と、先ず受け入れる …
この言葉は、管理人になってしばらくしてある方に教えられたひと言です。
でも、特に夏山繁忙期を中心に、小屋が最高に混んでいる時、またいろいろなお客様との「思いもかけない場面に遭遇した時(!?)」、果たしてそのことが確実に実行されているのか、いつも自問自答は繰り返してはいるのですが、どうでしょうか。
「ぎゅーっと、抱きしめるように」お客様を迎える…
(正直なところ、実際には何でもかんでもという訳にもいかず…)
いろいろな場面で難しい時もあるでしょうが、そんな気持ちはいつもいつまでも大切にしたいと、改めて思った昨日の夜でした。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/09/d20050924a.html
2005-09-25
楽しい夕食のひととき 05.9.24
昨日、北又から懐かしいメンバーが上がって来てくれました。
常連のシュンちゃんを先頭に、夏にアルバイトをしてくれたまち子ちゃん、“ボッカ・バイト”に大活躍してくれた川原青年、高校生の頃からアルバイトに通ってくれ今夏週末毎に手伝ってくれた慎ちゃん。
それが、1ヶ月も前からこの連休中に朝日小屋に大集合しようと計画し、それぞれに声を掛けていたとか。私や小屋に居るみんなを驚かすつもりだったようです。
しかし、まともに玄関から入らず地下室から“進入(侵入!)”するというオマケ付きの「お忍び山行」も、ちょっとしたハプニングから事前に情報が伝わりバレバレ…。
それでも、私をビックリさせようという、思いがけないみんなの大集合には、本当に感激しました!!
夜は、“例の”テレビ東京の番組のビデオをみんなで観賞しました。
ボッカで頑張った川原青年や慎ちゃんの姿が映り、「トイレットペーパー事件」ではリュウジのとぼけた応対(本人は真剣!)にドッと笑いが起こり、そしてまち子ちゃんの笑顔とピースサインには全員が納得!!
北又から登って来てくれた保勝会のNさんも交えて、そんな楽しい、夏の繁忙期を懐かしく思い出させてくれた一夜となりました。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/09/d20050925a.html
2005-09-25
朝日平から、朝日岳山頂方面を眺める 05.9.24
先日「気温が8℃まで下がり、寒いです」と書きましたが、その後気温は朝方でも10℃以下にまでなかなか下がることがありません。昨日・一昨日には陽が射して、日なたでは20℃近くにもなりました。
早い年でしたら、そろそろ「初氷」や思いがけず「初雪」が見られても不思議でない頃なのですが、今年はどうもまだそれ程まで寒くはなりません。
週間天気予報を見ても、まだ9月中は、グンと気温が低下することも無さそうなことを言っています。
草紅葉は進んで、キンコウカの葉はますます鮮やかな朱色に近付き、ちらほらチングルマの葉も赤く色付いています。
しかし、2000メートルを超える地点でも、ダケカンバやナナカマドの色付きには未だもう少し早いでしょうか。
紅葉の見頃は、10月になりそう…(!?)。
この後のお天気と気温次第なのですが、もしかしたら、10月の3連休辺りが最高に「山が燃える」かもしれませんね。
蓮華温泉方面は、雪倉岳や赤男山そして朝日岳の裏斜面の紅葉、そして五輪尾根の色付きが最高に素晴らしいです。
また栂海新道方面も、照葉の池から黒岩平辺りまでが、10月に入って紅葉の見頃を迎えます。
北又からの道も、昨年は小屋閉め頃が恵振山山頂周辺が素晴らしかったです。
白馬岳からの水平道は、昨年一昨年と、ここも10月に入ってからが本当に素敵でした。
毎年毎年、その年年で紅葉の始まりや見頃の時期が少しづつ違うので、「絶対この頃!」とは言い切れないのですが、今年は10月に入れば、どのルートを歩いても、山は赤や黄色の綺麗な衣を纏って私たちを迎えてくれるだろうと思います。
もちろん、これから先は、秋と冬が「行ったり来たり」の時季となります。
くれぐれも、『それなり・それ相応』の計画と準備・装備をお忘れなく!!
秋の朝日岳へ…、お待ちしております。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/09/d20050925b.html
2005-09-28
二人でニッコリ!! 白馬岳山頂にて 05.9.26
留守をしていました。
26〜27日、年に一度の、白馬岳への『出張』に出掛けて来ました。
当日は、アルバイトのみき子ちゃんと二人。
人一倍足の速いみき子ちゃん(北又〜朝日小屋で3時間、朝日小屋〜親不知を10時間弱で駆け抜ける!)、遅足の私に付き合ってくれて、きっと疲れたことでしょう。
両日は時々ガスも掛かりましたが、それでもビュースポットとなるポイント毎に雄大な景色を眺めることができ、秋の「大蓮華」の山々を楽しむことができました。
朝日岳周辺の紅葉にはやはりもう少し早かったのですが、それでも至る所でナナカマドの実が赤く色付き、草紅葉も見事でした。
全山を彩る木々の紅葉・黄葉も、もうしばらくでしょう。
登山道を確認・点検し来シーズンの課題を見つけたり、登山者の皆さんの大変な思いを体感したり、山小屋での喜ばれる「おもてなし」は??と考えたり…。
自分の足も、元気でした!!
今日明日と、今度はテツと天神の“男組”二人が白馬岳へ出掛けています。留守番がみき子ちゃんと二人だったので、ちょっと日記を書くのが遅くなってしまいました。
“男組”二人は、しっかり「休養」にしてあげようと思っていたのですが、「あっちの草、もう少し刈って来て!」「竹がかなり伸びていたから、ナタかカマか、ノコギリも持って行って!」と、結局用事を言い付けられてしまって(苦笑)、ちょっと可愛そうだったかしら。
そんなこんなで…、
小屋閉めまであと2週間となった朝日小屋です。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/09/d20050929a.html
2005-09-28
雪倉岳山頂付近から眺める、白馬岳・旭岳 手前は鉢ヶ岳 05.9.26
元富山県警山岳警備隊々長の谷口凱夫さんが、著書などに好んで書かれる中に、『常歩無限』という言葉があります。
私も、とても好きな言葉です。
一年に一度必ず、私が白馬岳や蓮華温泉への道、あるいは春の栂海新道を歩くのは、登山道の点検が主な目的です。また、朝日小屋へ通って下さる登山者の皆さんの気持ちを少しでも実感したいという、そんな思いからです。
しかし、他にも私なりの“想い”があります。
雪倉岳山頂付近から眺める、白馬岳や旭岳の雄姿が大好きです。
いつもはお客様からの問い合わせのお電話では、「白馬岳から朝日岳、そして蓮華温泉へと周るコースが一般的だし、そちらの方が少し楽ですよ」とお答えしています。それぞれ実力次第ですが、実際にはそうだと思います。
しかし、「上り」と「下り」では、見えるものや感じ方に少しですが違いがあると思っています。
どっしりと大きな山体の雪倉岳の登りは、結構キツイです。
でも広々としたその山頂に立って、行く手に見える白馬岳の堂々とした山容を眺めると、いつも、憧れにも似た感情とともに溜め息が漏れるのです。
「これから、あの山に登るんだ!」という不思議な感情が湧いてきます。
そして朝日小屋への帰路、所々で振り返ると、白馬岳はどっしりと大きく構えています。
「あぁ、あんな遠くから来たんだ…」という想いと共に、「人間って、素晴らしいなぁ…」と勇気付けられます。
『常歩無限』
… 常に歩く(歩む)、限りが無い
… 小さな歩みでも、限り無く前に進むことができる
その力と勇気を貰いに、私は毎年、白馬岳へ登って来ます。
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