燕山荘前で記念写真  バックに燕岳(2762.9m)  05.11.23
 山へ行きたい行きたいという『病気』も、どうやらますます重症になってきた様子。
 本格的な冬山シーズンを前に、私でも未だ登れる山はないかと思案。そして…。
 今回は、今シーズンから営業期間を延長した燕岳・燕山荘へ、23・24日の1泊2日で行って来ました。
(燕山荘は、明日26日までの営業)
 燕岳へは夏道でも登ったことがないので、少し不安はありましたが、どうやらお天気も安定しているような予報で、また心強い同行者を得て、いざ“憧れ”の「雪の北アルプス」へ!!
 登山口は、中房温泉。
 年末年始も営業しているという燕山荘ですが、その時には途中までしか車を乗り入れることは出来ないようですが、問い合わせると当日は中房温泉までは雪もなく通行可能とのこと。
 約30分毎に第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチ、富士見ベンチと休憩ポイントがあり、ゆっくりでもいつの間にか合戦小屋へ。
 「北アルプス三大急登」と名高い“合戦尾根”ですが、順調に歩を進めることが出来ました。
 合戦小屋では雪が舞い、強い風が吹く寒い中で昼食。でも用意してあった具沢山の汁物をガスで沸かし、冷えた身体を芯から温めることが出来ました。
 途中“合戦沢の頭”からは、有明山はもちろんのこと、大天井岳をはじめ槍ヶ岳も見え、また安曇野や松本の眺めを一望でき、大いに感激。
 そして、いよいよ燕山荘へ。
 80年を越える歴史を誇る、重厚な趣きのある山荘の建物が出迎えてくれました。 
 また、小屋閉め直前の忙しい時にも拘らず、若いスタッフの皆さんが笑顔で迎えて下さいました。
 そして、夜。
 安曇野や松本の街の灯りが、空気の澄んだ初冬の暗闇の中で、それはそれは本当にキラキラ瞬いて綺麗でした。
 おまけに、長野市内での花火大会の大きな打ち上げ花火までもはっきりと見ることができ、他のお客様と一緒に歓声を上げて大はしゃぎ!!
 翌24日は、予想に反して燕山荘周辺では雪。吹雪いていました。
 真っ白の中、期待したご来光は見られませんでしたが、きっと「またおいで!」ということかな、と。
 暖かな小屋も魅力でしたが、下山後の有明荘での入浴を楽しみに、後ろ髪惹かれる思いで燕山荘を後にしました。
 吹雪の燕山荘でしたが、合戦沢の頭辺りまで来ると雪も小止みに。その後高度を下げていくと、お陽様も顔を出して来ました。
 無事下山後は、有明荘へ。
 平成12年から燕山荘が管理を委託されているという有明荘ですが、日帰り入浴が可能で、こちらもなかなか味のあるお風呂に満足満足!!
 行きたくて行きたくて、どうしても行ってみたかった燕岳・燕山荘。
 大満足の山行でした!!!