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安全確保のため、ガンバル!
2008-07-17
歩き易いように、雪の急斜面にステップを切る
今日は、ミゾテ・永生・陽介の3人が、蓮華温泉方面の登山道の点検と整備に出掛けました。
朝8時に出発して、小屋に戻ったのは夕方の6時。白高地沢までを往復して帰って来ました。
一般の登山者の方ならば、白高地沢まで4時間から5時間近く掛かるでしょう。でも彼らは、ハードな作業をしながら戻って来ました。本当にご苦労様でした。
蓮華温泉への登山道は、朝日小屋からのメインルートのひとつです。
今シーズンは、白高地沢の仮橋が未だ架かっていないということで、今日現在は未だ殆ど登山者の往来はないのですが、今度の3連休には、大勢のお客様がこの道を通過されるという予定になっているので、今日の作業となりました。
夕方小屋に戻って来た3人の顔には、作業が大変だったことを予想させる少々の疲労感もありましたが、自分たちが登山道を守っているんだというような自負や充実感もあったように思います。
何事も、登山者の皆さんの安全確保のため。それが一番大切なのですから。
小屋に残ったメンバーも、掃除やお客様の食事の準備に忙しかったです。
若いアルバイトのみんなが、頑張ってくれています。
みんなに支えられて、朝日小屋が回っています。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2008/07/d20080718b.html
お花が、どんどん咲き出して…
2008-07-18
小雨の中、ミヤマキンポウゲ 小屋の横で
アルバイトの男の子たちが作業に出掛けると、現場写真を撮るために私のデジカメを持って出るので、この頃なかなかお花の写真を撮ることが出来ませんでした。
久し振りに、ほんのちょっとの間を見つけて、小屋の周りだけですが、ウロウロしました。
何しろ、お問い合わせやらご予約やらのお電話が、引っ切り無しにかかるもので、日中も受付を空けることが出来ません。
雨が少ないので、雪融けは遅れているのですが、可憐な花たちがどんどん咲き出して、朝日平もいよいよ賑やかになってきました。
なかなか書けなかった登山道の状況を、UPしなくてはいけなかったので、日記が「雪だらけ」「白ばっかり」になっていました。
お花の様子も書いていきます。
楽しみにしていて下さい。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2008/07/d20080718c.html
お花たちに出逢える山、朝日岳
2008-07-18
米粒ほどの小さな小さな花、ミネズオウ 朝日神社横
朝日岳は、お花の山です。
いついらしても、何処を歩いても、お花たちには必ず出逢えます。
そんな山なのです、朝日岳は。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2008/07/d20080718d.html
雪掘り!!!
2008-07-18
毎日、とっても「ハードスケジュール」な男子たち 今日の雪掘り
里では、連日30℃を越えるような真夏日が続いているというのに、朝日小屋のみんなは、ナント「雪掘り」をしています。
この雪の下には、何が埋まっているというのでしょうか。
私が管理人になって8年目、多分記憶が正しければ、こんなことは初めてです。
チェーンソーを使って雪を切っているのは、ミゾテ。縦横にチェーンソーで切れ目を入れてから、の作業です。
本当に、毎日「ハードスケジュール」です。
みんな、ガンバレ、ガンバレ!!!
…もちろん、私も。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2008/07/d20080718e.html
『水源地』を目指して
2008-07-18
「ダム」は、この下に…
朝日小屋の水源は、小屋開けから7月半ばまでは前朝日岳からの雪解け水。そしてそれ以降は、朝日小屋から朝日岳山頂までの途中にある、沢水と湧水を合わせた「ダム」からの取水となっています。
例年、早ければ7月20日前、遅くとも20日過ぎには「水源地」の切り替えをして、大勢のお客様がおいでになる前にその準備を済ませています。
しかし今年は、大事な大事な「水源地」がまだ雪の下。雪に埋もれているのです。
こんなことは、この数年ありません。小屋開けの時ならともかく、今の時期に雪掘りをして水源を捜し出すなどということは、私が管理人になってからの記憶にありません。
水源地にある「ダム」は、約1.5メートルの雪の下。そしてジョイントを繋げる箇所については、もっと雪がある(多分、2〜3メートル近くとのこと)のではないかということで、明日もその作業が続く予定です。
どなたか、暑い暑い里から脱出して、雪掘りの手伝いにいらっしゃいませんか!?…冗談抜きで、そんな感じです(苦笑)。
明日からは、海の日の3連休。アルバイトのメンバーは連日、遠出して登山道の整備をしたり、雪と“格闘”したり、小屋に残ったメンバーもいろいろ大変だったり…。
大勢のご予約を頂いている連休を控えて、とにかく無事に、順調に、諸々の仕事が進むことを祈りつつ、私もガンバるばかりです。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2008/07/d20080719a.html
「白高地沢」の仮橋が架かりました!!!
2008-07-18
青空と雲 朝日平から 08.7.17
「白高地沢」の仮橋が、今日架かりました。
夕方、糸魚川市役所の担当者から連絡が入りました。
連日皆様から沢山のお問い合わせを頂き、朝日小屋としても大変やきもきしておりましたが、これでひと安心です。
ただし、朝日小屋〜蓮華温泉の間には、未だかなりの量の雪が残っていて、注意を必要とする箇所も沢山あります。
雪も、雨が少なく好天が続いている中で、どんどん硬く締まっていき、思った以上に表面が「ツルツルしている」状態です。
残雪上でのスリップ・転倒・滑落など、また道迷いなどにも十分注意をして下さい。雪の上の歩行に不安がある方や雪が苦手な方については、アイゼンやストック(ピッケル)の携行が必要です。
とにかく、北アルプスの最北端・朝日岳周辺には、未だ雪が残っています。
余裕のある計画・体力と技術に見合った計画、そして十分な装備が必要です。
連日の猛暑が続く「里」での体調管理も、大事ですね。体調を整えて入山されるよう、くれぐれもお願いします。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2008/07/d20080719b.html
再会
2008-07-22
稲葉ガイド、植田専務さんと 08.7.17
3月に私が北海道へ行って講演会をして来た、そのきっかけを作って下さったお二人が、ツアーのガイドさんと添乗員として朝日小屋に来られて、久々の再会となりました。
稲葉英樹ガイドは、元富山県警山岳警備隊々員で、ヒマラヤのガッシャーブルムやK2の登山経験も持つ、スゴイ人!…でもとっても「お茶目」で楽しい方です。
昨年から今年にかけて、映画『剱岳・点の記』の関係者として忙しいシーズンを送っていらっしゃいます。
実は昨年、植田さんの会社のツアーで朝日岳をガイドをされ、今回も同行してくれました。
そして植田専務は、昨年初めてツアーで朝日岳を訪れ「その時の、朝日小屋の対応に感激しました!」と、私を指名して北海道まで呼んで下さった方です。もちろん、山岳ガイドの資格をお持ちです。
そんなお二人が、今年も遠く北海道から大勢のお客様を連れて、シーズン初めの朝日岳にいらっしゃいました。
誠実で、そして何より実力のあるガイドさん。
お客様を大切にし、有能なガイドさんを同行させてツアーを計画する旅行会社。
そんなツアーだったら、受け入れる立場の山小屋も安心していろいろお任せできますね。
遠路はるばる、本当に有難うございました。
「いつか私も、剱岳源次郎尾根を…」なんて、密かに企んでいる私(!?)。
その時は、稲葉ガイドにお願いすることになっているはず。と、勝手に思っている私です。(苦笑・微笑)
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2008/07/d20080723a.html
準備も整って
2008-07-22
ようやく掘り当てた水源地、未だ掘る 08.7.19
とにかく忙しくなる前にと、小屋周りの仕事や登山道の整備等など、海の日の連休前は休む間もなくドタバタしていました。
その中でも、お伝えしていたように、水源地の雪掘り作業は丸2日間も掛かる大仕事でした。でも、ようやく現場を掘り当て、ホースの点検作業も無事に終わって水も出るようになり少しホッとしています。
でも、実は次から次へと、いろいろあります。
この後も、大きな「事件」や「事故」が発生しませんように…。祈るばかりです。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2008/07/d20080723b.html