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紅葉、今日の様子 … 朝日岳と水平道方面
2009-09-25
- 朝日岳山頂方面を見る 朝日平から
毎日のように紅葉の様子を載せています。
昨年の紅葉は、「10年に一度!」と言われた程、それはそれは見事だったことも皆さんの記憶に新しいところですが、さて今年の紅葉は…。
今年の紅葉も、昨年に負けず劣らず素晴らしいのではないでしょうか。
8月末から9月になっても、北アルプス一帯では台風の直撃が未だありません。
また8月末に一度、そして9月10日過ぎ辺りにも、日中の気温がガクンと下がり、特に朝晩に寒い日が数日続きました。
しかし「霜が下りて、葉を傷める」という程ではなく、朝日岳・朝日小屋周辺では氷点下の日も未だありません。
そんな、諸々「適度な好条件」が揃ったからでしょうか、赤や橙色、黄色の色付きが本当に見事です。
- 水平道方面を見る 朝日平から 奥には、どっしりと雪倉岳
私は常々感じているのですが、朝日岳周辺の山々の紅葉は、『優しい紅葉』だと思っています。
常緑樹の緑も、淡い緑に濃い緑と、色とりどり。
そして樹々だけでなく、百花繚乱の姿から、色鮮やかに見事に移ろった草紅(黄)葉。
そんな「彩り」溢れる風景に、見ていて心が癒されるような、そしてわくわくするような毎日です。
なお、朝日岳周辺の紅葉の進み具合ですが、例年に比べて約1週間から10日近くは早いのではないでしょうか。
- 水平道方面を、望遠で撮る 朝日平から
こんな素敵な紅葉を、ぜひ登山者の皆さんに見て頂きたいものです。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2009/09/d20090925a.html
紅葉、今日の様子 … 小屋の裏手
2009-09-25
- 小屋の裏から眺める
しばらく朝日岳方面や水平道の様子にばかり気を取られていましたが、少し前からは、標高の低くなっていく小屋の裏手の斜面辺りも見事に色付いてきました。
- 流れる雲の、影も映って
赤も橙色も、そして黄色も素晴らしい色合いです。
- 彩り鮮やかに、そして優しく、見事な紅葉
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2009/09/d20090925d.html
今日の夕方
2009-09-25
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2009/09/d20090925e.html
小屋閉めに向けて
2009-09-26
- 201号室に架かる、「外スロープ」を撤去
暦の過ぎることの、早いこと早いこと。
あっという間に、9月も残り僅かとなってしまいました。
小屋閉めまで3週間を切って、小屋閉め作業もいよいよ本格的に始まります。
お天気の良い間にと、今日は2階の201号室から外に架かるスロープを撤去しました。
この先はご予約も極端に少ない朝日小屋なので、10月3連休以外、2階の大部屋には誰もお泊りにならない予定ですから。もう外してしまいます。
- 今年は未だ台風の直撃がないので、雪囲いも、一度もはめていない
小屋廻りの雪囲いをはめ込むための用意も、段取り良く進めていきます。
今年は、シーズンが始まる前・5月下旬に一度小屋入りしましたが …多分「人的な要因」で… 2階201号室の雪囲いが壊れていましたから、それをどうするか準備が必要です。
厨房の中では、ガリと三女・かなえが、今日のお客様の夕食の用意をしながら、ストッカーの整理と片付けを始めました。
食料も、とにかく段取り良く(!)使わなければいけないので、これから残された毎日が大変です。朝に晩に、冷凍ストッカーの中を覗き込んで思案する場面が多くなるでしょう。
9月末の朝日小屋。
素晴らしい紅葉を横目で見ながら(苦笑)、スタッフ全員で小屋閉めに向けての作業が続きます。
- 晴れた間に段取り良く仕事を進める、番頭さん・ミゾテ
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2009/09/d20090926a.html
新しいカクテル、その名も…
2009-09-26
- 『朝日岳の、夜は紫』 … 別名「恋のしずく」
つい先日、朝日小屋で“誕生した”、新しいカクテル(!?)。
その名も 『朝日岳の、夜は紫』。 またの名を、「恋のしずく」 というらしい。
カクテルを作ったのは、まさおちゃん。“ゆかり応援団長”さんです。
して、その中味は…「ヒ・ミ・ツ」です。
とても綺麗で色鮮やか、初恋を思わせるようなちょっぴり甘酸っぱい飲み口、それでいて味わいも深く、ひと口飲んだら虜になる、そんな素敵なカクテルのようです。
今度は小屋閉め、まさおちゃんが朝日小屋にいらした時に飲ませて頂けるそうなので。
- 残念ながら、売店では販売しておりませんので、あしからず (微笑) 09.9.14 photo by S
追伸:
そういえば昔、知り合いに、「紫」と書いて「ゆかり」と読ませる名前の女の子がいたなぁ。
まさおちゃんは、そんなことをご存知でこの名を付けられたのかしら。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2009/09/d20090926b.html
若い二人
2009-09-27
- 左・慎ちゃん 右・心クン 今朝、ポリタンクの下げボッカ
週末、若い二人が朝日小屋に来てくれました。
慎ちゃんは、元アルバイト。
急遽ボッカを頼んだら、快く引き受けてくれました。
北又から、あと少しになった『小屋閉め』までにどうしても足りなくなった卵1箱の他、諸々こまごまとした不足の食料品など、約25キロ程の荷物を担ぎ上げてくれました。
本当に助かりました。有難う。
そして、心(しん)クン。
今回は、初めての「栂海新道」。
深夜の午前1時に親不知の海岸を出発して、朝日小屋到着が正午過ぎ。
約11時間で、日本海から北アルプスの最北端・朝日岳まで駆け上がって来たというから、凄い男です。(しかも、JR親不知駅から国道8号線を、登山口まで歩いたとのこと)
夜が明けるまで真っ暗な登山道を4時間以上歩いたことを考えれば、さらりとやってのけるあたり、さすがの“実力派”ですね。
また今日の午後からの下山前、午前中に心クンが朝日小屋~雪倉岳を往復。このコースも初めてだとかで、嬉しそうに出掛けていきました。
「足が速いから、往復5時間もあれば行って帰って来られるょ。お昼ご飯までは戻れるね」と言って、彼を送り出したのが午前7時。
なんと、それから約3時間後の、午前10時過ぎには戻って来た心クン。行き帰りで、3時間10分。少々汗は掻いていたものの、息ひとつ乱れていませんでした。速い。(特に、トレラン選手ではありませんが、鍛え方が違う)
2週間前に来てくれた時の下りでは、彼らに重たい「下げボッカ」を頼んで、その上ビールまで担いでいった二人でしたが、今回の下山は「空の、ポリタンク容器」。
私の実母が毎年作って持たせてくれる『シソジュース』ですが、その空容器を荷下ろしするのをすぐに忘れてしまい溜まっていたので、今日はそれを下げてもらいました。
頼もしい若者たち。
朝日小屋にこんな子たちが集ってくれるのも、また嬉しいものです。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2009/09/d20090927a.html
『男の隠れ家』 11月号
2009-09-28
- 私も泊まって来た、蓮華温泉ロッジ 09.9.9
今日、新潟県糸魚川市在住の中村さんから連絡がありました。
中村さんは、「いりやま岳友会」の代表で、『中俣新道』の整備をしていらっしゃる方です。亡父の頃から、親しくお付き合いをさせて頂いています。
- 蓮華温泉近く、大好きな樹林帯 09.9.9
その中村さんからのお電話。
…ゆかりさん、『男の隠れ家』という雑誌の11月号に、蓮華温泉ロッジさんが紹介されています。
その中に、兵馬ノ平で撮られた写真が載っているのですが、モデルになってくれた女の子たちは朝日小屋に宿泊していった子たちだったらしいですよ。ぜひ今度、ご覧になってください。…
それは、私も何度か本屋さんで見掛けたことのある雑誌でした。
早速、里にいる長女に連絡して、その雑誌を購入してもらいました。本屋さんの話では、11月号は今日店頭に並んだばかりだとか。
『男の隠れ家』11月号では、
秋、爽やかな風を愉しむ 週末、山へ
という内容で、特集記事が組まれています。
その中で、「雲上の絶景温泉」という項目があり、6ページに亘って白馬岳・蓮華温泉ロッジが取り上げられています。
- 早朝、湯煙の中の内湯 (女湯) 09.9.10
中村さんが教えて下さった兵馬ノ平の写真は、かなり大きく載っているとか。(長女の話)
偶然行き会った登山者の方が昼食を食べている風景のようで、若い彼女たちが食べているのは、どうも朝日小屋のお弁当らしいデス。
見出しには、蓮華温泉ロッジさんを「白馬岳・朝日岳への登山口」としても紹介してあるようですね。
私はすぐには読めませんが、ぜひ皆さん、『男の隠れ家』11月号を覗いてみて下さい!!
…ちなみに、モデルになった女の子たちというのは、8月24日の管理人日記に登場してくれた(ストーブに手をやっている)Uさんと、お友達のTさんでした。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2009/09/d20090928a.html
静かな、朝日小屋
2009-09-28
- 今宵は、私たちだけ
今日は、お客様ゼロ。
小屋泊まりもテント泊も、朝日平にはお客様が誰もいらっしゃらない日となりました。
本当は、3名様+2名様=5名様のご予約があったのですが、一組はお天気が悪そうなのでと数日前にキャンセル、もう一組は今朝白馬山荘から「体調が思わしくないので、このまま下山します」との連絡。
大型連休が明けた平日、それも確実にお天気が下り坂とあって、あれもこれも仕方ないです。(無理も無茶も禁物ですから、ね)。
…小屋泊まりもテント泊も、一人もいらっしゃないのは、久しぶりです。
…なので、今日はアルバイトと私だけ。 ミゾテ、ガリ、Pちゃん、かなえ、私。 5人の朝日小屋。
夏の間、そして大型連休中と、いつもの夏ほどの賑わいには程遠かったとはいうものの、それはそれでみんな4ヶ月近い山小屋生活で、疲れがピークに達しているのも事実です。
お客様がいらっしゃらなくても、今日の午前中は小屋閉めに向けた仕事をし、お昼寝をし、夕方また少し仕事をして、ゆっくりと晩ご飯。
明日の朝も、いつものように早朝3時半や4時に起き出さなくてもよい、というのは、気分的にかなり楽ですね。シーズン中には、滅多にありませんから。
(といっても、明日も早出は5時、遅出は6時起きです。発電機を廻し、電話のスイッチを入れなくてはいけません)
そんなこんなで、静かな夜は更けていきます。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2009/09/d20090928b.html