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七夕の夜
2004-07-07
イワイチョウ 朝日平
今夜は七夕。
皆さんは、どこでどんな風な時間を過ごしていらっしゃいますか?
去年の私は、下界にいました。
荷揚げのヘリがいろいろあって飛ばなくて、その夜は下界で空を眺めていました。
今年は、少し雲がかかっていましたが、天の川も見えました。
残念ながら流れ星は見えませんでしたが、人工衛星がゆっくりとした軌跡を残していました。
夏本番です。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2004/07/d20040707b.html
「強運」だったけれど。。。
2004-07-09
猛暑の中、ボッカを終えて
7月3日、「強運だか悪運だか…」と言われながらも(苦笑)、“一発で”ヘリが上がって喜んでいたのもつかの間。。。
ヘリ当日の、その日。
「ゆかりさん、醤油と砂糖がどうも見当たらないんですけど…」
「え〜っつ!?そんなわけないヨ。私ちゃんと注文したし…」
どこを捜してもありません。
結局、業者さんのミスや諸々が重なり、やっぱりヘリの荷物に届いていなかったということが判明しました。
ちゃんと、最終チェックをかけなかった私が悪いのです。とほほ…。
でも「とほほ…」なんてことでは済みません。
とにかく醤油と砂糖がなければ、正直言って「小屋はまわっていかない!」のです。
醤油40キロ、砂糖30キロ。
「ボッカ」しか、手はありません。
今日、永生がボッカしてくれました。
(もちろん、これからボチボチと何度かに分けて運ぶことになりますが)
急遽決まった他の物も含めて、シーズン最初の大変なひと仕事。永生、暑さの中本当にご苦労様でした。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2004/07/d20040709a.html
夢を見ました…
2004-07-10
テガタチドリ 小屋の後ろで
今朝方早く、夢を見ました。
亡くなった父の夢でした。
「新潟へ行って、肺の手術をしてきたんだ」と。
「山へ行きたいなぁ、山へ戻りたいなぁ」と言っていました。
亡くなってから、もう四年。
今まで、こんな夢を見たことはありません。初めてでした。
管理人も四年目を迎え、小屋の中特に受付付近や厨房の中を改装して、少しづつ少しづつ「父の匂い」が薄らいで来つつあるのかなぁ、なんてことを思い始めていたからでしょうか。
父を偲ぶ本がこの秋に出来上がる予定で、今その打ち合わせやら校正やらに掛かっているからでしょうか。
28年間も、ずっと朝日小屋の管理人として小屋を守り、この山を愛してきた父。
どんな想いで、遠い空の上から私のすることを見ていてくれているのでしょうか。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2004/07/d20040710a.html
朝日小屋ホームページの「掲示板」について
2004-09-23
朝日岳山頂
この度、本日04年9月23日をもちまして、朝日小屋ホームページの「掲示板」を取り止めることに致しました。
01年2月のホームページ開設以来、この「管理人日記」共々皆様に大変可愛がって頂いておりました「掲示板」ですが、諸般の事情により、どうしても続けていくことが困難な状況と判断した次第です。
登山者の皆様の情報交換の場として、また朝日岳や朝日小屋を愛してくださる皆様方の交流の場として、幾分かでもお役に立ち、また軌道に乗ってきた矢先の突然の取り止めは何とも心苦しい限りですが、諸々を考えた時、現時点では「掲示板」は取り止めざるを得ないと思いました。
本日まで「掲示板の中止」を決断できなかったことにより、関係する方面の皆様に多大なご迷惑をお掛けしましたこと、申し訳なく思い、深くお詫び申し上げます。
今後とも、今までと相変わりなく、朝日岳と朝日小屋をよろしくお願い致します。
長い間、本当に有難うございました。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2004/09/d20040923a.html
想い
2004-09-23
今日の朝日小屋
北アルプスの、ある山小屋のパンフレットに、こんな文章が載っていました。
『 人は額に汗して、頂に立つと心豊かになります。
北アルプスの厳しい環境の中で毎年忘れずに可憐な花をつける高山植物や、ヒナを必 死に見守る雷鳥の澄んだ目を見ていると心優しくなります。
秋の燃え上がる紅葉の中では、人は人生を振り返ります。 』
私自身も、これからもそんな山歩きをしたいと思っています。
そして、朝日岳と朝日小屋を愛してくださる皆様の、少しでもお役に立てたらという想いを忘れずに、朝日小屋の管理人を続けていきたいと思っています。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2004/09/d20040923b.html
長い間、おやすみしました。。。
2004-09-24
深まりゆく秋を感じて ゴゼンタチバナの赤い実
約2ヶ月の間、「日記」をお休みさせていただきました。
ご迷惑やらご心配やら…、本当に申し訳ありませんでした。
私の中で、まだまだいろいろな想いは渦巻いています。
でも、やっと、またこの「日記」を書き始めようという踏ん切りがつきました。
ぼちぼち、やります。
これからも、応援してください。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2004/09/d20040924a.html
久々に…
2004-09-26
鮮やかに色づいた、ネバリノギラン
出来れば休まずに書き続けようと思った日記。
でも、さっそく昨夜はキャンセルとなってしまいました。
飛び石連休最中の土曜日、さぞかし朝日小屋は忙しく、ゆかりは日記も書けずにバタバタしているだろうと、下界の皆さんは気遣って下さっていたことでしょう。
でもでも。。。
昨夜のお泊りは、3名様。それもお二人は地元の山の会の方だったので、「純粋な」お客様はお一人だけ。
この時季の朝日小屋は、例年「こんな感じ」です。
その代わりと言ってはナンですが、週末を利用して遊びに来てくれた関係者の皆さんと、早々と夕餉の食卓に着きました。
元々アルコールにはめっきり弱い私。シーズン中は、なかなか酔いが廻るまで飲めないお酒ですが、昨日は「調子に乗って」甘い缶チューハイを1本以上も空けてしまいました。あらあら…。
椅子に腰掛けていられなくなってしまった私。夕方6時半過ぎから、朝までぐっすり寝てしまいました。(苦笑)
昨日までは、登山道整備の人夫さん達が何人かいらっしゃって、食事の用意その他に連日ドタバタしていましたが、どうにかそれもひと段落。
8月末から約ひと月、気の抜けない、忙しい毎日でした。
昨日は、いつもお世話になっているSさんご夫妻、今年6回目の朝日小屋となった新潟のWさん、そして長野屋さんのブランデーケーキをお土産にふらりと来てくれた“お酢さん”などと、わいわいと、シーズン終盤の賑やかな週末を過ごしました。
朝日小屋では、10月13日の小屋閉め・下山に向けて、早くもシーツの洗濯など、少しづつ準備が始まりました。
残り、約20日程。
頑張ります。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2004/09/d20040926a.html
雲上にて
2004-09-27
夕方、久しぶりに広がった見事な雲海
今日の夕方は、久しぶりに雲海が広がり、ほんのり夕焼け色にも染まりました。
何度となく台風にも見舞われ、全般的にお天気の良くなかった今年の夏山。
きれいな茜色の夕焼けにも、なかなか恵まれなかった夏のシーズンでした。
でも、久しぶりに見た白く輝く雲をずっと眺めて、深まりゆく秋の気配の中で、私の気持ちも少しづつ少しづつ、落ち着きを取り戻しつつあります。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2004/09/d20040927a.html