北アルプス 朝日小屋

朝日小屋 TEL 080-2962-4639(衛星電話)
北又小屋 TEL 0765-84-8809
開設期間外 朝日小屋連絡所
 〒939-0711 富山県下新川郡朝日町笹川 清水ゆかり
 TEL & FAX 0765-83-2318

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のんびりムードから、一転…

2007-01-22

とってもひょうきんな、うちの子(!?)…未だ、名前が付いてない  07.1.21の画像

とってもひょうきんな、うちの子(!?)…未だ、名前が付いてない  07.1.21

 お正月といっても新年会もなく、山へも行けずにどこかのんびりしていた1月も、一転、先週末からは予定表がどんどん埋まっていきました。

 20日の土曜日は、末娘のセンター試験と、夕方から大蓮華山保勝会の新年会。
 今日22日は、午前中に森林管理署と各山小屋との打ち合わせ会がありました。午後からは「「ば〜」もお付き合い、謙信の一ヶ月健診。
 明日、明後日は総合病院へ。気になっていた咽喉の検査と、整形外科にて右足の抜糸。
 明日23日の夕方からは、とある新年会が急遽決まりました。
 25日の夜にも、会合が入ったりして。
 28日の日曜日には、笹川のご近所の皆さんと新年会があります。

 復活して、やっと「らしく」なってきました。
 ヨシヨシ。

 上の写真のカメさん、とっても可愛いでしょ!?
 「カブトニオイガメ」です。
 21日から、連絡所にやって来ました。ひょうきんな様子が愛らしくて、カワイイんです。
 未だ名前が付いていません。考え中です。

ようやく、『完治』デス!!!

2007-01-24

右足の中で7ヶ月半、私の骨を支えてくれていた「ボルト」  の画像

右足の中で7ヶ月半、私の骨を支えてくれていた「ボルト」  

 今日、A総合病院の整形外科外来で、Y先生に右足の抜糸をして頂きました。

 2針づつ、2箇所の傷口の抜糸は、あっという間に終わってしまいました。ホッ。

 これでやっと、昨年5月末の右足骨折については全て治療が完了、8ヶ月ぶりに『完治』デス。

 いろいろご心配やらご迷惑をお掛けしました。本当にすみませんでした。

 今後は体力の回復と増強に努め、今シーズンも多くの登山者の皆さんに可愛がって頂ける朝日小屋を目指して、ガンバリマス!!!

山へ行くぞ!!

2007-01-24

こんなコトにならないよう…  06.6.29  の画像

こんなコトにならないよう…  06.6.29  

 2ヶ月間半、山から遠ざかってしまいました。
 やっと抜糸も終わり「無罪放免」となって、今週末にはいよいよ山へ。

 12月初めからひと月以上風邪を引いたり、身体が本調子でなかったこともあって、正直山を歩く力があるのかどうか、かなり不安もあります。
 がしかし、“再スタート”しないことには、始まりません。

 やわやわと(方言で、「ゆっくり」のような意味)再開です。
 楽しく歩く気持ちで。

NHKの番組…『山に生きる』

2007-01-25

初秋の装いを見せる「裏剱」と仙人池ヒュッテ   05.8.31  の画像

初秋の装いを見せる「裏剱」と仙人池ヒュッテ   05.8.31  

 (お断り…今回は、中部7県に限定されるそうです)
 
 明日26日の午後8時から43分間、NHK中部7局放映の山関係の番組があるとのことなので、お知らせ致します。

 タイトルは
 
  『山に生きる』
    −北アルプス 立山・黒部−

 (担当のカメラマンからの情報ですが、もしかして題名が間違っていたら、ごめんなさい)

 厳しい自然と、その営みに翻弄されながらも、「山に生きる」山小屋の人々や関係者の皆さんの姿と、四季を通じた北アルプス・立山黒部の豊かな自然の様子と魅力が映し出されるそうです。

 遅くまで残雪が残り、またその量の多さから、例年と比べ登山者の入山がいずれも少なかった、06年の北アルプスの山々です。
 
 昨シーズンは、「平成18年豪雪」の影響で開通が大幅に遅れ、僅かな日数しか通行することが出来なかった、黒部峡谷「下の廊下」。
 その峡谷の中、命懸けで「黒部の山」を守ることに全力を注ぐ阿曾原温泉小屋のオーナーや、山小屋従業員の皆さん。
 
 そして北アルプスの中にあって、岳人の憧れ・剱岳とひと際美しい“裏剱”。
 アプローチが長く、不自由・不便な奥深い山小屋で、永く小屋を守り多くの登山者に慕われ続ける「仙人池のかあちゃん」の姿。

 また映像では、07シーズンからの供用が見込まれる「雲切新道(仮称)」の抜開作業に奮闘する山男たちの苦労とその模様も放映されるということです。

 山を歩かれる多くの皆様、ぜひぜひ、ご覧ください。

 (いずれ、全国放送されるのかしら?)
 (そういえば1月元日からも、NHKで黒部峡谷の映像が全国放送されていて、驚きましたが)

「山に生きる」

2007-01-26

今日の朝日岳  あさひ野小学校前からの画像

今日の朝日岳  あさひ野小学校前から

 NHKの番組「山に生きる」を見た。

 同じ仕事をしている者として見る、いろいろな想い。
 それから、山を歩くひとりの人間としての私の目で見た感慨。

 私も、「仙人池のかあちゃん」や阿曾原温泉小屋の泉さんたちと同じ。この冬が過ぎて春が来て、夏が始まる前には、また山へ。

 今は、大いに『充電期間』。
 シーズンを元気に過ごす為の、準備の時間。

 今日の朝日岳。
 肉眼で、はっきりと朝日小屋が確認できた。
 本当に雪が少ない。というか、田んぼにも道路にも、雪が無い。
 余りに雪が少なくて、それはそれで、山で仕事をする者にしたら、少々不安の種。

 明日の週末は、日帰りで雪を求めて山へ。
 雪が降るらしい。

雪を求めて、瀬戸蔵山・大品山へ

2007-01-28

「同い年山行」記念撮影   大品山にて  photo by 自動  07.1.27の画像

「同い年山行」記念撮影   大品山にて photo by 自動  07.1.27

 雪の山へ行きたくて、同い年の仲良し4人組で、瀬戸蔵山(1,320m)そして大品山(1,420m)へと行って来ました。

 今冬は今のところ本当に雪が少なく、いつもなら雪が豊富にあって楽しめているはずの里山では、標高が低い山でかなりの「ヤブ漕ぎ」を強いられているという情報。
 
 林道を長時間歩くのも辛いだろう、今回は楽しく歩きたいね、ということで、シュンちゃんが提案してくれた瀬戸蔵山と大品山へ。

 らいちょうバレースキー場から、ゴンドラに乗って山頂駅へ。そこから歩いて約1時間ほどで瀬戸蔵山に着きました。
 瀬戸蔵山へは、2度ほど行ったことがあります。今回は、そこから足を延ばして大品山まで行く計画でした。

 瀬戸蔵山までは前日以前と思われるトレースも付いていたのですが、大品山へ向けては“バージンスノー”を踏みしめての山歩きを楽しみました。

 瀬戸蔵山から歩くこと約1時間半弱で、大品山山頂近くに到達。
 時折薄陽が射したりちらちら雪が降ったりする中、ワイワイガヤガヤと賑やかなひと時を過ごした後は、あわすのスキー場へと下山。本当に、素敵な山歩きでした。

 1月の週末土曜日だというのに、歩き始めから下山まで、思いがけず誰にも1人も、1パーティーにも会わなかった今回の山行。
 
 雪も降るお天気で、山の姿は殆ど眺めることは出来ませんでしたが、真っ白な雪の上を、4人だけで歩いた思い出の山となりました。

 

本当に、嬉しかった…

2007-01-28

大品山へ向けて急坂を登る  ゆかり、ガンバル!!  photo by shun  07.1.27の画像

大品山へ向けて急坂を登る  ゆかり、ガンバル!!  photo by shun  07.1.27

 雪の山を歩きました。
 
 2ヵ月半も山を歩いていなくて、かなり不安な気持ちもありましたが、無事に復活、再スタートをすることが出来ました。

 時々立ち止まっては、ブナの林のなかで上を見上げて、雪が落ちてくる鉛色の空を眺めては、「ふーっ」と息をしました。

 「戻って来た…」そんな気持ちで、嬉しかったです。

 抜糸から3日目の右足。
 登山靴に少し触るような感触もありましたが、痛みも出ず、大丈夫でした。

 しかし登りは良かったのですが、大品山からの下りでは、体力不足と筋力の低下がはっきり分かるような状態で、これではいけないと痛感しました。
 
 事故と怪我を恐れて少々神経を遣ったこともありましたが、最後は踏ん張りが効かなくなって、雪の上で何度も転び大騒ぎ。
 転ぶ度にワーワーキャーキャーとうるさい私でしたが、みんな付き合ってくれました。本当に有難う。

 本番間近かの受験生を抱える母なので、余り無理は出来ませんが、それでも娘の予定を見ながら、また雪の山に出掛けたいと思います。

お天気が悪くても

2007-01-28

静寂、モノトーンの世界  大品山   photo by shun   07.1.27の画像

静寂、モノトーンの世界  大品山   photo by shun 07.1.27

 …「荒天決行」…

 シュンちゃんから送られた山行計画のメールに、こう書かれていた。

 「好天」でなく、「荒天」でも、とにかく行きますよ!ということ。そういうこと、ね!?

 そして『荒天決行』でなく、『荒天結構』。

 お天気が悪くて、青い空が全く見えなくても、周りの山並みが見えなくても、それはそれで楽しめるはず。

 モノトーンの世界が映し出す、静寂の世界。
 ブナの林の、ぞくっとする程、物静かで落ち着いた雰囲気。

 それもこれも、お天気がそれ程良くなかったからこそ、見ることが出来た。
 
 静かな、一月の山。