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大ピンチ。。。
2005-06-06
登る、藤岡隊員 文登研にて 05.5.28
小屋開けまで日がなくなってきて、毎日ドタドタバタバタしています。
そうでなくても毎年繰り返される、小屋開け直前の大騒動。手術後で腰を上げるのが遅かったせいで、「かなり騒いでいる!」私です。
あぁそれなのに。。。ここへ来て『大ピンチ』!!
アルバイトが集まりません。。。
今年だけ、朝日小屋だけではないと思うのですが、とにかく若いアルバイトの応募がないのです。
ひと昔前は地元の高校生などが中心だった朝日小屋のアルバイトですが、ここ数年は地元の若者の希望者が極端に少ないのです。
そこへもってきて、大学生の前期試験が7月いっぱいまで続き、夏期休暇の始まりが8月に入ってからということもあって、海の日からの山小屋最盛期に来てもらいたい大学生のアルバイトが集まりません。
多くの山小屋では、かなりの割合で“フリーター”が働いてくれているようですが、それも名前の知られた大きな山小屋さんには集まるのでしょうが、朝日小屋のような小さな小屋で「知る人ぞ知る!?」という小屋には応募が少ないのが実情です。
かなり、大変です。ピンチです。
皆さん、どこかに、若くて『イキのいい!!』アルバイトの子はいませんか。
連絡、待っています!!
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/06/d20050607a.html
町道・湯ノ瀬〜北又線の通行について
2005-06-07
昨年から崩壊している、林道(町道)入り口付近 05.5.22
町道・湯ノ瀬〜北又線の通行について、各方面からお問い合わせを頂いていますが、正式なご報告は今しばらくお待ち下さい。
上の写真は、林道入り口付近(小川温泉元湯のすぐ脇)のものです。
ここは、昨年10月に崩壊したのですが、未だに復旧については具体的になっていないようです。
幸いこの箇所については、迂回することが可能でしたので、林道全体の通行に直接的な支障はありませんでした。
しかし今回、5月中旬に別の地点での崩落が見つかり、今現在朝日町役場ではその対応について検討中です。
それについては、9日午後から役場において、町当局と関係者・関係機関での協議が行われることになり、その場で今シーズンの対応が明確になると思われます。
崩落現場の様子を分析し、役場・関係機関がきちんとした方向性を打ち出すことになるはずです。
関係車輌はもちろんのこと、登山者の皆様が一番気になるのは、タクシーなどの交通機関が利用できるかということだと思いますが、その点も、役場の判断を待つしかないのです。安全が最優先です。
本来なら、いち早く情報をお伝えしなければいけなかったのかと思いますが、事実だけをこの日記に書いても、対応策がはっきりしないままでは闇雲に不安感を煽ったり、また明確なお答えができないことがわかっていましたので、しばらくの猶予を頂いていました。あしからずご了承下さい。
そうでなくても、「朝日小屋の今シーズンの営業は大丈夫なんですか!?」というようなお問い合わせも頂いています。
もちろん、朝日小屋は予定通り営業します。
夏山の計画を立案されている皆様には、いろいろとご心配やらご迷惑をお掛けしておりますが、9日以降までお待ち頂きたいと思います。
昨年、一昨年と高山では悪天候が続き、水害や台風の影響もあってか、山に入ってみると、予想以上に倒木があったり崩れている箇所があったりしていますね。
計り知れない「自然の力」を感じています。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/06/d20050607b.html
今シーズンの、町道・湯ノ瀬〜北又線の通行について
2005-06-09
応急処置で対応 05.5.25
とり急ぎ、ご報告いたします。
町道・湯ノ瀬〜北又線の通行については、大型車輌の通行は原則禁止(一部、条件により許可)。
一番心配されていた、許可車輌であるタクシーの通行については、ジャンボタクシーも含めて許可となりました。
これで、入・下山のお客様の「足」も確保されたということで、とりあえずホッとしています。
しかし、基準以上の大雨が降った時などには通行が制限される場合もありますので、ご利用に際しては、朝日小屋や朝日町役場、タクシー会社などへのお問い合わせをお願いします。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/06/d20050610a.html
05年シーズンが、スタートしました!!
2005-06-14
無事に、小屋開け完了!!
皆さん、いろいろとご心配をおかけしましたが、12日の午後に無事今シーズンの小屋開けが完了しました。
朝から雲が低く小雨が降り、とてもヘリコプターが飛べるようなお天気ではありませんでした。
さすがに4年続いた『ゆかりの強運』も、5年目には力尽きたか!と思われたのですが、どうやら恵振山中腹から上は晴れているという情報が入り、「やりましょう!!」という決断が下りました。
越道峠付近は、ガスで真っ白。「やっぱりダメか…」と思ったのですが、北又のヘリポートに到着した頃には青空が見えてきました。
途中の中断もありましたが、小屋関係者14名工事関係者11名の計25名の人送、そして合計で10トン近い資材の物輸が無事に終わったのが、夕方の5時半近くでした。
前日から荷物の運搬などを手伝ってくれた皆さんにも、本当にお世話になりました。
05年シーズンも、どうぞ朝日小屋をよろしくお願いいたします。
ガンバリマス!!
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/06/d20050614a.html
とり急ぎの情報ですが…
2005-06-14
前朝日岳をバックに 05.6.12
今シーズンの北アルプス、残雪の状況についての情報はいろいろありましたが、山域や標高によってももちろん違いますので、実のところは小屋に入ってからでないときちんとお伝えできませんでした。
朝日岳周辺ですが、小屋の周りの雪で言えば、この5年間で一番多いのではないかと思います。(今日現在の様子です)
昨年の小屋開けの写真と比較してみても分かります。
北陸地方の高山では、4月5月にも降雪があり、山が真っ白になったことが何度かありました。
富山県警山岳警備隊の平野分隊長が、小屋開けの12日に北又から歩いて登って来られたのですが、恵振山も6合目から上はかなりの残雪があり、また夕日ヶ原では夏道がほとんど出ていない状況だということです。
昨日、小屋から朝日岳山頂まで数名が偵察に登ったのですが、こちらもずっと残雪があって夏道が出ていたのは1、2箇所だけだったそうです。
本格的な夏山シーズンに雪の状態がどうかということは、この後の天候次第です。梅雨のお天気が気に掛かります。
早い時期や7月中の登山を計画されている場合は、情報収集に努めてください。
今後正確な情報が入り次第、その様子を逐次ご報告します。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/06/d20050614b.html
大失敗!!
2005-06-14
夕照の雪倉岳、白馬岳、旭岳 05.6.12
いきなり、今シーズン最初にして、最大の失敗!!
小屋開けした12日の夜、その感激を伝えたくて、頑張って日記を書こうと思っていました。
「BANちゃん、日記書くワ。パソコンは!?」
「あれっ、ゆかりちゃん、自分で抱えてヘリに乗ったんじゃないの!?オレ知らんョ!!」
「えぇ〜〜!!うっそぉ〜!!」
忘れてきたんです。。。
小雨まで降るお天気に、かなりのんびり構えていたら、急に「さぁ、やるぞ!!」の連絡が入り慌てて笹川の連絡所を飛び出しました。
その直前までインターネットでお天気を調べていたので、前もって準備していた荷物とパソコンが入ったダンボールが別々になっていたのです。
そんな言い訳はともかくも…(苦笑)、気付いた時は全てが終わったその夜だったのです。
でも、何とかなりました。
他への物輸があって未だ北又に駐機していたヘリコプターが、私の大事なノートパソコンを運んで来てくれました。あ〜ぁ、本当に良かったデス。
そんなこんなで、小屋開けの日記が遅れましたが、これからも、シーズン中は時間の許す限り頑張って書きたいと思っています。
そう思うと、書けなくて一番淋しかったのは、実は私だったのかな。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/06/d20050614c.html
小屋の周りでは…
2005-06-14
未だこんなに雪が… 05.6.12
上の写真は、朝日小屋のすぐ前にある“センター”と呼んでいる建物の周辺の様子です。
プロパンのボンベが見えます。これは去年置いていったものですが、その高さからしても、場所によっては未だ3メートル近い雪がありますね。
右側に屋根だけ見えているのは、テント場のトイレです。屋根しか見えていません。
ここ北アルプスの最北の山・朝日岳周辺では、まだまだ雪が深いのです。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/06/d20050614d.html
『山の神様』に感謝
2005-06-14
小屋のすぐ前 05.6.12
好天に恵まれ、人に恵まれ…
『山の神様』はきっといらっしゃるのだと思います。
本当に感謝感謝、です。
頑張っていれば、これからもきっと応援していてくださいますね。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2005/06/d20050614e.html