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チアキ、カズ、タクミンの3人が、入山
2007-07-12
ガンバって…「イキテイル」 恵振山・2合目付近 07.7.9
夏山ハイシーズンを前に、アルバイトのみんなが集結。そろそろスタッフ全員(7月下旬の組を除いて)の顔ぶれが揃ったような。
毎年1回以上は朝日小屋に顔を出してくれていたチアキ。今年は、1ヶ月間の短期アルバイトを志願してくれました。大助かりです。
昨年秋、諸事情により男子アルバイトの都合がつかなくなり途方にくれていた朝日小屋に、“救世主”(!?)のように現れたカズ。
というか、テント場で無理やり「ゲット!」された彼は、昨シーズンに懲りずに今年も8月末までのアルバイトに来てくれました。
そして、タクミン。彼も、昨シーズンの最終盤に小屋を手伝ってくれた男子です。今日は、遠く秋田から遊びに来てくれました。
なんだかんだとテンヤワンヤだった昨年秋でしたが、小屋閉めまでの最後の時を、精一杯頑張ってくれた彼でした。
そんな3人が、今日は北又から入山。
永生、ひろちゃん、ミゾテ、タイガ、陽子ちゃん、はるみちゃんの6人に加え、一段と賑やかになった朝日小屋です。
20日過ぎにもう一人、7月下旬に一人、そして8月から一人、アルバイトが増える予定。
アルバイトが予定より少なくて大変な目に遭った昨シーズンでしたが、今年は大勢のお客様がいらっしゃっても「ド〜ン!!」と大丈夫なように、受け入れ態勢は準備万端整いました。(笑顔、笑顔)
一日も早く梅雨が明けて、夏の空がやって来ますように!!!
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2007/07/d20070712a.html
登山道の点検整備…パトロール、そして小屋から
2007-07-12
ギンリョウソウ 恵振山にて 07.6.28
連休前に登山道の点検整備をすべく、明日は富山県警山岳警備隊隊員と朝日岳方面遭対協のメンバーが、蓮華温泉〜白馬岳〜朝日岳のコースで、夏山事前パトロールに入ります。
また明後日には、北又からのメンバーも朝日小屋にて合流し、15日からは栂海新道および蓮華鉱山道のパトロールにも出発します。
また朝日小屋からは明日、水平道や蓮華温泉方面の残雪状況の確認と登山道点検に出掛ける予定でいます。
明晩、また明後日の夜以降には、各ルートの状況がお伝えできると思いますので、今しばらくお待ち下さいませ。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2007/07/d20070712b.html
蓮華温泉方面…「花園三角点」まで
2007-07-13
今日の様子…「吹き上げのコル」から蓮華温泉方面を見る
今日は、アルバイトのみんなが、小屋〜水平道分岐〜朝日岳山頂〜「吹き上げのコル」〜「五輪の森」〜「花園三角点」までを歩き、登山道の点検と整備をして来ました。
特に気になる残雪の様子ですが、上の写真を見てください。
昨年の同じ頃(7月14日付の日記)のものと比べるとよく分かるのですが、雪は順調に融けてきています。
蓮華温泉方面の、とりあえず「花園三角点」までの様子ですが、例年と比較しても雪は『多くはない』と言えるでしょう。
雪が残っている所は何箇所かあるのですが、「吹き上げのコル」から下部の箇所が一番雪渓が大きく、それ以外の箇所では雪融けがかなり早く進んでいます。
いずれにしても、雪の残った箇所では、踏み抜きや滑って転倒することに要注意です。注意深く慎重に歩くことが大切になります。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2007/07/d20070713a.html
再び、「水平道」の様子
2007-07-13
今日の、「水平道」
今日は、「水平道」の再確認も行なって来ました。
水平道を通行可能にするかどうかについては、明日白馬岳から朝日岳に向けて実施される「夏山事前パトロール」での結果を待ってからということになりました。
残雪量は、例年並みかやや少なめ、というところでしょう。
しかし『雪が残っている』ことに変わりはありませんので、通行には細心の注意が必要です。
それぞれの技量や実力によって、ルートに対する難易度の評価は違ってくると思いますが、大勢の登山者が歩かれる道ですので、何よりも安全第一を考えて登山道の整備に当たり、また情報の提供も行なっていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2007/07/d20070713b.html
「水平道」は、通行できます!
2007-07-15
「水平道」分岐地点の立て看板
お問い合わせの多い「水平道」の通行についてです。
一昨日から富山県警山岳警備隊と朝日岳方面遭対協による「夏山事前パトロール」が実施され、朝日小屋との話し合いの結果、水平道は通行出来るようになりました。
ただし、雪の量は例年並みといったところですが、残雪は未だあります。
通行については、特に
★ 踏み抜きに、要注意!
★ 木道が滑りやすくなっているので、要注意!
この先、雪がどんどん融け出します。
雪渓の先端部分が、氷状にツルツルして、滑りやすく大変危険になります。
薄くなった部分は、安易に乗ると踏み抜く可能性大です。
残雪の上の通行、及び濡れた木道の通過は、くれぐれも慎重に願います。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2007/07/d20070715a.html
沢状の箇所、2箇所
2007-07-15
7月9日時点の、水平道の様子
水平道には、V字の沢状になっている登山道が約2箇所あります。上の写真を見てもお判りでしょうか。
下から見ると、足下が「ガラ場」になっているのが分かるのですが、上から下りて来ると案外不注意に歩いてしまうのです。
雪を踏み抜いた時には危険な場合もありますので、特に慎重に歩いて頂きたいと思います。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2007/07/d20070715b.html
決して、通れないわけではないんです!!!
2007-07-15
注意喚起のための、立て看板
こうやっていろいろ書くと、不安がられる方もいらっしゃるのではないかと思いますが、水平道の通行は可能ですし、あくまで注意喚起という点からの書き込みです。
薄くなった融けがけの雪の上を、『不用意』に歩いてしまうことが、危険な事故に繋がります。
特に、大勢で話をしながら等などの場合には、注意力は散漫になりがちです。
体重に荷物の重量を加えると、一人最低でも50キロ以上、重い場合には100キロ近くなるはずです。
10人歩けば、もしかしたら1トンもの加重が掛かることになります。
雨や晴れの日が続き、薄くなった雪は耐え切れず「スト〜ン!!」と抜け落ちるのです。
リーダーやサブリーダーで先頭を歩かれる方は、特に慎重に願いたいものです。
「安全の中に、危険がある」のではなく、
『危険の中に、安全がある!!!』
先日のある会合で、言われた言葉です。
小屋でも、この先何度も登山道の点検に出掛けますが、くれぐれも、それぞれの責任と力量での判断をよろしくお願い致します。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2007/07/d20070715d.html
んんん。。。不完全燃焼。。。
2007-07-15
花に淡い紅色の縁どりが無いが。。。これは、ツマトリソウ 恵振山 07.7.9
シーズン初めとしては、なんとも「不完全燃焼」。
昨日今日と、台風の影響をもろに受けて、キャンセル続出。
せっかくの3連休でご予約も戴き、意気込んでいただけに、ガックリ。
災害に遭われた地域・方々のことを思えば、と考えるのだけれど、ふと、昨年7月のアノ『悪夢』が頭を過ぎる。。。
せっかく早々と集まってくれたアルバイトのみんなも、そして私も、毎日毎日お客様の顔を見ずに(シュミレーションだけ)、雑務(と言いつつも、忙しくなる日々を見越しての仕事だけど)を延々とこなす。
台風一過で、梅雨も明けてくれたら…願うのみ。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2007/07/d20070715e.html