北アルプス 朝日小屋

朝日小屋 TEL 080-2962-4639(衛星電話)
北又小屋 TEL 0765-84-8809
開設期間外 朝日小屋連絡所
 〒939-0711 富山県下新川郡朝日町笹川 清水ゆかり
 TEL & FAX 0765-83-2318

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残雪の様子

2009-03-21

山頂直下の様子   09.3.21の画像

山頂直下の様子   09.3.21

 “かんじき”は必要ありませんでしたし、今日登って来た人たちの中には長靴の方もいらっしゃいました。

 雪が登山道上に現れるのは、3合目から。例年も4合目の前後に融けないで残る箇所があるのですが、そこにも雪はありました。
 しかし7合目までの雪は、それほど気になることはありません。

 8合目から山頂にかけては、割合短い距離ではありますが、登山道が急登になる箇所に雪が付いていることや、細尾根の箇所に雪が残っているため、少し慎重に歩かれたほうが良いと思います。

 登りはまだ歩き易いのかもしれませんが、雪の残る下りは勾配が急ですから、特に慎重に。気を付けて下さい。

 お天気の良い日が続けば、すぐにも融けるのでしょうが、来週の天気予報には雪マークも出ているようです。どうなることやら。

今日の朝日岳

2009-03-21

眩しく輝く、今日の朝日岳  負釣山7合目よりの画像

眩しく輝く、今日の朝日岳  負釣山7合目より

 青空に、眩しく輝いて見えました。

 朝日岳も前朝日岳も、朝日小屋も、はっきり見えました。

 あと、85日。今シーズンの小屋開けまで。

負釣山のイワウチワ

2009-03-22

負釣山のイワウチワ   まだ咲き始めたばかり   09.3.21の画像

負釣山のイワウチワ   まだ咲き始めたばかり   09.3.21

 負釣山の春はマンサクで始まり、ショウジョウバカマやカタクリの花も咲くのですが、やはり楽しみなのは登山道を彩るたくさんの「イワウチワ」。

 春3月20日過ぎとはいえ、例年なら、この山のイワウチワにはまだ少し早い時期です。今年はどうかしら、と思いながら出掛けました。

 3合目直下の登山道両脇くらいから、イワウチワの群落が目立ち始めますが、今は葉っぱばかり。

 その3合目直下では、未だ硬く閉じた蕾をぽつりぽつり見つけて「やっぱり、いくら何でも早いんだな」と思っていたのですが…。
 でも、下山時にゆっくり辺りを見渡してみると、登山道の南西斜面に咲き始めたばかりの薄ピンク色の花を見つけました。

 この調子だと今年は満開の頃が少し早まるのかな、そう思って山を下りて来たのですが、今日からはまた肌寒い日が戻ったようですね。
 富山県地方では、水曜日か木曜日辺りから4日間程、また“雪マーク”の予報が出ています。

 負釣山のイワウチワ、可憐な姿が大好きです。
 満開の頃を確かめに、また出掛けてみましょう。

やっぱり、「晴耕雨読」

2009-03-22

負釣山から眺める   09.3.21の画像

負釣山から眺める   09.3.21

 今日は朝からお天気が悪く、日中はずっと雨。

 すっかり忘れていた(忘れようとしていた!?)「提出物」を、ナンダカンダ言いながら、ようやく仕上げる。一日、事務仕事。
 今までやったことのない仕事って、やり始めるまで・取り掛かるまでが、気が重く進まない。そして、結果後回し。。。

 お尻に火が点かないと始められない性格、これが至るところに現れている。あらあら。

 でもでも、青空が広がっていると、外に出たくなる。そんな季節になってきたのかな。

 やっぱり、できれば、『晴耕雨読』。

 …此処のところ、気持ちが、結構しゃんとしている。
 …よかよか。

山を下りてからのお風呂

2009-03-22

負釣山下山後、昨日は「バーデン明日」で  の画像

負釣山下山後、昨日は「バーデン明日」で  

 山を下りたら、やっぱりお風呂に入るのが最高です。
 下山口から家まで車を走らせても20分程ですが、それでも温泉に浸かりたいですね。

 負釣山下山後には、舟見地区に3つもある温泉から選んで、ぜひ山の疲れを癒して下さい。

 昨日は、バーデン明日(あけび、と読みます)で入浴。露天風呂が気持ち良いです。

無題 

2009-03-23

負釣山登山口   09.3.21の画像

負釣山登山口   09.3.21

 今日の日記は何を書こうか、特別な内容もないし今日は書かないでおこうか、なんて考えながら、パソコンをいじって遊んでいた。

 ここ数日、なんとはなしにWBCの観戦が続いた。
 そして昨日は、東京マラソン。

 (根が、スポーツ大好きな人だから。)

 自分でマラソンは走れないけど、マラソンや駅伝の観戦(テレビだけど)が大好きな私としては、いつものように夢中でというわけでもなかったが、それでもちらちら応援していた。

 タレントや有名人の皆さんの走りには、申し訳ないけど特に興味がなかった。
 市民ランナーの皆さんの、一生懸命さや挑戦する姿にもエールを送りながらも、やっぱり世界選手権代表選考を兼ねたレースを真剣に見ることとなった。

 ところが…、先頭集団に「異様な」格好でスイスイと走るランナーを見つけてしまった。
 
 私の目の錯覚か!?…ん!?…かつら!?…まさか!?

 途中まで、先頭集団の中にいたものだから、どうしてもその姿がテレビに映る。
 引退レースのはずの高岡選手は?
 頑張ってほしい藤田選手や尾方選手はどの位置につけてるの?
 そう思いながら観戦していたはずなのに、いつの間にか、「かつら」ランナーに“大爆笑”していた。
 
 そんなこんなで、その「かつら」ランナーは、女子1位の那須川選手とほぼ同時にゴールにやって来て、最後までテレビカメラにしっかりその姿を捉えられて、映ってしまっていたのだ。

 何が凄いって、「かつら」で走ってもタイムは2時間30分以内。選手がサングラス掛けてるだけでも邪魔じゃないって思う私は、「かつら」で走れることがスゴイなぁって。

 そしてパソコンで、その『ゼッケン・130』の男性、その人のブログに行き着いてしまった。

 読んでいてなんか凄く面白くて、というか、こんな面白そうに書けたらいいなって。

 きっとマラソンにも凄く真剣に取り組んでいらっしゃる方なんだろうけれど、さらりさらりとブログを綴っている、そのとっても不思議な感覚(?)。

 そう思ったら、「やっぱり、何か書こう!」…そう思った夜だった。

無題、もうひとつ

2009-03-23

見晴らしの良い、負釣山7合目   09.3.21の画像

見晴らしの良い、負釣山7合目   09.3.21

 マラソン・駅伝好きでなくとも、お正月の箱根駅伝は、おせち料理を食べながらゴロゴロしながら見ている方が多いと思う。
 
 私も、迎えた新しい年は、ほぼ毎年欠かさず決まって元旦の実業団駅伝をテレビ観戦、そして2日3日に必ず見るのが箱根駅伝。

 今年の箱根駅伝の往路、ホントに劇的だった。

 山登りの5区で、「新・山の神」が“降臨”(!)。それが、東洋大学1年の柏原竜二くん。
 
 襷を受け取った時点でトップとの差は、4分58秒。とても逆転できるような距離・時間ではなかった…はず。それを彼は、9位からの大逆転を成し遂げたのだった。しかも、山登りの区間で。

 襷を受け取って、あれよあれよと他の選手を抜いていく彼の姿を見た私は、ビックリした。

 「えっ、この男の子って、もしかしたらあの人の息子さん…!?」

 それ程、顔も雰囲気も良く似ていたのだ。そして苗字が一緒。
 
 「これはホントに、あの方の息子さんに間違いないのでは。やっぱり、こんなスゴイ子どもさんが居たんだ」と、もはや私の完全“独りよがり”(苦笑)。

 北アルプスで冷池山荘・種池山荘・新越山荘の3つの山小屋を経営する、柏原さん。

 柏原さんは、山を歩かれても、ホントに足が速い方。コースタイムの半分で、2日間の行程を一日で歩かれる。そして走るほうでも、フルマラソンにも挑戦されるほどの実力の持ち主。

 その柏原さんと苗字も一緒、顔立ちもそっくり!…となれば、これはもしかしたら、いや絶対にそうかもしれない!

 お正月以来、そうずっと思い続けていた私(いつも、思い込みは激しいほう!?)。
 でも3月初め、山小屋組合の総会で柏原さんにお会いした時、そのことをお話したら…完全否定だった(苦笑)。

 山小屋のオーナーの皆さんたち、フルマラソンを走る方が何人も。走れるって、すごいなぁ。
 
 いつもそう思っていた。
 そして、そんな憧れと羨望が生んだ、「大きな誤解」「大きな思い違い」だった。。。そんな話題。

 その柏原さんのホームページも、いつも楽しみ。

 冷池山荘・種池山荘・新越山荘のホームページは、
 
     http://www.kasimayari.jp/

とっても嬉しい知らせ

2009-03-24

朝日岳を眺める  殿町地区から   09.3.21の画像

朝日岳を眺める  殿町地区から   09.3.21

 「ゆかりさん…」
 
 携帯電話から、いつも優しく話しかけてくるその声は、Tちゃん。
 私の様子伺いだったり、朝日小屋に来る時の連絡だったり、そして自分の近況報告だったり。

 その彼から、夜に電話。
 「ゆかりさん…」の声を聞いただけで、その少し改まった様子が、電話口から伺えた。

 「ゆかりさん、実は…」

 おめでとう!!やったね!!!

 そんな嬉しい、とっても嬉しい知らせだった。

 ご両親以外に、真っ先に私に報告してきてくれたのだとか。本当に有難いこと。

 良かったね、ホントに良かった。

 時々話は聞いていたものの、もう少し先かなって思っていたから。何だか、自分のこと以上に嬉しかった。

 いろんなコトがあったね。
 あれから、8年。
 みんな、そうやって幸せになっていく。本当に嬉しいこと。