北アルプス 朝日小屋

白馬岳をバックに　黄葉も進みます

　午前中、ホンの少しの時間、小屋の周りをうろうろ。

　お日さまが眩しすぎて、写真を撮るには良かったのかどうか。
　なんて、そんなこと気にする腕前でもないのですが（苦笑）。

　少しずつ、使わない部屋のシーツ類の洗濯も始まっています。
　昨日今日は、お天気が良くて気温も高かったので、洗濯物が良く乾きました。

　トモとＰちゃんは、昨シーズンオフの間に壊れてしまった「雪囲い」を新しくして、その板に防腐剤を塗る作業に没頭していました。

　晴れている間に、せいぜい仕事を進めます。

　小屋閉めまで、あと４週間となりましたから。

白馬岳・旭岳の山並み　右奥には剱岳

　昨日は、Ｐちゃん・みさきちゃん・りょうこちゃんの３人がご来光を見に行きました。

　今朝は、トモの番でした。

　朝日岳山頂の新しい標柱は、本当にどの角度から撮っても「絵」になりますね。

　今朝は、富山湾に浮かぶお月様と街の灯り、そして「影朝日岳」も見えていたようです。

　以下、写真はトモ。

今日のおやつ　若い子たちが作ってくれた甘味

　今宵は、中秋の名月。

　中秋の名月と満月が重なるということらしく、この先は８年後にようやく同じ現象となるようで、「今夜のお月様は、必ず見なさいね」と、わざわざ実家からも電話が掛かってきました。

　残念ながら、まん丸のお月様の写真はなく、その代わり（？）今日のおやつにみんなで食べた甘味の写真。

　里では、そろそろ虫の鳴き声がする頃なのでしょうか。

　秋、秋…ですね。

そして、今日の夕焼け

今朝のおやつタイム　山を眺めながら「外（そと）茶」

　昨日の甘味「おやつ」に続いて、今日のおやつ紹介。

　毎日早朝４時前から起き出す、山小屋の仕事。
　お泊りゼロ以外、お客様が例えお一人の時でも、起床は毎日３時４５分頃。

　来る日も来る日も、発電機を廻し、すぐさま朝食の準備に取り掛かる日々が続きます。

　お客様の朝食は、シーズンを通して毎朝５時から。
　そして、私たちの朝食は６時から。
　６時半からは、シーズン中欠かさず毎日、ラジオ体操をします。雨の日も風の日も。

　そんな生活の中で、午前中のおやつと、昼食を挟んで、休憩後の午後のおやつは、若いみんなにとって一息入れるのに欠かせない時間です。

　私が用意して荷揚げしてきた駄菓子などの他に、常連さんやお客様たちから美味しい差し入れを頂いたり、おやつを手作りして食べたり、いろいろです。

　今日午前中のおやつは、ヨーグルトその他。

　今は常温で長期保存できるヨーグルトがあり（結構お高めですが）、手作りジャムやドライフルーツ、グラノーラや蜂蜜を掛けて食べています。

　ちょっとスーパーまで、と買い物に行けないのが、山小屋暮らし。

　なんだかんだと楽しく、そして美味しく、生活に変化を求めて、元気よく過ごしています！！！

樹々の様子にも、全体の雰囲気にも、少しずつ変化が　　今日の朝日平から

　台風１８号が過ぎて、翌１７日から今日で丸４日間、快晴の毎日が続いています。

　夏にもなかったような、一日中ガスも湧いてこない、本当に清清しい秋空が広がっています。

　ここ数日、日中は晴天で気温も上昇していますが、さすがに夕方以降になるとかなり肌寒さを感じ、夜間は特に気温がぐっと下がっています。

　この昼夜の寒暖の差の激しさが、ここのところ紅葉の度合いを加速させているのでしょう。

　毎日、移り変わる山肌を見るのが楽しみな時季になってきました。

黄葉も色鮮やかに

雪倉岳を望む　遠目で見ても、山肌に微妙な変化

色鮮やかに、黄葉して　今日の朝日平にて

　ひと際、色鮮やかな黄色。

　ミネカエデが、とても綺麗です。

中秋の名月、名残りの月　

　今日の朝、午前５時４７分頃。

朝日岳山頂直下から、犬ヶ岳と栂海山荘　奥には白鳥山と白鳥小屋　13.9.3

新潟県・上路集落から「坂田峠」に至る林道についてのお知らせ

　新潟県糸魚川市役所・青海支所から入った連絡によると、

　先日９月１６日に、台風１８号による大雨の影響で発生したと思われる土砂崩れにより、

上路集落と坂田峠の間

　山から下ってきた場合、

　坂田峠から上路集落に向けて約２キロ下がった地点の、「冬道橋」付近で通行止め
　となっております。

　下から、山に向かうと

　上路集落を過ぎ、林道・橋立～上路線を行くと、林道・山姥線に入る三叉路の交差点から約１キロ進んだところ辺りで通行止め。

　約１０箇所で土砂崩落があり、通行止めの措置を取っているとのことです。

　復旧の見通しは、１０月中旬となるようです。

　以上のことにより、

　もし朝日岳から栂海新道を下った場合、

親不知海岸の最後まで歩き通す場合には、全く問題はありません。

　しかし、親不知海岸まで下りずに、坂田峠でカットしてタクシーを呼ぼうと計画していらっしゃる登山者の場合は、

坂田峠から約２キロ歩かなければいけません。

タクシーも、そこまでしか迎えに来てくれません。

栂海新道を計画中で、坂田峠を使用の場合は、ご注意願います。

　詳細は、新潟県糸魚川市役所・青海支所・振興係
　ＴＥＬ　０２５－５６２－２２６０　までお問合せください。

　なお、タクシーご利用の場合は、タクシー会社ともご相談願います。

　日帰りで、白鳥山や、栂海新道を途中まで登ろうと計画の登山者の皆様も、ご注意願います。