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蓮華方面の様子
2013-07-28
- 「吹上のコル」付近から下、八兵衛平方面を見る 13.7.25
25日に、蓮華温泉方面に作業に行った時の写真です。
未だ、雪はたっぷりあります。
特に、朝日岳から蓮華温泉に下山される時は、下り斜面をトラバース気味に降りることになります。
雪上の歩行に不安がある方は、アイゼン(6本爪以上)をお持ちください。
また、八兵衛平を過ぎても、雪の斜面が出てきます。
融けがけの雪は、硬く締まっています。キックステップを確実にして、一歩一歩着実に蹴りこんで歩かれたら良いかと思います。
小屋のほうで、作業をしてステップを切ったりベンガラを撒いたり、いろいろしてはおりますが、雪の状況は、日々変わります。
確認作業を怠らず、ぜひ慎重に歩いてください。
- 山の上では、まだまだ桜も咲いていました 13.7.25
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2013/07/d20130728b.html
う~ん。。。
2013-07-29
- 「天気、キャンセル」で、赤く線を引かれた予約台帳 13.7.29
上の写真は、今日の予約台帳。赤線だらけ。キャンセルです。
今日のご予約は、当初80名様以上。
週明けの平日月曜日でしたが、大勢のご予約に、スタッフも私も張り切っていました。
しかし、29名様のツアーが、白馬大池山荘を早朝に出発し三国境までたどり着いたものの、暴風雨によりその後の行動を不能と判断し、白馬山荘に逃げ込み行動を中止。
あえなく、朝日小屋宿泊はキャンセルとなりました。
他のお客様も、前々日・前日から、そして当日キャンセルもあり、結局本日のご宿泊は12名様。
それでも大雨強風の中、おいでくださった皆様には、本当に有難かったですし、本当によく来てくださいました。
が、「海の日」3連休の日も天候が悪く、大幅キャンセルだったわけで、それに告ぐ大打撃です。
あ~ぁ…。
う~ん…。
『奥の小屋』『2日目の小屋』『長い、遠い小屋』は、最近はお天気が悪いとお手上げです。
- ストーブ・除湿機を稼動して部屋を乾燥させつつ、洗濯物も乾かしたり 13.7.29
今日は、前日も大雨だったものですから、小屋全体が湿気をたっぷり含んでいて、しかも濡れたザックや衣類でお布団まで湿ってしまったり。
そんなこんなを一掃すべく、ストーブを焚いたり除湿機をフル回転させたり。
小屋の状態を元に戻して、スッキリさせるために大掃除でした。
まあ、そうは言ってもとにかく天候には敵いませんから、特にしょげ返っているというわけでもなく、今日も明るく元気にやっている朝日小屋です。
明日、天気になあれ!!!
こんな日は、美味しい夕食を食べて、英気を養いましょう!!!
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2013/07/d20130729a.html
奥の、山小屋です!
2013-08-01
- 7月2日の、朝日平と朝日小屋
朝日小屋は、北アルプス最北に位置する、奥の山小屋です。
どこから来ても、長い遠い山小屋です。
実は今シーズンになって、2件ほど、ご予約をお断りしたケースがあります。
(もちろん、通常滅多なことでは、宿泊のお断りはいたしませんが)
今日、そのうちの1本のお電話が掛かってきました。
「3日だけど、白馬大池山荘から行くんだけど、もしかしたら到着が夜6時くらいになると思うんだけど、よろしく」みたいな(!?)
申し訳ありませんが、お断りさせて頂きました。
いろいろと事情はおありなのかもしれませんが、お電話のお話と内容から、他のお客様のご迷惑になるかもしれないということもあり、また遭難防止対策上も「承知しました」と判断できるようなことではありませんでしたので、宿泊のご予約はお断りさせて頂きました。
白馬大池山荘から朝日小屋へおいでになるお客様も、大勢いらっしゃいます。
最近の中高年の皆さんなら、10時間以上はかかるのではないでしょうか。
しかしどなたも、それなりに早出をされて、しっかりと歩いて来ておられます。
北アルプス最北端に位置する朝日岳は、懐の深い山です。
そして夏山であれば、しっかり歩ける力さえあれば、どなたにでもお越し頂ける山だと思います。
しかし、いついかなる時も、しっかりと準備を整えて、山に入って頂きたい事だと考えます。
『早出、早着き』は、山の大原則です。
朝日小屋への到着は、余裕を持って午後3時頃までに。
遅くとも、4時頃までには小屋に入って、翌日の行動に備えて心身を休ませましょう。
足が遅いから、もっとお花の写真を撮りたいから…
時間が掛かることが予想される方は、その日の出発を早い時間に設定し、余裕のある行動を心掛けてください。
皆さん、歩く時間はあまり変わらなくても、休み時間の取り方などで大きく差が出てくることもあります。
あまり休みすぎないように、「テンポよく」歩かれてはどうでしょう。
装備だけでなく、時間にも心にも余裕を持ち、山を安全に、そして楽しんで歩いてくださいますよう、重ねてお願いいたします。
- ライチョウのひなたち 13.7.9
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2013/08/d20130801a.html
速報、蓮華方面雪の状況
2013-08-05
- 昨日・8月4日の様子 「吹上のコル」より下がって、上部を眺める ポツンと見えるのは人
昨日、山岳警備隊の若木隊員と小屋からPちゃんが出て、蓮華温泉方面を八兵衛平の下まで、偵察を兼ねてベンガラ撒きと雪のカット作業に行って来ました。
今年は、まだまだ雪が残っています。
写真で見て頂くと分かると思いますが、長さにしてまだ200m近く雪が続いています。
写真で見て頂くと分かると思いますが、長さにしてまだ200m近く雪が続いています。
朝日岳方向から行くと、「吹上のコル」から下は
これまでは斜面の急傾斜度を考慮して、高巻きをしてもらっていましたが、
より安全度を考えて、
通常の夏道ルートに近い形でステップを切り、
ベンガラも撒いてきました。
高巻きルートには踏み跡も残っていますが、
ステップを切ってある方向で降りていただくように、お願いいたします。
また、蓮華温泉から登って来られると、高巻き道に踏み跡がありますが、ここはピンクのテープで通行止めにしてあります。
全体に、「吹上のコル」から八兵衛平の下までは、未だ結構雪が残っています。
特に朝方は、雪が硬く締まって歩きにくくなっている場合もあります。
雨が続いていますが、思ったより雪解けが進んでいないのが現状です。
雪上の歩行に自信のない方、不安のある方は、もうしばらくの間、
アイゼンやダブルストックの使用をお勧めします。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2013/08/d20130805a.html
もしかして。。。
2013-08-09
- 今朝のお茶タイム 夏の空が眩しい 13.8.9
もしかして私、今シーズンは、「受難」のシーズンかも(!?)。
チクチクと。。。
痛い。。。
でも、スタッフのみんなが一生懸命やってくれているので、私も頑張らなくては!!!
- タカネナデシコも花盛り 「吹上のコル」近く 13.8.8
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2013/08/d20130809a.html
お陰様で…
2013-08-19
- ようやく、この笑顔が出るように… 13.8.17
大変お騒がせしておりましたが、どうにか病も「山」を越えて、少し平静になってきたようです。
未だ、少し患部に痛み(チクチク感)や痒みもありますが、それでも食べれるようになりましたし、通常の業務には支障がないようになってきました。
これ以上酷くなったら、『強制送還』(!?)されるのではないかとも思いましたが、最悪の状態の時でも一日中寝込むことはなく、フラフラになりながらも、どうにか夏山シーズンを乗り切れるところまできたようです。
スタッフのみんな、そして「エプロン部隊」で手伝ってくださった皆さん、ご心配やらご迷惑をお掛けしました。有難う、感謝しています。
今まで以上に、身体と心の健康に気をつけて、笑顔を絶やさず仕事が出来るよう、ガンバリマス!!!
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2013/08/d20130819a.html
元気になりました!!!
2013-09-04
- 新しく建て替えられた、朝日岳山頂の標柱横で photo by 自分 13.9.3
いろいろと皆様に、ご心配やらご迷惑をお掛けしておりましたが、ようやくすっきりと、“ホントに!”元気になれました。
8月いっぱい、どうもグズグズしていた私ですが、ここにきてやっと「山を歩く、気力と体力」も戻ってきたようです。
昨日は、小屋~朝日岳山頂~「吹上のコル」まで。
そして今日は、登山道の視察に来られた関係官庁の方々や工事関係者の皆さんと一緒に、小桜ヶ原まで行って来ました。
本当にご心配をお掛けしました。
「小屋閉め」まで折り返しを過ぎましたが、まだまだガンバリマス!!!
- 大好きな場所で、『山』から元気をもらう 13.9.3
- ライチョウの親子に遭遇 ひな鳥たちも大きくなって 朝日岳山頂直下 13.9.3
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2013/09/d20130904a.html
朝日岳山頂周辺の標柱が、整備され…
2013-09-04
- 新しくなった、朝日岳山頂の標柱 4方向に文字が 13.9.3
8月末まで朝日岳にあった、山頂を表す標柱は、積年(多分、30年以上?)の風雪に耐えてきましたが、かなり老朽化して、しかも山頂であることや標高を記した文字もすっかり消えてしまい、登山者の皆様からは「一体、どこの山で記念撮影したかも分からない。どうにかならないのか!」とお叱りを受ける事態にまでなってきておりました。
- 慣れ親しんだ、8月末までの標柱 長い間有難う! 13.8.31
数年前から関係省庁に、新しい標柱の設置をお願いしてきましたが、この度の登山道工事と一緒に整備して頂くことが出来、ようやく念願が叶い、関係者一同本当に喜んでいます。
また、合わせて、朝日岳山頂付近やその周辺、また朝日小屋や水平道付近の標柱も新設して頂くことが出来ました。
- 小屋の前にも、立派な標識 記念撮影にも!
今回、諸々の整備をして頂いたお陰で、なんだか朝日岳の気高さが増したような、グレードがUPしたような、そんな雰囲気さえも醸し出されているようで、本当に嬉しい限りです。
この標柱設置は、道迷いなどの遭難防止対策にも大いに威力を発揮することは間違いありません。
ぜひ、新設なった朝日岳山頂の標柱の横で記念撮影はいかがでしょうか。
皆様、ぜひ楽しみに上山くださいませ!!!
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2013/09/d20130904b.html