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3日からは、北又小屋へ
2004-05-08
5月5日現在の、北又小屋の様子
2日(日)に剱沢から下山し、翌3日(月)〜5日(水)までは北又小屋そして恵振山の5合目まで行って来ました。
今回は、昨年と同じく大蓮華山保勝会会員で朝日岳方面遭対協救助隊員の水野幸正さんに同行してもらい、写真家の森下 恭さん、今シーズン北又小屋の小屋番をお願いした米沢さんも一緒でした。
湯ノ瀬〜北又間の町道は、まだまだ残雪に覆われ、また場所によってはデブリが出ていてかなり危険な箇所もありました。私たちが歩いている途中でも、雪塊が崩落してきたり、沢で雪崩の発生が確認されるなどもしました。
保勝会の安全登山研修会(4月25日)から約1週間ほどでしたが、その間好天に恵まれたこともあってか雪融けはかなり進んでいましたが、車両も途中までしか乗り入れることは出来ず、特に越道峠から北又にかけては町道(林道)の大半が未だ露出していない状況にありました。今後朝日町役場と業者によって、除雪と危険箇所の点検と道路補修などが行なわれる予定です。
北又小屋の周囲は、殆ど雪が融けていました。小屋の前にあるのは、屋根雪が落ちてきたものが融けずに少し溜まっている程度。
小屋は雪の影響で傷んだ箇所もなく、3日は夕方まで4人で周りの雪囲いを外したり窓を開けて空気を通したりなどの作業をしました。
ただ、町道の完全開通は6月初めになると思われますし、完全に小屋開けしてこれからずっと小屋番が入るということではありませんので、帰りにはまた入口は塞いで来ましたので、利用は出来ません。
昨年と比べても雪の量はやや少なめのように思いますが、それでも北又の「本格的な始動」は未だ少し先になります。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2004/05/d20040508c.html
慎重に歩く
2004-05-08
町道湯ノ瀬〜北又間の様子 04.5.3
上の写真は、越道峠を越えて北又小屋側に下った箇所です。手前にかなり大きな雪塊がなだれ落ちてきている様子が分かるでしょうか。
斜面は、細い雑木が雪の下敷きになっているのですが、その雪が大きな塊となって不気味な音と共に一気に落ちる様を何度も目撃しました。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2004/05/d20040510a.html
まだまだ雪が残って
2004-05-08
越道峠の手前 04.5.3
北陸地方の奥深い山の中では、春はもう少し足踏みもしているようですね。
でも、周りでは山菜が芽を吹き始め、樹々は日に日に緑を増していきます。
雪融けも、この後は一気に進むはずです。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2004/05/d20040510b.html
「森の精」
2004-05-09
恵振山3合目 04.5.5
4日は雨で“沈殿”しましたが、曇り空に小雨が降った程度だった5日は恵振山の5合目まで行って来ました。
昨年7合目まで行ったのは5月20日でしたが、今年は雪融けが早そうだというので、それより2週間早く登ってみたのです。
今年の残雪は、5合目辺りでも昨年より少なめだったと思います。
しかし、不思議なことに雪の量に比べてブナの芽吹きは遅く、新緑はそれ程ではなくて、5合目のブナは未だ冬の衣を被ったままのようでした。
これは、4月末に2度も冬型の気圧配置になって寒波に見舞われた影響があるのではないかと思われます。春の仕度をしていた樹々たちも、あんなに寒い思いをしてもう一度冬の衣を纏い直したようですね。
3合目辺りまでは、芽吹いたばかりの緑が濃い靄のなかにも鮮やかでした。
手付かずのブナの林には、まるで「森の精」が住んでいるようでした。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2004/05/d20040510c.html
静かに
2004-05-09
恵振山2合目 04.5.5
シーズンに入る前に、こうやって自分の山を歩くのは、本当にいいものです。
もちろん、登山道の様子を見たり点検したり、危険箇所のチェックもありますが、その時々の『山』の様子に触れられるのが、今の私にはとても幸せなことです。
静かに、山を歩く…。
とても、気持ちが落ち着きます。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2004/05/d20040510d.html
5合目では
2004-05-09
恵振山5合目 04.5.5
恵振山5合目では、ブナの芽吹きは未だ始まったばかりで、その緑もまばらでした。
夏の間、5合目のど真ん中にでーんと聳えて、涼しさを感じさせてくれるブナの大木たちも、未だ葉を広げていないので、何だかいつもよりずっと細く感じられました。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2004/05/d20040510e.html
「母の日」に
2004-05-10
雨に濡れたイワナシ 04.5.5
昨日の日曜日は、「母の日」でしたね。
私も娘たちからそれぞれプレゼントをもらいました。
いつもは仲が良いのか悪いのか全く分からない(!?)一卵性双生児の二女・三女も、この連休中に実家で顔を合わせた時に話し合ったのか二人の連名で洋服をプレゼントしてくれたり、末娘からも靴下などもらいました。
私には男の兄弟もいませんし、子どもたちも娘ばかり4人で、男性が母親に抱く感情は全く分からないのですが、歳を重ねると女同士はいいなぁってつくづく思っています。
新年度が始まってひと月。
娘たちはそれぞれ新しい生活を踏み出していて、母は安心して「山の上」に行けそうです。
長女は、町内の特別養護老人ホームに介護職員として勤め始めました。細かい交代勤務があり夜勤も入って大変だとは思いますが、彼女なりに楽しく頑張っているようです。狭い町なので顔見知りの老人の方も多く、張り切っています。
二女・三女は、6月に二十歳になります。
二女は、この12日に念願の「戴帽式」を迎えます。いよいよこれから、看護の専門知識を身に付けるべく厳しい勉学と実践の道のりが待っているとは思いますが、困難に負けずに頑張ってほしいと思っています。
三女は四年制大学の短期大学部に通っているのですが、大学受験の時には“失敗”しましたので、どうやら来年は思うところへの編入を目指して動き出そうとしているようです。夏休みには山へも手伝いに来てもらいたいのですが、今のところ受験勉強を優先させなければいけないかもしれませんネ。
志望高校に合格した末娘は、毎日早朝5時40分には家を出て、5時53分発の電車に乗って学校へ通っています。朝7時過ぎには学校へ着いてレッスン室でピアノの練習をして、夜は夜で“途中下車”してマリンバの先生の教室に寄って毎日欠かさず練習。家ではまさに「寝るだけ」の生活が続いていますが、毎日とてもとても楽しそうです。
母は頑張らなくてはいけない、といつも自分に言い聞かせています。
「…されど、母は強し」です
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2004/05/d20040510f.html
山開き登山会について
2004-05-11
富山県警の雪上車の前で 室堂平 04.4.30
今シーズンの朝日岳の山開き登山会は、6月26日(土)〜27日(日)の1泊2日の日程で開かれます。
連休明けの6日から、朝日町役場まちづくり振興課(町観光協会事務局)で受付が始まっています。
今日の正午現在の申し込みは、定員80名に対してまだまだ余裕があるという状況だそうです。
この後、14日(金)まで申し込みを受付けるということですので、山開きにぜひ参加してみたいと思われる方がいらっしゃいましたら、役場担当課までお申し込み下さい。
参加年齢や参加費用など、詳しいことは担当にお尋ねください。
私は、明日(12日)は松本へ出掛けます。
日記はお休みさせて頂きます。よろしくお願いします。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2004/05/d20040511a.html